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「〝合わない人はすぐ切る〟は相手を信じて待つことが出来なくなるから孤立する」もコレと同じと思うんだ。どんなに頭が良くても、人間の頭の良さなんてたかがしれてる。頭の良さで他人を即座に理解することはできない。だからある種の不快さに逆らって、自分をその場に「拘束する」のが重要だ、という
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勿論「初めからちゃんと働いていた奴」の方が偉いだろう。でもそれと「ダメになった後、人生をやり直そうする偉さ」はそれぞれ別の偉さと思うんだ。そして、単に偉さや勇気の量で言えば…「今まで無職だった(引きもり?)40男が、就職するために一歩踏み出す」ために必要とした勇気は、相当なもんだよ
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南極で殺人未遂事件。原因は「読みかけの本のネタバレ」
我々は「本」の存在も、その「本」のネタバレを踏むことも「当たり前」になっているが、本来「本」は生き死にレベルで重要なものだ(その楽しみを奪った奴は殺されても文句は言えない)という事実を思い出させてくれる
huffingtonpost.jp/2018/10/31/ant…
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稲生先生が「自主映画の審査員してるけど、主役の男女が海へ行ってボソボソ喋る映画がやたらある」とボヤいてて面白かった。それで「君達はここで何を描いてるつもりなのか?」と問い詰めると、最終的に皆「なんとなく”映画っぽい”と思って…」と白状するらしい。「洗脳されてるよ!」と苦笑してました
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前も書いけどねぇ。私は自分のしてることが本当に「仕事」なのか、時々分からなくなることがあるよ。エクセルだパワポだ、実は全部「ごっこ遊び」なんじゃないかと。そんな時、近所の居酒屋で土方の兄ちゃん達が「今週もお疲れ!」と盛り上がっての見ると、「あれが本物の仕事をした労働者だ…」となる
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昔授業で「文章の最後に〝〜と、思う今日この頃です〟と書くな。どんなにいいことを書いても、最後にコレがあると文章が一般論に落ちるんだ」と教えられたけど、「ツイートの最後に〝〜と、個人的には思う〟と書け。そうすれば揉めない」はこの逆よね。要は文章をツマラナクすることで揉め事避けろ、と
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この話も何度かしてるのですが、昔、特撮映画に興味を持った同級生に『ガス人間』を貸したら「3分で見るのをやめた。冒頭の拳銃の音がチャチであり得ない。なに”バキューン”ってw」と言われたことあるよ。かなりショックだったな。昔の映画は内容以前に「ちゃんと見る」までいってもらえないのですよ
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新しい中央公論に面白い記事が載っていた。ハードボイルドの魅力は究極の独りを生きていることであり、そのために必要なのは気取ったせりふや酒ではなく、衣食住のメンテを部下や女に頼らずこなせるスキルだった(そして橋本治という作家は実にハードボイルドな人だった、と)。
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頭の良い人は「こんなことはやってても無駄」とすぐ分かっちゃう。分かっちゃうから「無駄なこと」をするのが苦痛になる。でも人付き合いは「無駄なこと」の連続だし、なんなら世界は「無駄」で出来てるじゃないか。そこに豊かさがあるじゃないか。その「無駄なことをしてる苦痛」の先に信頼があるんだ
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「ナチスもいいことをした」で盛り上がる度に「ナチス=絶対悪!」でやってた昔の娯楽映画は案外大人だったのかな、となる。昔の娯楽映画もそこまで単純に白黒分かれてたワケじゃない。でもナチは絶対悪だった。それは要は「世界は単純じゃないが、それでも許してはいけないものはある」ってことでしょ
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>袋叩き
「40になるまで働いてないとかバカだろ」「親のスネかじり」とね
そういう意味じゃなく…いや、確かにバカだったかもしれんが、例の「更生した元不良」話と同じでさ。「一度ダメになった後、更生しようとした」勇気はソレはソレとして称賛されてイイと思うけどな
twitter.com/madanaizo/stat…
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オウムに関しては「アレは宗教と言うより会社だ」と書いた橋本治の指摘が好きだな。麻原の会社は、会社社会に適合出来ない人に対して「君にもやりがいのある人生を!」と訴える、経営基盤がいかがわしい会社だった。誰もそれに気づかなかったのは、日本が「会社」を中心にした宗教社会だから…という。
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認知症の講習。講師の人がなんとも言えない表情をしながら、「体力は衰えるでしょ?気力も衰える。でもプライドだけは絶対衰えないんですよ、人間は。どんな状態でも」と言っていたのが印象的だったな。その辺に人間の栄光も悲惨さもあるんですわ、と言わんばかりの表情をしてた。苦労したんだろうな…
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その光景見た時「あ、やっぱ車椅子の人は普段映画を見る時は色々我慢してるんだ」と思った(TOHO系だと、毎回前方の席で映画見ないといけないから辛そう。絶対首が痛くなる)。そして、誰もいない映画館で、今まで「我慢」してきた彼らが我が物顔して映画を見てる光景を想像して、愉快な気持ちになった
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「ディストピアSFに出てくる悪(管理国家)はシステム構築がちゃんとしてる」という呟きを読んで何となく思ったが、日本的な「悪」をちゃんと描いた映画ってもしかしたら戦争モノ以上に『沈黙』じゃないかな。「この国は沼地 何を植えても根が腐る」という「何をしても自然に腐る」感じに言及した映画
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先日上野で寄席を見た時に、落語家の一人が「寄席が良いところはですね。何を見ても後に残らないことですよ。これだけ高度な技術を駆使して、お客さんに何も残さないことに価値があるよ。無です。無」と言ってて。その時は「アハハ」と笑ってけど、もしかしたら凄く高級なことを言ってたのかな、と思う
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あと「曲は知らないし、良さも分からないけど、鳴ってる音だけで満足した」って、すげー純粋に「音楽」って感じ。音楽、本来はこれくらい力があるもんよね。曲の良さが分からなくても、音、演奏だけで充分人を惹きつける。物語は理解できんけど、細部の魅力にひかれて最後まで見た映画、みたいなもんか
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今さっき米国人の先生と話してたのね。で、好きな映画の話になった時に、一緒にいた日本人がシンゴジが好きって言ったら、先生が「僕は嫌いだ!僕は怪獣映画を見に行ったのに、政治映画を見せられた!」って。ちょっと感動しちゃったよ。初めて生で「いかにも米国人」って感じのシンゴジの感想を聞けた
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SNS論客はどんな本を読んでも、結局最後は「いつも自分がしてる話」にもっていく。要は本をダシにしたワケだ。凄く安易に。そんな時に大学の先生の書いた書評読むと「ちゃんと本のことが書かれてる!書評ごとに違う話をしてる!」と感心する。で、感心した後にSNS見ると、論客達の幼稚さにゲンナリする
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ギリシャの哲学者が「なぜモノは落ちるか?」と聞かれて「全てのモノは大地から生まれた。モノは生まれた場所へ帰ろうとしてるのだ」と答えた話が好きなんだよね。これは間違った答えだけど、なんか一瞬「成程な」となる。万有引力という正しい答えをしってる我々より、遥かに考え抜かれた答えだと思う
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「映画や本に触れた時、特に感想が出てこない。でも他人の感想を読むと何か言いたくなる人」は結構多いのと思う。あんま指摘されないけど、多くの人にとって「面白い、つまらん」以上の感想を言うのは難しくて、誰かの感想という形で「この線で語れば〇」という補助が与えられることで初めて色々語れる