どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(いいね順)

176
個人的に、なんか、凄くしょうもない曲を書いててほしい気もするけど… まぁ、他人の最後をこんな風に消費するのはよくありませんね。おわり。
177
前も書いたが、我々は「価値観をアップデート」してないオッサンを笑うが、彼らが今も古い価値観を持ってることには、それなりの理由や合理性があるハズでさ。それを理解しないままオッサンをネタにしてると、自分が年取ってその「価値観」の意外な合理性に気付いた時、簡単に転ぶ=オッサン化する気が
178
宮崎駿が「もしハクが千尋の横にいなかったらどうなった?」と聞かれた時に、「『千と千尋』はそれを受け入れることのできる人の映画。そこまで疑う人のじゃない」と返した話が好きで何度も引用してるのだが…最近大事なのは「範囲を限定したから完成させることが出来た」の方かも、と思うようになった
179
人生、苦しみや悲しみの時間の方が長いしな。物語まで「苦しみ?悩み?孤独?不幸?そんなものはシランよ。俺達は明るい物語だけを提供するのさ」とやったら、もう本当に救いがない。いや、大した救いにはならないだろうが、不幸には不幸の美しさもあるよ、と見せてやるのも役割の一つではないだろうか
180
以前中島先生と「なぜ本多猪四郎作品の銃撃場面は冴えないのか?」と話し合った結果、「なまじ戦争体験がある分「いざって時には銃は役に立たない」と知ってるからではないか。実はあれがリアルなんだよ」という結論に達した。実際本多も「実戦だと殆ど命中しない」と書いてます。
181
で、三島は「感動というのは現在の一瞬間に感じる雷のようなもの(必要ない)」とも言うんだけど、ここで「感動=現在」という指摘が出てくるのが面白いんだよね。みんな「感動」をいいものと思うけど、実は「感動」は客を「異世界」から「現在=現実」に引き戻すもので、寧ろ「邪魔」なんじゃないか…
182
「今はそれに耐えるだけの力がないから、とりあえず肉を食って力をつける」っていうね。どうして、コレ(美しいものを味わうためには、客にも体力が必要。だから常に心身を鍛えろ。時間がない時は~という応急処置をするのだ)が指摘されないんだろう。こういう「技術」を教えて欲しい人は多いと思うよ
183
そんなの大したことじゃねぇだろ、と思う人こそその才能を持ってる人だ。私はその人に話しかけているのである。断言しても良いが、この呟きはそれなりに伸びるはずだ。それを見て「TLに俺の才能を必要としてる人がこんなにいるのか…」と気づくが良い。世界は書評家でも批評家でもなく、君を待っている
184
今これを映画で再現しようとすると「凄く残酷なことをしてます(でも、誰もそれに気づいていません)」みたいな「戦争って怖いですよね」感がどうしても出てしまう。でも小津はまるで「ピクニックでこういう光景を見た」みたいな感じで話す。この感じ。この感じは絶対再現できない(できなくていいかも
185
大谷、野球のルールを全くしらないウチの母親でさえ「姿を見るだけで元気がもらえる」みたいなこと言ってるのが凄いな。殆ど神様みたいなもんじゃん。多分、キリストとかお釈迦様もこんな感じだったんだよ。「正直何を言ってるかサッパリ分からんが、その姿を見るだけで癒された。救われた」みたいなさ
186
↓昔自殺する馬の話を読んだことあってさ。高貴な血筋の馬は責められて疲労困憊すると、もっと自由に呼吸するために自分の血管を噛み破るのもいると。闇バイトで「自分の将来性や尊厳と金銭を交換する」若者もこの自殺と同じでは?という気がする。「俺にも自分の尊厳を捨てる自由くらい残ってる」的な
187
映画マニアたるもの。「Aも傑作、Bも傑作、CDEF全部傑作!みんな違って、みんないい!」という人達に対して、「お前らは気の弱さを良心か何かと勘違いしてるのだ」と吠えるだけの蛮勇さは欲しい。
188
というか、自分も他人の単純な「面白かった」という呟きに刺激を受けて本を買う時が結構ある。岩波新書の人が「本は〝今〟売れるからこそ、重版し続けることができる」と書いてたが、誰かの「面白い」という呟きが「〝今〟売れること」のきっかけにもありうるのだ。だから皆、好きな本の感想もっと呟け
189
もうアラフォーだけど、今でも仕事するたびに、「俺がしているのは本当に〝仕事〟なんだろうか。じつは〝ごっこ遊び〟なんじゃないか」と本気で悩むことがある。で、その〝ごっこ遊び〟で得た金を見ても、「コレ、本当に本物の金かなぁ。俺の金だけ、実はおままごとで使う玩具じゃないの?」となる時も
190
『ジョーカー』社会の中で上手に振舞うことが出来ない男が、社会的良識を徐々に捨てることでダンスを踊れるようになる過程を連想してくらされ。悪の優雅さはそういう社会の規則や、良識という「他人の目」から解放されることで生まれる「自由な/自分の振る舞い」でもありやす twitter.com/madanaizo/stat…
191
地元の美術館行ったら「時には自分にしか分からない文章や絵を書くことが、芸術家の癒しになります。貴方も疲れた時は一度やってみては?」みたいな解説で、同じ記号や言葉を延々書いただけの作品が展示されてた。ソレを見た時「『シャイニング』のコレ↓、単に疲れてただけなんじゃないの?」と思った
192
そうか。『トップガン』はMCUやウルトラマンと違って、誰もが「お前は何もわかってねぇなぁ、あの描写にはこういう文脈があるんだよ」とか「あそこは過去作のオマージュだよ!知らないの?」みたいなのに気兼ねしないで、のびのびと感想を言えるから盛り上がってる面もあるのか。勿論作品も傑作だけど
193
前も書いたけど、明治~大正の小説を読むとよく「約束もしてないのに誰かを訪ねに行く」場面があるんだよね。で、「今は留守だ」と言われて「なんだぁ」とスゴスゴ帰っていく。あの行き帰りの時間がとてもいいの。「”とくに何もしてない”をしてる」感があるんだよ。心地よい「退屈」が小説内にある感じ
194
雑誌読んでたら、ポジティブ系自己啓発の先生が「やっぱり人生は「去る者は追わず、来るものは選ぶ」ですよ。「来るもの拒まず」ではなく。長くやってると、色々経験するからね…もうしょうがない」と、妙に弱気なことを呟いてて、なんか不思議な味わいがあった。しかし、コレは案外真理ではないかな。
195
シンゴジの米国公開時。海外のファン(GFWが好き)達が「まさに日本のゴジラ映画だ!と感じられて嬉しかった」と語ってて「へぇ」となった。日本だと「今までのゴジラと違う(初代を除く)!」という感じで語られたでしょ。「俺達の考える日本らしさと、彼等の考える日本らしさは違うんだ」と思ったよ
196
大学の先生が「今の学生は”わからない”と答えられない人が多い。でもわからんものをわからんと言えるのが考えることの出発点。ちゃんとわからないと言える”訓練”しろ」と書いてて面白かった。それが言えるようになるのに一年かかる奴もいると。そうか。人は努力しないと「わからない」が出来ないんだな
197
最近「好き」を通して他の人と繋がることが出来ました、みたいな物語が多いけど(『メタモルフォーゼの縁側』とか。いい映画だったけど)、逆に「好きなものが出来たことで周囲から浮いた。周りの人がバカに見え出した」もあるはずで。そういう「好き」の怖いの部分に触れた物語が増えてもいいとは思う
198
前々から書いとるのだが、やることなすこと全部言葉で説明する『鬼滅』的なやり方。実は読者への親切心ではなく、私=作者の想定しない理解をするな。誤読は勿論、独自の解釈もするな。読者はただ登場人物なる当事者の体験に肉薄すればそれでよいのだ。 という作者心理からではないか、と正直疑ってる
199
大谷翔平が膝をつきながらホームラン打った時に、「マジで野球やめたくなった。あんなの競技違う」と溢した選手がいたじゃないか。芸術家は同業者の傑作を見たら、すぐ「最高さ!凄く刺激を受けたよ!」とやるけどさ、本当に凄いものを見た時はコレ(やめたくなった…)が一番正直な反応だと思うんだよ
200
大江健三郎が若い頃「一人の肉体労働者がいる。彼は仕事を終え、家に帰り、飯を食って、ベットで一時間くらい本を読んでる時に「あぁ、人間というのは威厳を持った存在だ」と感じる。労働をしてる時ではなく、寝床で本を読んでる時に感じるんだ」と、どこかで言っていた気がする。コレは本当だと思うよ twitter.com/madanaizo/stat…