第72位 「フォーリング・ダウン」 (D-FENS/マイケル・ダグラス) 心の壊れた中年男のイライラが爆発し大暴走!街ゆく人を巻き込みながら凶行をエスカレートさせてゆくスリラー。ぶっ飛んだM・ダグラスはまさにハマり役で、不謹慎にも次何をやらかすのかワクワク。ハンバーガー屋に行くと思い出す傑作
第69位 「孤狼の血 LEVEL2」 (上林浩成/鈴木亮平) 日本が誇るカメレオン俳優、鈴木亮平が、全身全霊を懸けた悪魔のような演技で観客を恐怖に叩き落とす傑作ヤクザ映画の続編。そのキレっぷりはアメコミのヴィランを思わせるインパクトで、無慈悲な殺し方、何度も襲撃してくるラストなど凄まじい迫力
第67位 「屋敷女」 (侵入者/ベアトリス・ダル) R-18指定確実、究極エグ映画の名に恥じないスプラッタースリラー。全ての原動力となっているのが、凶行に容赦皆無の侵入者のキャラクター。攻撃守備が入れ替わるスリリングな展開、すさまじい演技、限界を超えた凄惨な描写が完全融合した伝説の恐怖映画
第63位 「es」 (看守ベルス/ユストゥス・フォン・ドホナーニ) 史上最凶レベルのサイコサスペンス。囚人役と看守役に分かれ、2週間収容される被験者。看守の人格がどんどん凶暴に変貌し、最悪の事態へと向かってゆく展開に震えが止まらなくなる。看守リーダーの憎たらしいまでに凶悪な演技が凄い
第62位 「シリアル・ママ」 (ベヴァリー/キャスリーン・ターナー) 今日も世直し!正義の殺人! ある住宅地の主婦が近所のムカつく奴らをあの手この手でぶっ殺してゆくブラックコメディ。初見時、あまりのぶっ飛びっぷりに爆笑してしまった...でもこんなサイコパスが近所に住んでたら絶対嫌である
第58位 「哀愁しんでれら」(2021年) (家族/土屋太鳳、田中圭、CoCo) あまりにおぞましい、一生脳裏に刻まれるラスト。日本犯罪史に刻まれる衝撃の凶行。これは家族という病。人間は誰もがサイコパス性を秘めているものであり、またサイコパスへ堕ちるものである。サスペンス史上に爪痕を残す怪作
第56位 「アングスト/不安」 (ヴェルナー/アーヴィン・リーダー) 殺人鬼が衝動的に豪邸の家族を惨殺して逃げる。ただそれだけを描いた作品だが、この人が尋常ではなくパニクっているので、一体我々は何を見させられてるんだ...と呆気に取られる事態に。ただ成り行きだけを観てると映画が終わる怪作
第53位 「激突!」 (タンクローリーの運転手) 中年男を襲う殺人アオリ運転の恐怖。逃げても逃げてもしつこく追ってくる巨大車。もう勘弁してくれぇ。 天才スピルバーグはこのタンクローリーの運転手の顔を一切映さないことで、観客の無限大の想像力を掻き立て、この作品を一層傑作にすることに成功した twitter.com/i/web/status/1…
第47位 「危険な遊び」 (ヘンリー/マコーレー・カルキン) 知能は高いが人の心を持たないサイコパスの子供が、徐々にイタズラをエスカレート。やがて殺人に発展し邪魔者を排除しようとするサイコスリラー。M・カルキンVSイライジャ・ウッド。当時最強だった2人の子役対決が実現した、戦慄の傑作
第46位 「ブラック・レイン」 (佐藤浩史/松田優作) アメリカ人をも戦慄させた史上最凶のヤクザ。突如眼を剥いて大声で威嚇。自分よりはるかに大物を何の躊躇もなく一瞬で仕留める。次に何をやらかすか分からないその姿は狂犬そのもの。末期ガンに冒されながら全身全霊で演じ抜いたその狂演は永遠である
第45位 「ディストラクション・ベイビーズ」 (柳楽優弥、菅田将暉) 意味が分からなすぎる映画。ただただ理由なく通行人に暴力を振るいまくる柳楽優弥。そして暴力に取り憑かれサイコパス化してゆく菅田将暉...人はどこまで暴力的な衝動を秘めているものなのか。問答無用な熱量に圧倒される怪作 twitter.com/i/web/status/1…
第44位 「パフューム ある人殺しの物語」 (ベン・ウィショー) まごうことなき変態映画。究極の香りを求めて殺人鬼になってゆく香水師の物語なのだが、常人には到底思いつかない戦慄のラスト30分が凄すぎる。あの展開は完全に常軌を逸している。香りの魔力を具現化した映像表現も凄い。忘れじの傑作
第42位 「RUN/ラン」 (サラ・ポールソン) 生まれつき身体が弱く、車椅子生活を送る少女が、母親の恐ろしい本性を感じ親元からの脱出を試みるスリラー。何かがおかしいという状況の中、あくまでもジリジリと進行する前半が素晴らしい。想像を絶する凄まじい毒親ぶりに戦慄する後半も見応え抜群。
第40位 「バトル・ロワイアル」 (桐山和雄/安藤政信) 中学生同士が殺し合うゲームにおいて、唯一自分から志願して参加した殺人マシン。ターゲットを見つけるや否や、片っ端からマシンガンで撃ち殺し、終盤はついに白眼を剥いて襲撃してくる様には戦慄するしかない。巨匠監督が最後に描き出した化け物
第39位 「ミスト」 (カーモディ夫人/マーシャ・ゲイ・ハーデン) キリスト教狂信者のおばさん。怪物の襲撃はハルマゲドンの始まりだと絶叫し、自分の支持者を増やしてコミュニティを崩壊させてゆく様は殺意を覚えほど憎たらしい。“史上最悪の後味”と言われる本作に間違いなく貢献しているハイパー悪役
新作レビュー 「茶飲友達」(2023年) 高齢者専門売春クラブをテーマにした映画。傑作です。お年寄りの方々、そしてクラブを経営する若者たち、それぞれの孤独が痛いほど伝わってくる。ユーモアを織り交ぜながらも、辿り着いたラストカットの余韻が凄まじい。1館から全国50館以上に拡大公開が決定。ぜひ
第35位 「八つ墓村」 (多治見要蔵/山崎努) もはやサイコパスというより化け物だが、この方の32人殺しシーンは邦画史上に残る凄まじいインパクト。桜吹雪が舞う中、頭に懐中電灯を2本装着し、猟銃と日本刀を持って白塗り顔で襲ってくる映像...その恐怖と美しさはとても表現できない
第34位 「ヒメアノ〜ル」 (森田くん/森田剛) 国産サスペンススリラーの傑作。前半はコメディを装って、中盤から急転直下のサイコサスペンスになるという構造の異常さ。そして森田剛演じる殺人鬼の、サイコパスでありながら隣に住んでいそうなリアリティが恐ろしい。独特の気味の悪さが光る一本
第33位 「ナイトクローラー」 (ジェイク・ギレンホール) サイコパスなパパラッチが、スクープ欲しさに暴走した挙句、やがて自分で凶悪事件を捏造し始めるスリラー。全編に溢れる異様な熱気と力強い展開に引き込まれる傑作。眼の下に隈を作り、瞳孔の開ききったJ・ギレンホールの怪演が凄まじい
第31位 「十三人の刺客」 (松平斉韶/稲垣吾郎) 極悪無比、残虐非道。物凄いインパクトで観客を恐怖させまくるサイコパス殿様。その暴虐の限りを尽くすかのような振る舞いは凄まじいの一言。稲垣氏がSMAPでのイメージを超えて、悪役の適性を日本中に見せつけた超名演
第29位 「死刑にいたる病」 (榛村大和/阿部サダヲ) 白石和彌監督がフルパワーを注ぎ込んだ国産猟奇サスペンス。阿部サダヲ演じる大量殺人鬼の、いかにも実在しそうなリアリティが凄まじい。背筋の凍るマインドコントロールのメカニズム、そして思わず引き込まれてしまう光のないあの“眼”...戦慄の傑作
第28位 「レオン」 (ゲイリー・オールドマン) 名作に名悪役あり、とはまさにこのこと。麻薬捜査官のボスでありながら裏で街の麻薬売買を取り仕切り、自らもヤク中という凄いキャラ。圧倒的な眼のヤバさ、ベートーヴェンを歌いながら撃ち殺す破天荒っぷり、ラストのレオンとの代決...名シーンの宝庫です
第27位 「時計仕掛けのオレンジ」 (アレックス/マルコム・マクダウェル) ここまで狂気に満ちた映画があるだろうか。暴力と快楽にのみ生き甲斐を覚えるという、主人公にあるまじきキャラクター造形といったらない。人間と暴力という究極のテーマに踏み込んだ残酷なおとぎ話。全身の感覚を震わせる超傑作
第26位 「真実の行方」 (エドワード・ノートン) まさに法廷劇という逆転の面白さが味わえる傑作サスペンス。大司教が殺害され、逮捕された純朴な青年が抱える秘密とは...エドワード・ノートンのこれが映画デビュー作とは思えない超怪演に震える。この天才俳優を映画ファンが認知した記念碑的名作である
第24位 「隣人は静かに笑う」 (ティム・ロビンス&ジョーン・キューザック) 映画史上最強レベルの大どんでん返しが起きるサスペンススリラーの超傑作。その凄さは「セブン」「ソウ」をも凌駕するレベル。隣人夫婦の恐ろしい怪演、特に奥さんの笑顔が記憶に残り続ける。全ての衝撃の結末映画好きに届け!