惜しくも圏外④ 「哀愁しんでれら」(2021年) あまりにおぞましい、一生脳裏に刻まれるラスト。日本犯罪史に類のない衝撃の凶行。これは家族という病。人間は誰もがサイコパス性を秘めているものであり、またサイコパスへ堕ちるものである。胸糞展開の極みと戦慄の結末がサスペンス史上に爪痕を残す怪作
第10位 「隣人は静かに笑う」(1998年) 映画史上類を見ない大どんでん返しに戦慄するスリラー。ぐいぐい引き込まれるスリリングなシナリオ、名優たちの圧倒的怪演、その果てに待ち受ける言葉を失う結末...もはや「セブン」をも凌ぐレベル。あまりの衝撃に米国では一時上映禁止になった超傑作恐怖映画
第9位 「マーターズ」(2008年) フランス産の究極エグホラー映画。理解不能。意味不明。前半から気を病むが後半のノンストップ残酷シーンは観客全てにトラウマを植え付ける。どうしてこんな映画が存在しているのか...女優さんの精神は大丈夫だったのか...もはや虚無感しか残らない胸糞鬱映画の最終形態
第8位 「ファニーゲーム」(1997年) 突然皆殺しゲームを始められた家族の運命は...スリラーをエンタメとして消費している我々に最悪のカウンターを喰らわせる胸糞映画の代表格。突然のカメラ目線。衝撃の巻き戻し。役に立たない伏線。性格の悪いインテリおっさんの悪意が爆発したかのような歴史的問題作
第7位 「バイオレンスレイク」(2008年) ある程度耐性ができた上で観ても大ダメージを喰らう胸糞映画界隈の隠れ横綱。湖にバカンスに来たカップルが、騒いでいた不良少年たちを注意したことから地獄が始まる話。緊迫感の途切れない展開が凄く、スリラーとしてもかなり高品質だが間違いなく超絶鬱映画
第6位 「火垂るの墓」(1988年) 4歳と14歳で、生きようと思った...太平洋戦争末期の国内の悲惨さを描いた壮絶な作品。様々なトラウマ描写に誰も生き残らないという完膚なきまでの絶望感。節子が徐々に栄養失調で弱ってゆく後半はもはや直視不可能。邦画史上最大の鬱映画であり、後世に残すべき傑作
第5位 「ジョニーは戦場へ行った」(1971年) 究極の反戦映画。 戦争での交戦中、爆発で両手両足、視力聴覚、鼻と口を失った若い兵隊ジョニー。それでも《生きている》感覚だけがある彼は、病室で何を思うのか...その壮絶な心情描写に心を引き裂かれる。戦争の愚かさを後世に伝え続ける絶望の大傑作
第4位 「レクイエムフォードリーム」(2000年) 覚醒剤に溺れ破滅してゆく4人の人間の姿...その極限の恐怖と後味の悪さを味わえる唯一無二の傑作スリラー。鬼才、D・アロノフスキーの凄まじい映像演出と、豪華俳優陣の壮絶な怪演が完全融合。薬物の恐ろしさを神業的な手法で表現した超絶鬱映画
第3位 「ミスト」(2008年) 信じられない残酷さ。 どうしたらこれほど後味の悪い結末を思いつくのかと震える伝説の超絶胸糞映画。人間のエゴの醜さに、事象としての悲惨さが完全融合。どんよりとした鬱展開の果てに待ち受ける、戦慄のラストシーン。心の奥底まで嫌な気分に襲われる絶望の名作
第2位 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年) 自らが失明しても、仕事を馘になっても、殺人犯の汚名を着せられても、息子のために耐え忍ぶ母親の姿...刹那の幸せなミュージカルシーンと絶句以外できないラストシーンが観た者の心に刻まれる。どこまでも辛く哀しく、言葉を失う空前絶後の超絶鬱映画。
第1位 「縞模様のパジャマの少年」(2008年) ユダヤ人虐殺をテーマにした傑作にしてこの上なき絶望映画。あの衝撃は一生忘れない。戦慄、愕然、胸糞、鬱、悲しみ...あらゆる負の感情に呑み込まれる史上最悪のクライマックス。少年の純粋無垢な表情が頭から離れない。後味が悪すぎる究極の映画
後味が悪すぎる究極の映画30本、ご覧いただきありがとうございました🎬 独断のランキングで失礼しました🙇‍♂️ 少しでも絶望の傑作を知るきっかけになれば嬉しいです。 次の企画も立案中ですので、またぜひよろしくお願いします🎞️
スカッとする映画レビュー 「デス・プルーフ」(2007年) こんな映画どこにも無い! 中盤までのグダグダっぷりが嘘のような圧倒的クライマックスに興奮がブチ上がる超傑作。なんという大転換。なんというカタルシス。カーチェイス映画として、ガールズムービーとして最強なタランティーノ監督の伝説映画
映画レビュー 「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年) たぶん史上最高の映画の一つ。人間ドラマ、笑い、スリル、感動...映画に求められる全ての要素がこの作品にある。音楽の素晴らしさも桁外れで、歌いあげられる楽曲は全てが名曲。家族でアルプス山脈を越えてゆくラストシーンに感涙
映画レビュー 「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004年) 今ではすっかりお馴染みとなった【コメディ調ゾンビ映画】の原点的快作。キャラクターの愛せるアホさと意外に巧妙なシナリオが実に良い。この監督の次作「ホット・ファズ」はその良さをパワーアップさせた超傑作コメディ映画!どちらもぜひ!
映画レビュー 「キサラギ」(2007年) いまや日本屈指の名脚本家となった古沢良太氏の傑作オリジナルサスペンスコメディ。あるアイドルの死の真相を探るべく集まった5人の男。次々と繰り出される笑いの中、限られたシチュエーションで撒いた伏線を完璧に回収してゆくシナリオが圧巻!
映画レビュー 「サマータイムマシンブルース」(2005年) おそらく世界一どうでもいいタイムスリップ話だが、これが滅茶滅茶面白いのである。クーラーのリモコンをいじった為にバタフライエフェクトが起こり過去未来が変わってしまうバカバカしさ。いまや驚異的な豪華キャストが織りなす傑作コメディ!
映画レビュー 「輪廻」(2005年) ガチで怖い映画。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、同じ場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる前世の記憶と戦慄の怪現象。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。観客の記憶にこびりつくJホラーの傑作
映画レビュー 「それでもボクはやってない」(2007年) 痴漢冤罪をテーマにした作品。地味な題材ながら、綿密な取材に基づいた圧倒的リアリティと無駄のない物語展開で観客を完璧に引き込ませる大傑作。小日向文世演じる裁判官の憎たらしさは未だに忘れられない。主人公への感情移入が止まない一本
映画レビュー 「ターミネーター2」(1991年) エンタメ史上の比類なき金字塔。 最高の物語、敵ターミネーターの天才的造形、鬼レベルのアクション、そして胸を打つラスト...奇跡的な名シーンのみで構成された映画史上のマスターピース。死角一切ナシ。魂が震える興奮の連続。全人類に観てほしい超傑作
「誕生日はもう来ない」(1982年) 殺人鬼が殺した人間を並べてバースデーパーティをするシーンがある映画。このアイディアが素晴らしい。その他はいたってオーソドックスなザッツ80'sスプラッターホラー
「キャリー」(1976年) 原作者S・キングも絶賛した超傑作ホラー。バケツの血のシーンをはじめ、天才監督が一生に一回出せるかというレベルの驚異的な完成度の恐怖映画。S・スペイセクのビジュアルと演技はまさに奇跡。その哀しきドラマにも心震える。ラストシーンは衝撃すぎて劇場が揺れたという伝説も
「時計仕掛けのオレンジ」(1971年) 狂気、狂気、狂気。ここまで狂気に満ちた映画があるだろうか。セックス、快楽、憎悪...人間と暴力という究極のテーマに踏み込んだ近未来の残酷なおとぎ話。ベートーヴェンが響き渡るラストシーンまで、全身の感覚が震え続ける唯一無二の超傑作!
「百円の恋」(2014年) 人生を変えるほどのエネルギーを持ったボクシング映画の大傑作。安藤サクラの鬼気迫る役作りの凄さ。ダメダメでも人は変われる。最後には誰もが主人公を応援してしまう。観賞後、見慣れた街の風景が少し違って見える...そんな計り知れないパワーと熱量に溢れた一本。
「シックス・センス」(1999年) 映画史に残る衝撃の結末...その触れ込みで一世を風靡した名作。幽霊が見えてしまう少年と、心に傷を負った精神科医、それぞれの苦悩が絡み合い、結末へ向かうプロットが見事。B・ウィリスの静かなる名演。衝撃から真の結末へと向かう人間ドラマ。心に残る傑作