「セッション」(2014年) 映画史に残る神映画。人間ドラマ、スポ根、サイコスリラー、どの観点から見ても異次元の超傑作。鬼教師と教え子の修羅場展開の果てに待ち受ける、クライマックス15分の音撃シーンは言葉にならない凄まじさ。怒り、エゴ、歓喜...全ての感情が押し寄せるラストカットが極上すぎる
「永遠のこどもたち」(2007年) ギレルモ・デル・トロがプロデュースしたダークファンタジー風の傑作ホラー。昔孤児院だった屋敷に移り住んだ一家に、次々と怪奇現象が起きる。ついには子供が行方不明になり...巧みな伏線と表現で、現世と死後をドラマティックに描いた心揺さぶられる名作
「ウィッカーマン」(1973年) 映画史に名を刻む怪作。行方不明者を追って孤島に来た警官が目にしたのは、島の人々の異常な生態だった...意味不明ミュージカル、卑猥発言を連発する子供、常識が通じないという地獄。狂気の世界観に震える恐怖のカルト映画。美しくも残酷なラストシーンはトラウマそのもの
「愛のむきだし」(2008年) 日本映画史に刻まれし驚愕の4時間映画。前半はちょっとエッチなコメディと見せかけて、後半になるに連れてどんどん愛が剥き出しになり迫真のドラマが展開してゆく様は圧巻。満島ひかりの超絶長台詞、安藤サクラの当時無名ながら全く物怖じしない演技...伝説の一本
「Pearl パール」(2023年) 華やかなダンサーに憧れる女の子が、ド田舎の農場で欲望を腐らせ殺人鬼へと変貌する話。「X エックス」の前日譚ながらそのクオリティは確実に進化を遂げ、洗練されたシナリオと職人技の恐怖演出が堪能できる良作スリラー。主演ミア・ゴスの演技はアカデミー賞級の素晴らしさ!
センスが極まっている
「太陽がいっぱい」(1959年) 絶世の美男子アラン・ドロン主演の映画史に残る傑作サスペンス。貧しい青年が金持ち青年に嫉妬し、殺害して彼に成りすまそうとする。とにかく展開や見せ場が見事かつ上質で飽きさせない。完全犯罪を成し遂げたと思った矢先...そのラストは永遠に忘れられない
「キャビン」(2011年) 奇跡の新感覚ホラー。 前半はベタなスプラッターと謎のラボのシーンバックで「何この映画?」という感じだが、後半のとんでもない展開に腰を抜かす。なんという天才的発想。なんという力技。未体験のクライマックスと驚愕のラストシーンに興奮がぶち上がるネオホラーの大傑作!
「スリーパーズ」(1996年) 少年院で看守たちから性的虐待を受けた当時の少年たちが、大人になって司法で復讐してゆく話。アメリカを代表する実力派を並べた超豪華キャスト映画であり、重いテーマながらそれぞれの葛藤に引き込まれてしまう。悪役を演じたK・ベーコンの憎たらしさが凄まじい
「真実の行方」(1995年) エドワード・ノートンという怪物俳優を映画ファンが認知させられた傑作サスペンス。教会の大司教が殺害され、逮捕された純朴そうな青年が抱える秘密。卓越したプロットと芝居で見せる後半はまさに圧巻で、これぞ法定劇という面白さを味わえる。衝撃のラストに鳥肌!
「セルラー」(2004年) これぞジェットコースタースリラーの傑作。若者の携帯に突然かかってきた、誘拐された女性からのSOS。電話が切れたら終わり、果たして彼は女性を救出できるのか。二転三転のスリリングな展開、今見ると凄まじい豪華キャストの面々。B級と見せかけて完全にA級。オススメの一本!