第23位 「アメリカン・サイコ」 (クリスチャン・ベール) 銀行に勤めるエリートの裏の顔は、快楽殺人犯だった!?全裸にチェーンソーで娼婦を追いかける、名刺のセンスで負けた同僚をぶっ殺すなど、冗談なのかガチなのかよく分からない素敵な殺人鬼。この人がゴッサムシティの平和を護るようになるとは...
映画レビュー 「神は見返りを求める」(2022年) ムロツヨシが底辺YouTuberの岸井ゆきのを無償でサポートするが、売れた途端にゴミのように扱われ、狂気のストーカーへと変貌する話。恋愛映画と見せかけてほぼサイコスリラー。人間と復讐鬼の狭間で揺れるムロツヨシの芝居は圧巻。毒々しくも心震える傑作
第22位 「凶悪」 (リリー・フランキー/ピエール瀧) 死刑囚を担当したルポライターが、まだ見ぬ殺人と凶悪犯の存在を知り取材を始めるが...その描写にハンマーで殴られたような衝撃を受ける傑作。ピエール瀧の狂犬のような凶暴性、そしてリリー・フランキーの救いようのない極悪性はトラウマそのもの。
第21位 「ユージュアル・サスペクツ」 (カイザー・ソゼ) 終盤のどんでん返しがサスペンス映画史に刻まれる名作。多数の死者を出した麻薬密輸船の爆発。やがて警察が辿り着いたのは、知略謀略の限りを尽くして、死体の山を築きながら自身の存在を煙に撒く犯罪者の姿だった...カイザー・ソゼ、恐るべし
第20位 「悪魔のいけにえ」 (レザーフェイス一家) ホラー映画の頂点に君臨するマスターピース。この一家の一切話が通じない狂いっぷりはもはや伝説。唐突かつ不条理な展開、ざらついた映像、容赦ないチェーンソーの轟音、衝撃のラストカット...全ての粗さが恐怖に結実してしまった奇跡の作品
第18位 「ソウ」 (ジグソウ/トビン・ベル) ソリッドシチュエーションスリラーというジャンルを確立した歴史的名作にして金字塔。映画史に残る大どんでん返しは全映画ファン必見。そして「生に感謝しろ」という謎理由で多彩な拷問ゲームを考案・実行し続けるジグソウは問答無用のサイコパスであろう
第15位 「トレーニング・デイ」 (デンゼル・ワシントン) 新人刑事と、黒い噂の絶えない破天荒なベテラン刑事がバディを組んだ一日の出来事を描くスリラー。この作品はすごい。とにかく凄い。名優デンゼル・ワシントンはこの作品の超絶演技でアカデミー主演男優賞に輝いた
第14位 「セッション」 (フレッチャー先生/J・K・シモンズ) 音楽学校の鬼教師。もう最初のレッスンシーンから純度120%のサイコパスっぷりを見せてくれるのでこちらは戦慄するしかない。彼が引き起こす超修羅場展開で突入するラスト15分の音撃シーンは言葉にならない凄まじさ。その結末は全人類必見
第13位 「CURE」 (萩原聖人) 黒沢清監督の名が世界に轟いたサイコスリラーの傑作。虚無そのものを体現した萩原聖人の恐ろしさ。「あんただれ?」の言葉に導かれて簡単に人が人を殺してゆく異様さに背筋が凍る。作品全体を支配する全貌の掴めない闇...観客のアイデンティティをも揺るがす不朽の恐怖映画
第12位 「エスター」 (イザベル・ファーマン) この娘、どこか変だ。 救いの里子と思わせて、次第に本性を現してゆくエスター。その想像を絶する凶悪さには戦慄するのみ。誰もが愕然とする彼女の正体とは...背筋の凍る展開、衝撃の事実、怒涛の終盤。サイコスリラーのあらゆる魅力が詰め込まれた大傑作
第11位 「冷たい熱帯魚」 (でんでん) 《近所にいそうなハイテンションおじさんだが完全に頭のおかしい殺人鬼》を体現したでんでんが凄すぎるサイコスリラー映画。凶行に次ぐ凶行の凄まじさ。あらゆる倫理が崩壊した果てに待ち受けるクライマックスに唖然。R-18指定、邦画史に刻まれし狂気の傑作
第10位 「セブン」 (ジョン・ドゥ/ケビン・スペイシー) 七つの大罪に見立てた7つの殺人を完成させようとする、理解の及ばないサイコパス。彼の浮世離れした存在感が本作のダークさを更に凄まじくしている。忘れられぬラストの絶望感...未来永劫語り継がれるであろう猟奇サスペンスの金字塔
第9位 「黒い家」 (菰田幸子/大竹しのぶ) この人間には、心がないー。 包丁を振り上げて絶叫しながら何度も襲ってくる大竹しのぶ。その凄まじい形相は、どんな幽霊や怪物より狂った人間が一番恐ろしいことを証明した。二度に渡るクライマックスは戦慄そのもの。保険金殺人の恐怖を描いた最凶のスリラー
第8位 「ファニーゲーム」 (卵をもらいにきた2人組) 「明日の朝まで君たちが生きていられるか賭けないか?」訳のわからない突然の発言とともに、一家殺害を実行してゆく2人の男。全くもって理解不能な凶行、突然のカメラ目線、衝撃の巻き戻し...カンヌ国際映画祭を騒然とさせた映画史に刻まれし問題作
第7位 「悪の教典」 (蓮実聖司/伊藤英明) 端正なルックスで人気の高校教師は、他者への共感能力が無い殺人鬼だった...瞳孔が開いた伊藤英明の戦慄の怪演。「木の葉を隠すなら森の中」論理で、自分のクラスの生徒皆殺しを実行に移す思考回路はサイコパスの極み。戦闘能力も高い最強レベルのモンスター
第6位 「ヒッチャー」 (ルトガー・ハウアー) 怖すぎる映画。逃げても逃げても執拗に追いかけてくる殺人ヒッチハイカーの恐怖...完全に人の心が欠落したL・ハウアー演じる殺人鬼は、恐ろしさと格好良さを併せ持った映画史上最凶のサイコキャラの一人。逃げ場のない荒野に絶望するロードスリラーの傑作 twitter.com/i/web/status/1…
第5位 「ノーカントリー」 (シガー/ハビエル・バルデム) 荒野を舞台にした、おかっぱ頭の最凶サイコパス殺し屋との地獄の攻防...延々とみなぎる生きるか死ぬかの緊張感が凄まじい傑作スリラー。ボンベ銃を携えて、まるで漫画のように情け容赦なくターゲットを殺害してゆく無双っぷりには可笑しくも戦慄
第4位 「オーディション」 (麻美/椎名英姫) キリキリキリ...痛いでしょう? “痛み”しか信じられないサイコ女の標的になった男の運命は...あまりのエグさに海外の映画祭では記録的な数の退場者を出し、終了後に女性客が監督に「悪魔!」と詰め寄る一幕まであったという。戦慄を極めたサイコホラーの傑作
第3位 「ダークナイト」 (ジョーカー/ヒース・レジャー) 混沌を好み、人々を恐怖へと陥れる悪の化身。それでいて一挙一動まで目の離せない最高のカリスマ。自身を徹底的に追い込み演じたヒース・レジャーは、公開前に薬物中毒で他界した。その狂演は、未来永劫観客の魂を震わせ続けるに違いない
巨大な市松人形が、ターゲットを呪い殺すのではなく、なぜか物理攻撃で襲ってくるホラー映画「恐怖人形」各映画配信サイトで視聴可能です。 よかったら〜〜 filmarks.com/movies/84606
第2位 「羊たちの沈黙」 (レクター博士/アンソニー・ホプキンス) 優雅で落ち着いた所作と、IQ200の高度な知性を持ちながら、人の臓物を食べる猟奇極まりない殺人鬼...アカデミー賞を独占したサイコサスペンスの金字塔に相応しい伝説のキャラクター。美学と戦慄が入り混じったその姿に鳥肌が止まらない
第1位 「ミザリー」 (アニー/キャシー・ベイツ) 熱狂的ファンのババアに監禁された小説家の運命は...スリラー映画史に刻まれし超傑作。狂気、歓喜、憤怒、殺意...あらゆる感情がコロコロ姿を現すその姿は、どこか我々の身近にもありそうで鳥肌が立つ。秀逸すぎて言葉も出ない究極のキャラクター。必見
究極のサイコパス100人、ご一読いただきありがとうございました🎬 独断のランキングで失礼しました🙇‍♂️ 少しでも怖い傑作を知るきっかけになれば嬉しいです😊 惜しくも入れられなかった方々がいるので、今後取り上げていきます
【選外ですみません】 「ゴーンガール」の某キャラクター →30位くらいに入れようと執筆するも、選出自体がネタバレになることに気づき、泣く泣く... 「ムカデ人間」シリーズ →やってることが異常すぎてどこに入れようか迷っているうちに...申し訳ないです 「チェイサー」 →失念してました...
新作レビュー 「茶飲友達」(2023年) 高齢者専門売春クラブをテーマにした映画。傑作です。お年寄りの方々、そしてクラブを経営する若者たち、それぞれの孤独が痛いほど伝わってくる。ユーモアを織り交ぜた人間模様も面白いし、ラストカットの余韻が凄まじい。1館から全国50館以上に拡大公開中。ぜひ