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今は「見る、読む」より「書く、作る」方が高級な行為だ。読む奴より、書く奴の方が偉いんだ。という考えが主流でしょ。でも俺は「見る、読む」の方が偉い。「山」の模造品が作れる奴より、「山の美しさ」が見える奴の方が凄い。そういう感性を鍛えるために芸術はある、という考えがあってもいいと思う
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「始まってもないのに騒ぐな」「決まったことに文句言うな」「やってるに最中に水を差すな」「終わったことを蒸し返すな」を上手に使いこなせる人。人生において一度も主役であったことがなかった人、って感じがする。
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だから「凄い人達の曲だから売れ続ける!」みたい感じで、単純にソレを褒めるのも違うかもしれんよね。「偉い人達の曲しか聴けないツライ時代なんです!」という反応が正しいのかも。私は「不況だから無駄を省きましょう」みたいな話も連想したよ。やっぱり適度にクソな曲が売れてる方が健康的なんだ
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「最近のアニメオタクは保守的だ!」ではなく、単純に「アニメ自体が今やオッサン・オバサンの趣味になっている」「アニメは今や中年向けの商売になっている」ということなのかもしれない。「最近は昔のアニメのリメイクばかり!」という不満も、案外「見る奴の大半は中年だから」が答えだったりして
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山下達郎が毎回似たような曲を出すことを、大瀧詠一が「偉い!それはファンに対する君の偉大な愛情だ!」と称賛してるのが好きなんだよね。そう、ファンは「大体同じで、少しだけ違う曲」を毎回聴きたいの。で、毎回「大体同じ」を実現するためには大変な努力と、努力を可能にするファンへの愛情がいる
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世の中には「お互いに好感を持ってるけど、この関係を”友達”と呼ぶと何かが失われてしまう」とか「ソレには好意を持っているが”好き”というと、ちょっと違うものになってしまう」という、微妙な物事も沢山あると思うのだ。で、感情が商売の道具になる昨今。私はこの「微妙さ」こそを保護&擁護したい。
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最近のツイッターは「大事なのは俺達ツイッター社の利益であって、お前らユーザーじゃない」「お前らはデータだけ提供すればいいんだ」感が露骨なので、ツイッター上の論争とか見ても「誰か仕掛け人がいるんじゃないか」と醒めた目で見てしまうようになった。「ほら、ムカつくだろ?盛り上げれよ」的な
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「英国では公立校は学費無料だが、私立校の学費は平均で年間200~300万円。レッドメインやカンバーバッチが行った学校はその中でも特に一握りの特権階級の子供たちしか通えない学校であり、今や俳優業まで政治家のように超エリートしか就けない職業になったのかと言われているのだ。」
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以前「映画学校〇〇は”生徒に映画の作り方を教えます!”と言いつつ、実際は「映画を作る金がないから”映画の作り方を教える”と称して、生徒をスタッフとしてこき使う場所だった」みたいなのがあるんじゃないかと不安だ…」と呟いたら、関係者から長文の反論リプライが来て「こりゃヤバいな」と思ったよ
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春日武彦氏の「長年精神科医やって悟ったのは、人の精神のアキレス腱は所詮「こだわり、プライド、被害者意識」の三つに過ぎない」発言を、定期的にTLに流すべきだろうか。SNSはどうもこの「こだわり、プライド、被害者意識」を磨いた方が得する世界…そういうインセンティブ?がある世界な気がするぞ
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実際「利他ブーム」の裏側で「「人から優しくしてもらったことや好きな人から『好きだ』と言われたことを素直にうれしいと思えなかったことがある」若者も増えてるらしいので。だから好意であれ、チャンスであれ、それをそれとして「受け取れた」のはスゲーよなぁ、という話。
nikkan-gendai.com/articles/view/…
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「俺はブサイクだからモテないんだ」ということにしておけば、自分の性格の悪さとか頭の悪さとかセンスの悪さとかか…その他諸々の自分の負の部分と向き合うことから免除されるんだから、あんまり虐めてやるな、と思う。当人が「俺はブサイクだからモテない」と思うことで救われてる部分だってあるんだ
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『トップ・ガン』見た人がみんな「同じような言葉で、同じようなポイント」を褒めてるのがスゴい。コレだけ「独自の考察」や「解釈」を披露するのが流行ってる時代で、みんなが同じこと言ってる。コレはやっぱ作品の力よ。作品がみんなに「おなじこと」を言わせてるんだ。滅多にないことなんだよ、コレ twitter.com/madanaizo/stat…
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大きな書店や図書館は「歩きながらでないと出会えない、発見出来ない本がある」ということを人に教える場所だと思う。「歩きながら」というか「本に出合うにも速さがいるんだよ。そして”これくらいのスピード”じゃないと出会えない本もあるんだよ」ということを教える場所。
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うろ覚えだけど、黒沢清監督が「映画学校で出来のいい生徒がいると、つい「うちの現場に来ない?」と誘いたくなってしまうが、それは生徒を使える労働力として見る発想だから、絶対良くないんだ」みたいなこと言ってて。やっぱ大事よね。こういう「けじめ」みたいなの。
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「コミュニケーションの”構築”より”遮断”の方が自らの生存のために有利、という感覚の蓄積」の中には、どっかで「あ、コミュニケーションって、実は強者にしか許されてないものなんだ」という気付きがあると思うんですよね。そういうあり方自体に対する「NO」みたいな気持ちが、案外あんじゃないかと
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日本映画は金がないからねぇ…みたいなのがよく話題になるけど、仮にホントに100億円くらいポーンと渡した時に、ちゃんと彼らはそれを上手く使うことが出来るのか。劣化版米国大作映画…みたいな感じじゃない、「凄い」が出来るのか。私はなんか疑問なんだよな。
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コレは私の観測範囲内なんだけど、オッサンがネトウヨになるとか、陰謀論にハマるとかしても、オッサンが抱えてる仕事の問題が解決すれば、あっさりフツーに戻ることがあるんだよ。多分それは仕事のストレスとか、そういうのがハマる要因としてあって、オッサンの本質?とは関係ないものだったんだな。
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加藤典洋が「世の中には「分かる、分からない」の他に「俺にはどうでもいい」という立場もあるんだ。それも凄く重要なんだ。だから「分からない」時に「俺は頭が悪いから、分からないんだ…」と思わないようにしろ。それこそが頭の悪い考え方だから」と書いてて、これは本当にそうなんだろうな、と思う
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炎上してるワケでもないのに、自分のTwitter生活に支障をきたしそうだから、という理由でバズりかけツイートを消せる人見ると、「負けた…人として負けた…」となる。消せる人、偉いよ。承認欲求とかないのかな。いや、あっても、こんなとこでそれを満たしても仕方ない、と分かってるんだろう。凄いぜ
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ブラピかディカプリオか忘れたけど、幼い時にちょっと女性に笑いかけると、その人がふにゃふにゃ~となるのが自分でもわかったから、普段は笑顔を見せないようにた、みたいなこと言ってて。なんか『トップガン』見てるとこの感覚少し分かる。あ、スターの笑顔は相手を虜にする武器にもなる。危ないって
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地元図書館で配架手伝いしたけど、「”田舎は何もない”は、都会(の価値観)から見て何もないだろ?実際はあるの!」と言う人の気持ちも少し分かったわ。俺的には「アレもコレもない図書館」だが、老人達は俺が名前も知らん作者の時代小説を山ほど借りていく。老人達には「アレもコレもある図書館」なの