どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(いいね順)

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日本の映画・ドラマの脚本問題。あれは作り手より「金を出す人」の方の問題かも。以前「脚本は文学ではなく「設計図」なんだけど、日本では金を出す側がそれを「文学」としてしか読めない。だから所謂「人間」を描いてないと、その良さを理解できない人が多いのだ」という愚痴を読んだことがあるぞ。
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↓ボブ・ディランが面白いことを書いてたよ。今スマホで『サンセット大通り』を見ると、この台詞が皮肉で笑えて来るって。確かに映画は「小さく」なった。ノーランが撮影で本物を飛行機壊したりするのは、迫力を出すためなんかではなく、太古に滅んだ「大きな映画」を蘇らすための呪術行為に違いない…
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「小説の文章を頭で映像化しないで読む人」どころか、「内容を理解してないけど、問題なく楽しめる人」も多いと思うよ。ほとんど、洋楽と同じだよ。歌詞は分かんないけど、なんかええ感じの言葉がテンポよく並んでるから、それのノセられるだけで十分キモちいいんだ…みたいな。
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ツイッター。俺みたいに「体系的な知識はないし、専門的な勉強もしてない。でも少しだけ持ってるトリビアな知識を披露したい」「半端な存在のまま難しい議論にいっちょかみしたい」「でもブログとか書くのはメンドクサイ」という人間には最適な場所なのよね。そのダメ人間の半端さを許す感じを守りたい
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前も書いたけど「人は30過ぎると新しい音楽を聴かなくなる」という話があるでしょ?あれ、ある本に「音楽には社会的な役割もある。集団作業の効率を高める、他者と情動的な絆を築く…だからこそ、人は社会集団の一員となる若い時期に音楽を好むのではないか」と書いててさ。多分この逆がその答えと思う
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「精神分析は互いにセックスしないと決めた二人が、互いに何を話すことが可能かを問うものだ」というイカした言葉があって(二度目)。俺が映画の性行為場面が苦手なのもコレだ。映画は性行為なしで男女が何を、どこまで出来るかを見せて欲しいんだよ。そこで一番エロいのは勿論「会話」ってやつさ!↓
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MAPPAのアニメに批判的に言及した相互氏が、好き者に「何かを批判する時は、最低限のリスペクトを~」と絡まれてるのを見て、「最近の若者は批評を嫌う」的な話は大げさになり過ぎたな、と思った。彼らは「自分の好きなものを批判してほしくないだけ」だけで、別に批評全般に関してはどうでもいいんだ
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日本映画の脚本の話。以前黒沢清監督が「脚本は”文学”ではなく”設計図”だが、日本では金を出す側がそれを文学としてしか読めない。所謂”人間”を描いてないと、良さが理解できない人が多いのだ。そして文学と化した脚本を現場でなんとかマシなものに変えるのが監督の仕事」とボヤいてたのを思い出したり twitter.com/madanaizo/stat…
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修学旅行中の学生が美術館の芸術品を壊した事件。あの時「”その気になれば簡単に破壊できる”危うさがあるからこそ、芸術は魅力的なのだ」と言った人がいて、なるほどと思った記憶がある。よく話題になる「演劇が怖くて見れない。俺が叫んだら一瞬で台無しになる事実に耐えられない」も似たようなもんだ
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天才が言う「映画は自然に見ればいいんだよ!」もコレと同じだからな。彼らは教養があるから「自然に」を実現できるんだ。つまり「こういう見方は〇〇だな。××的で偏ってるな」と常に自分をチェックできるから、最終的に「自然に」を実現できるんだ。あれは実は達人の技なんじゃよ。
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中島みゆきの曲って、本人より友人がカラオケで歌ってるのを聴いてる時の方が良い曲に感じる。コレは悪い意味じゃなくて、案外この辺に彼女の人気の秘訣があるんじゃないかしらん。
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「昔、どっかの大会社の社長が「僕は本は読まない!知りたいことがあったら、直接著者へ会いに行くから!」と言ってて、凄く衝撃を受けた。金持ちは違うぜ」と呟いたら、「ほ…本は死んだ人にも会えるし…(貧乏人の僻み)」という引用RTが来た。当人は冗談っぽく書いてたけど、案外真理なんじゃないか twitter.com/honnoinosisi55…
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味わうためにこれだけ力がいるんだから、それを「自分のもの」にするためには更に力がいる。俺は冗談で言ってるんじゃない。こういうことをちゃんと言わないと、近々『七人の侍』を見ても「作品のパワーが凄すぎて、疲れた…最後まで見れなかった…」という奴が出て来るぞ(そしてそのジャンルが滅びる
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たまに野郎が雑誌のフェミニズム特殊に寄稿してるの読むと「俺、俺、俺、俺の気持ちが〜」みたいなのが多くて、流石に引く時がある。つまり、既に社会的に認められてる野郎にとってはソレは「単なる気持ちの問題」なのさ。そして彼は混乱する自分の心を正直に話せば、受け入れてもらえると思ってるんだ
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「貴方の感想ですよね?」と言われたから、「そうだ。私の感想ですよ。貴方の感想も聞かせてくださいよ」と返したら黙った… という話。ひろゆきの影響が云々いうが、今は「感想を言語化するのが面倒だから、SNSで自分と感性の近そうな他人の感想を探す奴」も普通にいるワケで。ちと気味が悪い話と思う
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「泣かせる演出がうざい」とか「現実だと意外と泣かないもんだ」ではなく、「こんな時は泣くのが人のあるべき姿ではないか。だから、現実はともあれ、映画の中では泣く人を見せてほしい。そのことで人が死んでも、家族に去られても泣けない自分(案外多いのでは?)を癒して欲しい」ということなのかも
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オリジナル信仰がどうとか、そんなのはどうでもよい。 「あんたは自分だけの声を生み出す楽しさを知らないから、そんなに簡単に他人の声を参考にするんだ」という指摘に、いつも他人の言葉の引用ばかりしてる人間(俺)は大変堪えたよ。小説とかを書いてなくてもさ。 excite.co.jp/news/article/L…
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ツイッター。「嫌な相手からは離れればいい」みたいな話は山ほどあるけど、離れたくても離れられないことが多い実生活(ツイッターなんて、ブロックすればそれで終わりだ)で、「どうやって相手と折り合い、そして許したか」という話はない。特に「許した話」がない。コレ、結構マズイと思うんだけどな
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家族だって、生活に余裕があるから「父親」だの「母親」だの「息子」だのいう「役割」を演じることが出来るんだ。金がなくなれば…「役割」を演じることが出来なくなれば、室内に「不機嫌そうな中年」「生意気なガキ」という生身の人間がいがみ合ってるの状態になる。それはとても耐えがたいもんなんだ
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ちなみにサルトルの「飢えた子供の前で文学は有効か?」に関しては、中島梓がコレに嚙みついた文章が好きですね。実際子供は食事ばかりに飢えるんじゃない。「ここではない、どこか別の世界の物語や価値観、知識」に飢えることもあるよ。自分もそうだった。子供の頃の自分は本を食って生きていたと思う
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落語家には「客に上手いと思わせるうちは二流」という言葉があるらしいが、漱石クラスになると「愛想があると思われてるうちは二流」とかあるんだろう。相手に気を遣ってると思われるうちは二流、とか。そして、彼彼女は相手に気を遣わせることなく、相手を癒すワケだ。そしてソイツを苦にも思わない…
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黒沢監督が語る「海外の客が日本映画に求めるもの」話で、もう一つ面白いのがコレ。そして海外の客は監督の「物語の舞台は東京だけど、東京だと撮影許可が下りなかったから、千葉で撮った映画」を見て「コレが今のトーキョーか!」と満足して帰っていくらしい。それでいいのか twitter.com/madanaizo/stat…
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「”最近の邦画は昔の邦画や洋画に比べてツマラナイ?”昔だってツマラナイ邦画はあったし、面白くない洋画は日本に入ってこないだけだ」云々 分かるけどさ。正直今こういう言説は「最近の日本映画はなんかヘン…」と感じた人達の不満を(悪い意味で)意味で消す効果しかないではないか、という気がする
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西洋の悪はシステムという「人間自身が構築した非人間的なもの」だけど、日本の悪はどのような対立や問題も全てそこに飲み込まれて、最終的にグダグダになる「自然」という(誰が作り上げたわけでもない)非人間的な空間だけが存在してる感じ。
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西部開拓時代、ガンマンは実はエンジニアでもあったそうな。拳銃の分解掃除と修繕、馬の蹄鉄を鋳て鍛える技術…等々のスキルがないと荒野では生きていけない。そしてマーロウやスペードも含め、ハードボイルド探偵は海まで追い詰められた西部のガンマン達の末裔なのだ。