どうそく(@madanaizo)さんの人気ツイート(いいね順)

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宮崎駿の発言で好きなのが「ディズニーが嫌い」なのよね。要は「娯楽作品は入り口は広いけど、見てる内に階段を登らされて、出口では清められた気分になってるのが本当。でもディズニーは入り口と出口が同じ高さじゃないか」という。その意味で監督は「映画は娯楽でいいんだよ」という考えは嫌いらしい
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「〇好きじゃなくて、〇好きな自分が好きなだけだろう?」 「それの何が悪い。私は〇を好きな自分が好きだし、〇と真面目に向き合ってる時だけ存在する自分の魂の形が好きなのだ」 という話が好きで、俺も映画や本に真面目に向き合ってる時だけは、自分が結構好きな気がする。真面目いいよ。真面目
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俺が頭にあるのはsnsやサークルの交流関係のことなので、家で両親から暴行を受けてるとか、クラスで虐められてるという人は、もちろん別だよ。念のため。そういう時は「この人達にもいいとこはあるんだ」とか思わずに、さっさと逃げてくれ。大人に相談してくれ。
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前、福田和也が「今の若い人はPCで論文を書くんでしょ。で、PCの中にエロ画像とかいっぱいある。エロと同じ場所で文章が書ける感覚が分かんないんだよ。俺、机の上を片付けてからでないと文章書けない」と言ってて、軽く衝撃を受けたな。俺達には「エロと同じ場所で文章書くのは嫌」という感覚すらない
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昔、大瀧詠一が「教養というものは、「ガイド本に載ってるからコレを見よう」という形で作品を手に取ることのではなく、眼の前にあるモノにかたっぱしから触れることで得られるものだ」と言っててさ。だから今はブックオフの100円コーナーの棚から、ミソも糞も摂取してるような奴が一番教養あると思う
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前も書いたけど…先日「日本のストリートピアノは超絶テクニックの腕自慢ばっかり。曲芸みたいだ」みたいな記事が話題になった時、なんとなく「人々の思う「こういうのが凄い、上手い演奏だ」という時の「凄い、上手い」のイメージがどんどん貧困化してるんじゃないか…」と思ったんだよ。
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「映画館は映画を観る以外のことはしなくていいから好きだ。二時間もスマホ断ち出来る」という人は結構いるんだけど、小説家の王谷晶氏なんかは「映画館は二時間自分をやめることができるからいい」と書いててさ。でも案外こういう人も多いかもねぇ。二時間「自分(私)」をやめるために映画館へ行く人
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で、今はコミニュケーションがsns中心だからこそ、いかに自分で自分なりの「拘束具」を作るかが重要と思う。余談だが、俺は映画館が好きだが、それは映画館には「拘束具」の役割もあるからだ。拘束がなければ10分で見るのをやめる映画はザラだ。「この映画は見切った!」とね。そして結局自分が損する
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もし「勇気の最大瞬間出力」みたいなのが計測できるなら、この40男の出した勇気の量は、真面目(?)に働いてる俺がここ数年出した勇気の総量を遥かに凌いでいると思う。多分、彼は今回採用されないだろう。でも絶対そのうち何らかの形で彼が報われる日が来ると思う。それまで頑張れよ。オッサン。
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(余談) この話。一番拒否反応を示したのが近所のマダムだった。「どこが偉いの?人は働いてナンボよ!」と。あぁ、マダム。アナタの感覚の方が普通と思うよ。でも、俺の記憶が正しければ、アナタは大学出てすぐ裕福なガイと結婚したはずで… どうも労働経験ない人ほど労働を賛美する気がしてスカン
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宇多丸さんが『神は見返りを求める』評で言った、「自分の人間的キャパを超えて“いい人”たろうとする、その危うさも描いてる」みたいな言葉が地味に刺さってる。歳を取ると「俺は自分が思うほど善人でも親切でもないから、そのキャパを見極めないと最後は自分も周囲も傷つくぞ」となることが増えるのよ
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トム・ヨークが「君の歌詞はネガティブな内容ばかりだ」と言われた時、「歌詞をつけること自体がポジティブな行いだ」と返した話が好きでもう百回くらい引用してるのだが、やっぱりコレは真実と思うのね。何か生み出すこと中には「善」的なものが含まれてると思うの。そしてその「善」は人を自由にする
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坂本龍一が「911の後、音楽が聴けなくなった。辛うじて聴けたのがバッハとビートルズ」と言っててさ。コレは勿論「こんな時でも胸に響くバッハの曲は凄い」という意味もあるけど、同時に「人は辛い時、聴け曲の範囲が極端に狭まる。バッハくらい凄い人の曲じゃないと聴けない」ということでもあってさ
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塩田監督が「寅さんは「寅さん」というキャラを演じてる。そのキャラを演じないと世間と関係を持てない人だ。でも女性と真剣に向き合おうとした時に、キャラが壊れそうになる(でも壊せない)瞬間があって、それが悲しい」と評したのを「寅さんは今の視点で見るとありえない」と議論になる度に思い出す
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陰謀論とは違うが、俺は子供の頃「ナチスがUFOを作っていた!」という話が好きだったんだよね。嘘でも物語として面白いと思ってた。でも、後でそれはネオナチが流したもの(ナチスは凄い!と言ったら叩かれるが、UFOの話だと皆面白がる)と知って驚いた。以来気楽にこの手の話を楽しめなくなった
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↓昔、松ちゃんが「子供をちゃんとやらないと、人は大人になれない」と書いてたのが、今も自分の中に地味に残っててさ。俺はボッチでロクな青春送ってない=子供をちゃんとやってない人間だけど、そういう奴が一発逆転狙って、いきなり「ちゃんとした大人」になろうとしてもダメよ、と言われてるようで
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太宰メソッド。一度やるとクセになるので、マジで学校で「〝世間が許さないよ〟ではなく、ちゃんと〝俺が気に食わんのだ〟と言いなさい」とやった方がいいと思う。言葉のメソッドは「使ってるつもりで、実は使われてた」みたいなオチになるのが大半だぞ。キチンと「貴方の感想」を言えるようになれ。
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「ロックは金がかかるからもう労働階級にはできない」というノエルの愚痴。数年前話題になった「労働者階級の子供は芸能人にもサッカー選手にもなれない時代」と一緒なんだろうな。そして労働者階級を演じられる俳優も消える。そしてケン・ローチのような監督が英国から消える news.yahoo.co.jp/byline/bradymi…
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「辛い時は逃げてもいいよ」という言葉が、「お前は逃げてないで、ちったぁ自分の問題に向き合えよ」的な奴にウケて、逆に「逃げるな」という言葉が、「流石にお前は逃げた方がいいんじゃないか…?」的な奴に刺さってるのを見ると、なんというか「現実」っていう感じがする。「人生」という感じがする
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北野武は「俳優が上手く演技出来ない時はどうする?」と聞かれた時「正面から俳優を撮っていた場合は、横から撮るようにする。それでダメなら最後は遠くから撮て、それでOKにする」と答えていた。北野組の撮影は雰囲気がイイ…という話を以前聞いたけど、監督のこういう考え方もソレと関係してるかもな
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「教養がないと会話が下ネタだけになる」の先にあるのが、「コミュ障は意味のない会話ができない」「トリビアな知識を披露し続けることを「会話」だと勘違いしてる」だと思うんだけどな。教養云々より、自分が会話の中心でなきゃ嫌、尊敬されたいみたいな欲望消した方が、よっぽど人のためになると思う
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前も書いたけど、「芸術家が成熟して、山や川の美しさに気付いてしまい「美術はもういい」となるパターンは多い」という話。最近分かりますもん。逆に言えば同じ山や川を何度書いても飽きない芸術家は、そういう「芸術はもういい」となる、山や川の美しさが見えてるワケよ。その目こそ彼らの天才の証だ
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「鬼滅」で初めてアニメにハマったけど、同時に「推しキャラがどんどん死ぬ展開」に耐え切れなくなって最後はファンを辞めた後輩。今では新作アニメを見る前に必ず「主要人物が途中で死ぬか、死なないか」を調べるようになってて、少し笑った。推理小説を最後から読む人の気持ちもこんなのかもな。
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TSUTAYAよ。お前の存在の中には、お前が潰していった幾多の個人経営レンタルビデオ屋の”怨念”が含まれてるはず。だがお前が消えてしまえば、人々はそれらの存在に想いを馳せることすらなくなるだろう。彼らが消えてもレンタルビデオ屋=お前は残る。だがお前が消えればレンタルビデオ屋自体が消滅する
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前にどっかで読んだ「孤独な老人はいつも「誰かと話がしたい」と思ってる。でも自分が話しかけることで、自分の相手をしてくれるような「いい人」の時間を無駄にさせてはダメだ。「いい人」に負担をかけるくらいなら我慢しよう…で、そのまま死んでいく人が結構いる」みたいな話が、いつも頭にあってさ