宮岡太郎@映画レビュー(@kyofu_movie)さんの人気ツイート(リツイート順)

「サプライズ」(2011年) 《凶悪殺人犯たちが豪邸に押し入るが、そこには相当な強キャラがいて想定外の反撃に遭う》というコンセプトを徹底してやってくれたスリラーの快作。予想外の展開の連続で飽きさせず、監督の鋭い演出力で描かれるアクションは見応え抜群!
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年) 岸辺露伴のテレビシリーズを観た時は相当に感動した。奇妙とリアリティの狭間を行き来するキャラクター、シナリオ、撮影、音楽...全ての要素が荒木飛呂彦作品を見事に実体化していたからだ。本作はそれらを正しくスケールアップ。映画館で観賞すべき良作である。
「ヘルレイザー」(1987年) 究極の快楽を与えるパズル「ルマルシャンの箱」と、快楽の伝道師(セノバイト)を描いたホラー映画。人間の肉欲と罪、苦痛と快楽と魔界をmixしたような世界観に引き込まれる。痛々しすぎるセノバイトたちのビジュアルと、硬派で作り込まれた展開にも痺れる!
第62位 「シリアル・ママ」 (ベヴァリー/キャスリーン・ターナー) 今日も世直し!正義の殺人! ある住宅地の主婦が近所のムカつく奴らをあの手この手でぶっ殺してゆくブラックコメディ。初見時、あまりのぶっ飛びっぷりに爆笑してしまった...でもこんなサイコパスが近所に住んでたら絶対嫌である
第68位 「ヒメアノ〜ル」(2016年) 国産殺人鬼スリラーの傑作。前半はコメディを装って、中盤から急転直下のサイコサスペンスになるという構造が極めて異質で、とにかく気味が悪い。森田剛演じる殺人鬼の、サイコパスでありながら隣に住んでいそうなリアリティも恐ろしい。吉田恵輔監督の才能が光る一本
No.590 「風が吹くとき」(1987年) ★★★★ 核爆弾の恐怖を描いた忘れじの傑作。 農場で平和な暮らしをしていた夫婦。ある時、離れた街で核爆発が起きる。放射能は知らないうちに2人を汚染し、日常が崩壊してゆく... 可愛らしいアニメの作画が、事のおぞましさと絶望を見事に抉り出す唯一無二の名作
第6位 「流浪の月」 元誘拐犯と、その被害女児..世の中と《繋がれない》男女2人の行く末を描いた壮絶な人間ドラマ。広瀬すず、松坂桃李の哀しみに満ちた芝居は圧巻で、物語に凄まじい重厚さを与える。行間を読ませる物語展開が、観客に多様な解釈を突きつけてくる。「悪人」「怒り」に続く李監督の傑作
第27位 「イレイザー・ヘッド」(1976年) 鬼才D・リンチの恐るべきデビュー作。都会の片隅で生まれた奇形児の父親が体験する、悪夢のような物語。反響する鳴き声と轟音、頬の膨れた女、吐き気のする造形物の数々...異常すぎる世界観が観客の思考を麻痺させ続ける、おぞましいカルト映画の最高峰
第40位 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985年) これぞ完全無欠のエンターテイメント映画。面白すぎるタイムスリップストーリー、最高のキャラクター、伏線が完璧に回収されてゆく気持ちよさ、笑い、スリル、感動...映画の魅力の全てがここに。未来へと希望を込めたラストカットも最高!
第15位 「グラン・トリノ」(2008年) 孤独な老人と、東洋人青年との交流を描いたヒューマンドラマ。よくありがちな頑固オヤジの物語なのに、こんなにカッコよく、面白く、そして心震えるのはなぜだろう。主演・演出両面でイーストウッドの魅力全開の大傑作。衝撃のラスト...その生き様に涙!
「ゴーン・ガール」(2014年) ネタバレ厳禁なストーリーテリング、センスに溢れたビジュアルと編集...まさにD・フィンチャーらしい完成されたサスペンススリラー。目まぐるしく立ち代わる登場人物と、二転三転する展開に引き込まれっぱなし。オープニングとラストカット、あまりにも秀逸すぎませんか
「ペット・セメタリー」(1989年) 《哀しきホラー映画》の代表格として君臨し続ける傑作。怪物になると分かっていても、最愛の人を生き返らせたいか...?究極の愛と恐怖がせめぎ合う人間ドラマに震える。S・キング自身が「あまりに恐ろしさに出版を見送った」という曰く付き原作の見事なる映像化。
「NOPE/ノープ」(2022年) 突然謎の巨大飛行物体が牧場の上空に出現。それを見た人間は死ぬ...という筋書きながら、シュールな難解要素とアクションエンタメが共存するとてつもなく変な映画。殺人チンパンジーの恐怖を皮切りに、物凄い量のメタ表現と個性的な展開に圧倒される超絶新感覚スリラー
映画レビュー 「ファイト・クラブ」(1999年) D・フィンチャー監督が描く物質主義社会への壮絶なアンチテーゼ。人生で本当に大切なものは何なのか。スタイリッシュな世界観、巧みなストーリー、名優2人がぶつかり合う演技対決...センスの塊のような映像の洪水が観客の魂に火をつける大傑作
No.1237 「トレマーズ」(1990年) ★★★★★ これぞB級映画の大傑作! 巨大モグラ的怪物に襲われた村の住人が、命をかけた戦いに挑む。怖いけどとにかくコミカル。愉快で楽しいキャラクター達と盛り上がる地底版ジョーズ。華麗に裏切られる死亡フラグも最高だし、めちゃくちゃ面白い。みんな観て!
No.1265 「輪廻」(2005年) ★★★★ 清水崇監督の恐怖映画。この作品は本当にガチで怖い。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、その場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる怪現象。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。Jホラーの傑作。
No.1292 「パプリカ」(2006年) ★★★★ 日本アニメ史上の裏ベスト的怪作。侵される夢、崩壊する精神、平沢進による異次元的な音楽。セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた超鬼才・今敏の紛れもない代表作。
【選外ですみません】 「ゴーンガール」の某キャラクター →30位くらいに入れようと執筆するも、選出自体がネタバレになることに気づき、泣く泣く... 「ムカデ人間」シリーズ →やってることが異常すぎてどこに入れようか迷っているうちに...申し訳ないです 「チェイサー」 →失念してました...
映画レビュー 「プリデスティネーション」(2014年) 時空警察官と、ある女性の運命を描いたSFスリラー。中盤までは地味な展開だが、ここで張り巡らされる伏線の嵐が凄すぎる。最後まで観るとこんな話どうやったら思いつくのかと感動する。俳優陣の想像を超える演技にも脱帽。記憶に残る傑作だと思います twitter.com/i/web/status/1…
映画レビュー 「ショーシャンクの空に」(1994年) 希望を持つことの大切さを描いた、映画史に刻まれしヒューマンドラマの金字塔。なんという苦難。なんというカタルシス。シナリオ、キャスト、演出の全てが神がかり的で、ラストシーンの無上の美しさに涙腺が崩壊する。あらゆる感動が詰まった最高傑作
No.1134 「ミザリー」(1990年) ★★★★★ この世の全てのサスペンス&ホラー好きに教えたい最高の恐怖映画。サイコなババアに監禁された作家の運命は...密室2人のガチンコ対決。戦慄のハンマーアタック!最高にコワ面白いスリラーの金字塔。ジェームズ・カーンさん、心よりご冥福をお祈りします。
映画レビュー 「CUBE」(1997年) 不条理スリラーの原点にして金字塔。 立方体(キューブ)で構成された、殺人トラップだらけの迷宮から脱出しようとする7人。戦慄のグロ描写。謎が狂気を呼び、やがて起こる人間同士の殺し合い。凄まじいパワーで観客を未体験の恐怖に引きずり込む、永久不滅の超傑作
小説レビュー 「十角館の殺人」(1987年) 日本ミステリ史上に燦然と輝き続ける超傑作。伝説の一行。映像化不可能のあの大トリックに“!!??”となった衝撃は一生忘れられない。7人の登場人物が容赦なく殺されてゆく展開もスリリングでぐいぐい引き込まれる。ミステリの入門にも最適なマスターピース
映画レビュー 「レザボア・ドッグス」(1991年) タランティーノの伝説的デビュー作。 無駄な会話と音楽、バイオレンス。そして定石を吹っ飛ばしながらも、観客の期待に応えてゆく脚本の凄さ。魅力的なキャラクター達と、自由自在な時系列。最後までタランティーノの持ち味フルパワーで突き進む傑作 twitter.com/i/web/status/1…
第80位 「悪の教典」(2012年) 大量殺人×エンタメを奇跡のバランスで成立させた、貴志祐介の傑作小説の映画化。前半は三池監督のホラー演出の冴えに圧倒され、後半はあまりに異常な死体量に胃もたれを起こす。瞳孔が開ききった伊藤英明の怪演...この映画が東宝300館規模で公開されたのは奇跡である。