宮岡太郎@映画レビュー(@kyofu_movie)さんの人気ツイート(リツイート順)

第29位 「死刑にいたる病」 (榛村大和/阿部サダヲ) 白石和彌監督がフルパワーを注ぎ込んだ国産猟奇サスペンス。阿部サダヲ演じる大量殺人鬼の、いかにも実在しそうなリアリティが凄まじい。背筋の凍るマインドコントロールのメカニズム、そして思わず引き込まれてしまう光のないあの“眼”...戦慄の傑作
No.1191 「手紙は覚えている」(2015年) ★★★★ 知る人ぞ知る傑作サスペンス映画。余命短い老人が、アウシュビッツで家族を殺された友人に頼まれ、当時のナチス兵を探し始める。極めてスリリングな作品であり、そのテーマの凄味と完成されたシナリオに絶句。超名優・Cプラマーの芝居が光る
「クローバーフィールド」(2008年) まさかのPOV×怪獣映画!想像を超える大胆な手法で当時の観客の度肝を抜いた一本。逃げ惑うカメラは我々とシンクロし、壮絶な恐怖へ。自由の女神の首が飛んできた時の衝撃は忘れられない。全編がジェットコースター、パニックホラーの新たな可能性を示した傑作
映画レビュー 「コマンドー」(1985年) 行け!シュワちゃん!娘を誘拐した悪い奴らを皆殺しだ! 筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!銃声!筋肉!爆発!銃声!筋肉! 〜HAPPY END〜
第10位 「エイリアン」(1979年) 完成されたビジュアルと視覚効果をもって、異形の生物との身の凍る対決を描いたSFホラーの金字塔。着陸した惑星の圧倒的なリアリティ。中々全貌が見えない恐怖。観客の想像を絶するおぞましい繁殖方法...SFとしてホラーとして、後世に計り知れない影響を与えた超名画
第8位 「ファニーゲーム」 (卵をもらいにきた2人組) 「明日の朝まで君たちが生きていられるか賭けないか?」訳のわからない突然の発言とともに、一家殺害を実行してゆく2人の男。全くもって理解不能な凶行、突然のカメラ目線、衝撃の巻き戻し...カンヌ国際映画祭を騒然とさせた映画史に刻まれし問題作
「感染」(2004年) 世にも恐ろしい国産恐怖映画。医師も薬品も不足した末期の病院で展開される、地獄のような物語。緑の液体に侵食されてゆく恐怖。佐藤浩市、高嶋政伸、真木よう子、木村多江、南果歩、佐野史郎... Jホラー史上最強の豪華キャストがガチンコで戦慄の見せ場を盛り上げる傑作
「サマータイムマシンブルース」(2005年) おそらく世界一どうでもいいタイムスリップ物語だが、これが滅茶滅茶面白いのである。部室のクーラーのリモコンをいじった為にバタフライエフェクトが起こり、過去未来が変わってしまうバカバカしさ。暑い夏とドタバタ青春。ヨーロッパ企画の傑作コメディ!
「子宮に沈める」(2013年) 母親がマンションの一室に幼い子供2人を置き去りにし、ガムテープで扉を塞いだ状態で餓死させた実際の事件をベースにした映画。胸糞などという言葉では到底表現しきれない、育児放棄という名の殺人を描いた超衝撃作。助けを求め続ける女児の声が今も頭から離れない
「女優霊」(1995年) 中田監督によるJホラーの先駆け的作品。映画の撮影スタジオに出没する女幽霊の正体は...とにかくその出没シチュエーションひとつひとつがあり得ないレベルで怖い。作品全体を取り巻くじめったい雰囲気が、じわじわと観客の心を蝕んでゆく。感覚的に身の毛がよだつ傑作
第34位 「ヒメアノ〜ル」 (森田くん/森田剛) 国産サスペンススリラーの傑作。前半はコメディを装って、中盤から急転直下のサイコサスペンスになるという構造の異常さ。そして森田剛演じる殺人鬼の、サイコパスでありながら隣に住んでいそうなリアリティが恐ろしい。独特の気味の悪さが光る一本
「残穢 -住んではいけない部屋- 」(2016年) 軽い気持ちで観てはいけない本物の恐怖映画。あるマンションの怪奇現象を追う小説家。次第に呪いはその「土地」に由来していたことが分かり...過去を遡るに連れてどんどん背筋が寒くなってゆく物語展開が恐ろしい。呪いの存在を確かに感じる傑作ホラー
第17位 「エスター」(2009年) 不穏な導入、背筋の凍る展開、驚愕のどんでん返し、怒涛の終盤...サイコスリラーのあらゆる魅力が完璧に詰め込まれた大傑作。特に後半のジェットコースター感、畳み掛ける見せ場の連続はまさに圧巻で、動悸が止まらなくなる。想像を絶するエスターの凶悪さに戦慄!
【映画トリビア】 三池崇史監督のホラー映画「オーディション」はあまりにも怖すぎたため、ロッテルダム国際映画祭の上映では記録的な人数の途中退出者を出し、終了後一人の女性客が三池監督に「悪魔!」と詰め寄る一幕まであった。
「シリアル・ママ」(1994年) 今日も世直し!正義の殺人! ある住宅地の主婦が近所のムカつく奴らを次々ぶっ殺してゆくブラックコメディ。初見時、あまりのぶっ飛びっぷりに不覚にも爆笑してしまった...終盤の裁判シーンのバカバカしさは笑うなという方が無理である。主役のママが格好いい!
「告白」(2010年) 凄い映画である。冒頭のシーンだけで恐怖とビジュアルの凄さに完全に圧倒されるが、そのテンションが全く落ちぬままラストを迎えてしまう。交錯する人間達のエゴ。松たか子全身全霊の怪演。邦画史上にその名を刻む、中島哲也監督のフルパワーが詰め込まれた大傑作サスペンス。
「シンドラーのリスト」(1993年) ユダヤ人大虐殺。近代史上最も重いテーマに、スピルバーグが全身全霊で挑んだ不朽の名作。人間の邪悪さ、非道さ、醜さ、そして優しさ...その全てを抉り出す容赦のない演出。唯一カラーで描かれるラストシーンに震える。この現実は今もまだ我々の近くにある
第14位 「セッション」 (フレッチャー先生/J・K・シモンズ) 音楽学校の鬼教師。もう最初のレッスンシーンから純度120%のサイコパスっぷりを見せてくれるのでこちらは戦慄するしかない。彼が引き起こす超修羅場展開で突入するラスト15分の音撃シーンは言葉にならない凄まじさ。その結末は全人類必見
「アングスト/不安」(1983年) 殺人鬼が衝動的に豪邸の家族を惨殺して逃げる。ただそれだけを描いた作品だが、この人が尋常ではなくパニクっているので、一体我々は何を見させられてるんだ...と呆気に取られる事態に。ただ成り行きだけを観てると映画が終わる怪作
【映画トリビア】 1971年「ベニスに死す」で絶世の美少年として一世を風靡した男は、その約50年後の2019年「ミッドサマー」で崖から飛び降りた。
#観たら絶対に忘れない映画のカット 「セブン」ミルズ刑事の極限の葛藤
第5位 「MONDAYS」 職場でタイムループが起きていることに気づいた社員たちが、部長にその事実を知らせてループ脱出を試みるが、部長は毎日惰性で生きているので全然気づいてもらえない話。タイムループ×お仕事もの×エンタメを絶妙な脚本演出で成立させた傑作。働くことに前向きになれる絶品コメディ!
「ザ・フライ」(1986年) 研究所でのミスにより、ハエと同化してしまった男の悲劇を描いたクローネンバーグ監督の代表作。初見時の衝撃はとても書き尽くせない。想像を絶する凄まじいグロさ。極限のドラマに心揺さぶられるラスト。天才監督がその想像力を極限まで働かせた、SFホラーの大傑作!
第11位 「エクソシスト」(1971年) 悪魔と神父の対決を描いたオカルト映画の金字塔。おぞましい映像の数々は今観ても恐怖そのもの。少女と母親の親子愛と、神父の人生を描いたドラマとしても物凄い見応えである。圧倒的な重厚さと恐怖を融合させて、ホラー映画の価値を根底から引き上げた歴史的名作。
「LAMB/ラム」(2021年) 淡々と生活していた羊飼い夫婦が、ある日羊から生まれた【禁断の存在】をとりあげ、我が子のように育て始めたことから日常が崩壊してゆく...話? アイスランドの荒涼な自然を背景に、生物というものへの畏敬が伝わってくる哲学的な世界観に浸れる。どこまでも奇妙で難解な怪作