どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(いいね順)

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こんだけ『タコピー』に関する「考察」が溢れてるのに、一方で「批評は嫌い」みたいなのがある。これは一体どういうことなのか。彼彼女の中でこの二つはどう区別されてんだろうか。まさか「考察は”好き”の別表現で、”好き”は売り上げに繋がるからセーフ(作家の事情を汲めるが良いファン)」とかじゃ…
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昔、自転車でアメリカ横断した知人…の知人が「大自然の美というが、本当はそんないいもんじゃない。恐ろしいもんだ」と言ってたな。でもそこに少しでも人間的なものが混じると、一瞬で温かみのあるものに変わるとも。荒野は恐ろしいが、そこに一軒家が見つかると、荒野自体を美しく感じるようになると
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現代人のあかんところは、「アレは文体模倣ごっこだ。小林秀雄ごっこだ」的な悪口は上手いくせに、基本の基本「人は誰かの真似をしながら、自分がカッコいいと思う人の真似をしながら、自分のスタイルを作るものだ」という発想をすぐ忘れることですよ。そして「自分のスタイルを作る」必要性すら忘れる
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しかし、道行く人がみんな月を見上げてる、というのはなかなかいいな。男も女も、子供も老人も、みんな同じ格好してる。これは一種の月の力ですよ。ほんと。
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『哲学者の森岡正博は、対談のなかで以下のように述べている。 私は「自殺を防がなくてはならない」という前提には、深掘りしていくと実は根拠がない、その底にはぽっかりと穴が空いているんだ、という気づきは、決して隠蔽すべきではないと思います』 信用できる人だ。 gendai.media/articles/-/100…
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↓「芸術に触れていれば「感動」がどういうものかわかるようになる。感動わかれば、感動と興奮の違いもわかるようになり、感動と興奮を取り違えることもなくなる」云々は、とても良い指摘と思う。感動した経験が少ない人は、興奮を感動と錯覚するから、ヘイトデモなんかに生きがいを見出しちゃうんだと
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↓前も書いたけど、私は『ダークナイト』を初めて見た時、ジョーカーが次々と自分の悲惨な過去をでっち上げる描写に興奮したんだよ。アレはドラマでよくある「僕は子供の頃のトラウマで、こんな性格になった!だから事件を起こした!」的描写に対する「嘘つけ!人間はそんな単純な存在じゃない!」だと twitter.com/madanaizo/stat…
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宇多丸の「映画を見て泣くのが好きという人は、泣きたいという感情を弄ぶのが好きなだけじゃないの?」という嫌味が好きなのだが、同時に「別にええやん」という気にもなる。映画から刺激される感情なんて、本物の怒りや悲しみに比べたら全部偽物。一時的なものだよ。それを垂れ流して何が悪いっていう
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読んでて笑っちゃったけど、でも俺も映画(特にネトフリ系)見ながら、こういう”チェックポイント”が頭に浮かんでくる作品増えた。ソレを汲み取った感想書くとSNSでウケるだろうなぁ、となる作品が(実際ウケるのだ)。それが悪いワケじゃない。でも映画ってそれだけのもんか note.com/bungakuplus/n/…
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地元に人気講談師が来るらしく、チケット売り場に早くから人が並んでた。で、知り合いのおばちゃんがいたから「好きなの?」と聞いたら「全然知らないけど、凄い人らしいから!」って。昔はこういうのをバカにしてたが、実は大変大事な態度と思う。「よく知らないけど、凄いらしいから見とくか!」精神
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作品を味わうにも「教養」がいるからね、という奴はこういう単純なものを見落とすからイカン。〇〇鑑賞はね、常に身体的行為なんですよ。
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この前TVでニコラ・テスラの伝記をやってたけど、彼が電気に興味を持ったのは猫に触れた時の静電気が切っ掛けだったとか。で、父親に「それは静電気。世界中どこでも存在する」と聞かされた時「世界は電気で出来ている」ではなく「世界は猫で出来ている」と思ったとさ。この辺が凡才と天才の違いかな…
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「作品を褒めるのは…貶すのは…」ということより、「あの作品はここは良いがあそこはダメだ」「出来はいいが、思想はアウト」みたいなのが伝わりにくくなってる方がマズイと思う。駄作は全編ダメ、傑作は全編イイ、みたいな感じで。「マーヴェリック」だって、他国を攻撃するのは…で揉めたじゃないか
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自分の仕事を卑下する延長で、つい「やっぱ「職人」は偉いよ」とやってしまうが、そんな時は『ぴっかり職業訓練中』に出てくる職業訓練校の先生の「職人は誰でもなれる」という言葉を思い出すことにもしてる。「実力差はあるが、食べていくくらいの腕ならいつか身につく。箸とか使えるのと同じ」っての
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やっぱ人間弱いからな。作ってる時「悪人も悪気はなかったんだし、もっと人間らしい面も…」とか「うーん。確かにそうしたら盛り上がるけど、別にそこまで主人公が酷い目にあわなくても…」とかヌルいこと思っちゃうんだよ。そこで「悪人」が来て、ちゃんと「殺せ!」と言うことで映画が面白くなるのだ
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某有名音楽家のライブへ行ったら、地元のオッサン達が前座で演奏しててさ。その中に近所でよく見る冴えないオッサンもいて、細野晴臣の『ろっか・ばい・まい・べいびい』を一人で演奏してた。コレが最高だった!でもそれは漫画でよくある「普段は冴えない奴が、ライブで急に輝いた」的な意味じゃないよ
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↓SNSやってると感覚狂うけど、本来、映画を見て感想を言う必要とかないからな。ましては上手い感想を言う必要はもっとない。基本的には見てる間だけ「ぐあぁぁ~ときて、心臓とかバクバクいって」るだけで、十分なんですよ。つまり「心臓がバクバクい」っただけで、感想とか特にないのも「普通」。
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成田悠輔氏は批判されるが、氏が「僕の動画を見てる人は内容に興味ない。僕がイイ感じの声でハキハキ話せば深いことを言ってると思うんだ」みたいなことを言ってたのは面白かった。先日地元で政治家の演説聞いた時も思ったが、多くの人は内容は興味ないんだ。偉い人がハキハキ何か喋る。それで充分なの
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「じゃあ、その異世界ってなんだよ?」と言われればね、やっぱ「死の世界」と思うんだ。つまり、小説家は探検家なんだ。生きてる奴より先に死の世界を冒険して、その冒険談をまとめたのが「小説」なんだ。そして読者は一時的に「死の世界」に入ることで、この「生の世界」を相対化できる…みたいなね。
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「SWはポリコレのせいでつまらなくなった」という人は、「ポリコレさえ取り除ければ、また偉大なSWが生まれるはず」と信じてる時点で、おめでたいというか、現実が見えてない。『最後のジェダイ』のカジノ都市場面を見ろ。あのツマンナサは「政治的正しさ」と全く関係ないぞ。『夜明け』は言わずもがな
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「キルケゴールは生涯友がいなかった。そんな彼にとって散歩とは、他人と暮らすことができない男が人と交わる術、束の間の出会いや、漏れ聞こえる会話から人の温もりを浴びる術だった。町は彼の応接間だったのだ」という文章(要約)が好きでね…俺も似たようなもんだから、散歩の度に頭に浮かべてるよ
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コレ。昨日のRTとも関係あるけど「ある世代が「ネタ」として演じていのに、ネットに入り浸った次の世代は「これが本物なんだ。本物の〇〇はこうあるべきなんだ」と思ってしまう(それ以外の〇〇の存在を考えられなくなる)」ことは絶対にあると思う。そのヤバさを最近本当に感じつつある。
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俺。『ダークナイト』初見時、ジョーカーが次々悲惨な過去をでっちあげる描写に拍手したんだよ。アレを見た時「コレで〜〜な理由で私は悪人になりました…可哀想でしょ?」みたいな話は減るだろうな、と思ったんだよ。だのになのに、変なとこで他の映画に影響与えてるくせに、ここは真似されなかった。 twitter.com/madanaizo/stat…
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前も書いたけど、川端康成。戦前の文芸評で「私は女流作家を読むのが好きだ。文学的感銘が薄い場合にも、寧ろそんな場合にこそ、女のありがたさとでもいうべきものが味わえる。それを文学の甘さとみればつまらないが、女の甘さと見ればありがたい」と書いててさ。いやぁ、やっぱ本物は違うなぁ、となる
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定期)大島渚が玉音放送について触れた文章。大島は人間的な感情を聞き取ることができない天皇の「声」に驚いたそうだ。それは怒りも悲しみもない、まさに「音」の放送だった。そこに人間的な感情がなかったからこそ、放送は日本人の共感反感を呼ぶことがなく、日本人は敗戦を受け入れることできた…と