第5位 「MONDAYS」 職場でタイムループが起きていることに気づいた社員たちが、部長にその事実を知らせてループ脱出を試みるが、部長は毎日惰性で生きているので全然気づいてもらえない話。タイムループ×お仕事もの×エンタメを絶妙な脚本演出で成立させた傑作。働くことに前向きになれる絶品コメディ!
第4位 「THE FIRST SLAM DUNK」 漫画史に残る伝説のエピソードの映像化で、アニメの持つ表現をフル活用して原作すらも超えてしまった超傑作。あのラスト1分、想像を絶する迫力と熱量に釘付けになり、気がついたら泣いていた。26年間、全国の少年たちが願い続けてきた興奮が実現した最高の一本!
女優・萩原みのりさん渾身の超絶演技が観れるスリラー映画「成れの果て」各映画配信サイトで視聴可能です。 81分のコンパクトな作品です。 年末年始に、是非 filmarks.com/movies/96791
第3位 「女神の継承」(2022年) R-18指定、戦慄のタイ産ホラー。 前半はゆったりめの展開で、よくある悪魔祓い系映画かと思うのだが、中盤からどんどん追い込まれてゆき気がつけば恐怖と絶望しか存在しなくなっている作りが凄すぎる。ああ、怖かった。間違いなく映画史に刻まれる本物のホラー映画。
第2位 「トップガン マーヴェリック」(2022年) 非の打ち所がない最高の娯楽大作。大迫力かつ分かりやすい戦闘シーン、ぐいぐいと引き込ませるストーリー、親と子の二世代を巻き込んだドラマ... あらゆる面で秀逸すぎる完璧な続編がここに。還暦トム様の大活躍にワクワクが止まらない!
第1位 「RRR」 今年はトップガンという大傑作がありながらそれすら凌駕してしまった超絶スーパー娯楽大作。友情、努力、バトル、ダンス、勝利...激熱の映像&ストーリーに心燃える最高最強の3時間。後半はあまりのスペクタクルに脳の処理速度が追いつかなくなる究極の体験ができる。本年のベスト映画!
「残穢 -住んではいけない部屋- 」(2016年) 軽い気持ちで観てはいけない本物の恐怖映画。あるマンションの怪奇現象を追う小説家。次第に呪いはその「土地」に由来していたことが分かり...過去を遡るに連れてどんどん背筋が寒くなってゆく物語展開が恐ろしい。呪いの存在を確かに感じる傑作ホラー
【映画トリビア】 三池崇史監督のホラー映画「オーディション」はあまりにも怖すぎたため、ロッテルダム国際映画祭の上映では記録的な人数の途中退出者を出し、終了後一人の女性客が三池監督に「悪魔!」と詰め寄る一幕まであった。
「ファニーゲーム」(1997年) 映画史上最も胸糞悪い映画の一つであり、ハリウッド的エンタメ系サスペンスに最強のカウンターを喰らわせる戦慄のスリラー。背筋の凍る長回し。衝撃の巻き戻し。役に立たないナイフの伏線。一体何でこんな映画を作ろうと思ったのか?どこまでも異常な歴史的問題作。
「トレマーズ」(1990年) これぞB級映画の大傑作! 巨大モグラ的怪物に襲われた村の住人が、命をかけた戦いに挑む。怖いけどとにかくコミカル。愉快で楽しいキャラクター達と盛り上がる地底版ジョーズ。華麗に裏切られる死亡フラグも最高だし、めちゃめちゃ面白い。みんな観て!
「ラストナイト・イン・ソーホー」(2021年) 現代の冴えない女の子が60年代ロンドンにタイムスリップし、歌手を目指す女の子とシンクロしながら事件に巻き込まれるスリラー。二者間を縦横無尽に横断するE・ライトの華麗な映像演出は天才的!意外性溢れる展開とキャラクターも魅力的な良作
ミステリ小説レビュー 「十角館の殺人」(1987年) 日本ミステリ史上に転換点を生み出した超傑作。映像化不可能の大トリックに“!?!”となったあの衝撃は一生忘れられない。7人の登場人物が容赦なく殺されてゆく展開もスリリングでぐいぐい引き込まれる。ミステリの入門にも最適なマスターピース
「フルメタル・ジャケット」(1987年) 鬼才・キューブリック監督による変な戦争映画。地獄の特訓が続く前半、戦場に赴く後半のテンションがまるで違う。というより、ハートマン軍曹とデブの存在感が凄すぎてバランスが滅茶苦茶である。ラストのミッキーマウスマーチまで、イビツさを極めた怪作。
「ブレアウィッチプロジェクト」(1999年) 製作費800万円。 興行収入300億円。 POVという手法で革命を起こした歴史的ホラー映画。木にいっぱい吊るされた謎の人形。ひたすらぐるぐる同じ道を歩いていることに気づく主人公たち。意味不明で怖すぎるラスト。背筋が凍る瞬間が幾つもある恐ろしい一本
「ザ・スイッチ」(2020年) 凶悪殺人鬼とダメダメ女子高生の魂が入れ替わるスリラー。とにかくこのシチュエーションで考えられる爆笑ネタをやり尽くした快作!内股で少女走りするV・ヴォーンの芝居がまず面白すぎて腹筋が崩壊するし、笑うしかないほど過剰な殺人描写、家族愛が組み込まれた物語もgood!
「パプリカ」(2006年) 日本アニメ史上の裏ベスト的怪作。侵される夢、崩壊する精神、平沢進による異次元的な音楽。セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた超鬼才・今敏の紛れもない代表作。
「タクシードライバー」(1976年) ベトナムから帰還し、社会に馴染めない男。都市が増幅させる果てしない孤独。自身の存在価値を見出せぬまま狂ってゆくデ・ニーロの圧巻の芝居...人との繋がりが消えた無敵の人の行く末は。ハンマーで殴られたような衝撃を受けるスコセッシの最高傑作の一つ
「バトル・ロワイアル」(2000年) 未だデスゲーム系映画の最高峰に君臨する原点にして金字塔。最後の1人になるまで中学生が孤島で殺し合うという驚愕の設定。容赦ない展開の中で味あわされる恐怖と興奮は一生もの。豪華俳優陣の強キャラバトルに燃え、そのエネルギーに圧倒される傑作。
「イット・フォローズ」(2014年) セックスによって呪いに取り憑かれ「それ」に追いかけられ続ける女性の恐怖を描いた新感覚ホラー映画。「それ」は普通に歩いて近づいて来るので、街行く人全てが恐怖の対象になるという発想が素晴らしい。奇妙とホラーの間を攻めたような演出もgood!
「告白」(2010年) 凄い映画である。冒頭から恐怖とビジュアルのすごさで完全に圧倒されるが、そのテンションが全く落ちぬままラストを迎えてしまう。交錯する人間達のエゴ。松たか子全身全霊の怪演。邦画史上にその名を刻む、中島哲也監督のフルパワーが詰め込まれた大傑作サスペンス。
「グリーン・インフェルノ」(2013年) 森林伐採反対運動だ!と熱帯雨林にやってきた若者たちが、謎の食人族に襲撃されまくる話。自分たちが守ろうとしていた秘境が想像以上にとんでもない所で、恐怖へと変わる皮肉が面白い。安定のイーライ・ロス作品だけあって中々グロいのも良い
「マジック」(1978年) 腹話術士が、徐々に人形に人格を乗っ取られてゆくサイコ・スリラー。まだ若い頃のA・ホプキンスがどんどん狂ってゆき、後のレクター博士を思わせる異様な芝居へと変化してゆく様は見応え抜群。操っていたはずの人形に逆に操られ、殺人をも犯してゆくストーリーがホラーすぎる。
「アタックオブザキラートマト」(1978年) ある日突然、トマトが人々を襲い始めた...チープ極まりない酷すぎる演出が伝説となったカルト映画。トマトの襲撃シーンはカメラ脇からスタッフがトマトを投げているだけという凄まじさ。「B級映画」を超越して「Z級映画」と名高い歴史的バカ映画!
「永遠のこどもたち」(2007年) ギレルモ・デル・トロがプロデュースしたダークファンタジー風の傑作ホラー。昔孤児院だった屋敷に移り住んだ一家に、次々と怪奇現象が起きる。ついには子供が行方不明になり...巧みな伏線と表現で、現世と死後をドラマティックに描いた心を揺さぶられる傑作。
「黒い家」(1999年) 保険金殺人のおぞましさを描いた国産サイコサスペンスの怪作。大竹しのぶの最恐演技は、どんな怪物や幽霊より包丁を持ったキチガイババアが一番恐ろしいことを証明した。二度に渡るクライマックスはまさに圧巻。その想像を絶する恐怖に戦慄する。