第58位 「CURE」(1997年) 黒沢清の名を世界に轟かせたサイコスリラーの傑作。作品全体を全貌の掴めない闇が支配しており、簡単に人が人を殺してゆく異常さに背筋が凍る。等身大の人間である役所広司と、虚無そのものを体現した萩原聖人との絶望的な対決...観客のアイデンティティをも揺るがす恐怖映画
第59位 「パラサイト」(1998年) R・ロドリゲス監督の青春SFアクションホラー!驚異的な豪華キャスト、恐怖映画の王道でありながらヒネリのあるストーリー、センス抜群の演出が相まった、最後まで全く目の離せない秀逸な一本。宇宙人に乗っ取られているのは誰だ!?エンタメとして完成された大傑作!
第62位 「アイデンティティー」(2003年) 空前のどんでん返しが味わえるサスペンススリラーの傑作。寂れたモーテルに閉じ込められた11人の男女。やがてそのうちの一人が殺されるが...!?全てをひっくり返す後半の展開はまさに衝撃的。最後の最後まで気が抜けない見事なシナリオに拍手。
第65位 「ホステル」(2005年) アホな若者観光客がやって来たホテルは、なんと金持ちが宿泊者を監禁し、拷問を加えて楽しむためのスポットだった... イーライロスらしいゴア描写と恐怖!そのエグさはR-18の面目躍如。一気にエンタメに突入する後半の展開も素晴らしい。エログロホラーの代表的快作
第66位 「パフューム ある人殺しの物語」(2006年) まごうことなき変態映画。 究極の香りを求めて殺人者になってしまった香水師の物語なのだが、常人には到底思いつかない戦慄のラスト30分が凄すぎる。あの展開は完全に常軌を逸している。香りの魔力を具現化した映像表現も凄い。記憶に残り続ける傑作
第67位 「ドント・ブリーズ」(2016年) 家に忍び込んだ泥棒が、家主のマッチョ盲目老人に部屋を真っ暗にされてボコボコにされる話...つくづく、映画というのはアイデアなのだと思わされる超秀逸設定である。猟奇度が増す中盤のヒネリ、犬を絡めた攻防など、観客を全く飽きさせず最後まで突っ走る傑作。
第68位 「ヒメアノ〜ル」(2016年) 国産殺人鬼スリラーの傑作。前半はコメディを装って、中盤から急転直下のサイコサスペンスになるという構造が極めて異質で、とにかく気味が悪い。森田剛演じる殺人鬼の、サイコパスでありながら隣に住んでいそうなリアリティも恐ろしい。吉田恵輔監督の才能が光る一本
第69位 「ジェイコブス・ラダー」(1990年) ティム・ロビンス主演のガチ系サイコスリラー。ベトナム戦争で負傷し、帰還した男が取り憑かれる恐怖。まとわりつく陰謀のにおいと強迫観念...一体自分はどうなってしまったのか?覚めることのない悪夢のような世界観が凄まじい、トラウマを残す名作
第73位 「輪廻」(2005年) この映画は本当にガチで怖い。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、その場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる前世の記憶と怪現象の数々。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。観客を圧倒するJホラーの傑作。
第80位 「悪の教典」(2012年) 大量殺人×エンタメを奇跡のバランスで成立させた、貴志祐介の傑作小説の映画化。前半は三池監督のホラー演出の冴えに圧倒され、後半はあまりに異常な死体量に胃もたれを起こす。瞳孔が開ききった伊藤英明の怪演...この映画が東宝300館規模で公開されたのは奇跡である。
第84位 「危険な遊び」(1993年) M・カルキンVSイライジャ・ウッド。 当時最強だった2人の子役対決が実現した、サイコサスペンスの隠れた傑作。サイコパスのカルキン君が徐々に本性を現し、イタズラが殺人へと発展してゆく恐ろしさには背筋が凍る。断崖絶壁で繰り広げられる衝撃のクライマックスは必見
第86位 「クローバーフィールド」(2008年) まさかのPOV×怪獣映画。 想像を超える大胆な手法で劇場に来た当時の観客の度肝を抜いた一本。逃げ惑うカメラは我々とシンクロし、壮絶な恐怖へ。自由の女神の首が飛んできたり、まさに全編がジェットコースター。パニックホラーの新たな可能性を示した傑作!
第87位 「黒い家」(1999年) 保険金殺人のおぞましさを描いた国産サイコサスペンスの怪作。大竹しのぶの最恐演技は、どんな怪物や幽霊より包丁を持ったキチガイババアが一番恐ろしいことを証明した。二度に渡るクライマックスは圧巻。その想像を絶する恐怖に戦慄する。
第91位 「ハッピー・デス・デイ」(2017年) 時をかけるビッチに明日は来るのか!? 誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、何度も殺されて誕生日を繰り返す設定が秀逸!コミカルでテンポ良い展開と犯人当てのスリルが観客の心を掴む、タイムスリップ・コメディスリラー(?)の傑作。
第97位 「サプライズ」(2011年) 《凶悪殺人犯が豪邸に押し入るが、そこには想像を絶する強キャラがいて予想外の反撃に遭う》というコンセプトを徹底してやってくれたスリラーの快作。主人公はまるで女ランボー。予想外の展開の連続で飽きさせず、監督の鋭い演出力で描かれる頭脳戦&肉弾戦は見応え抜群!
100位 「LAMB/ラム」(2021年) 淡々と生活していた羊飼い夫婦が、ある日羊から生まれた【禁断の存在】をとりあげ、我が子のように育て始めたことから日常が崩壊してゆく...話? アイスランドの荒涼な自然を背景に、生物というものへの畏敬が伝わってくる哲学的な世界観に浸れる。難解で奇妙な怪作
No.1292 「パプリカ」(2006年) ★★★★ 日本アニメ史上の裏ベスト的怪作。侵される夢、崩壊する精神、平沢進による異次元的な音楽。セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた超鬼才・今敏の紛れもない代表作。
映画史上最高の予告編の一つ #時計仕掛けのオレンジ
No.1276 「残穢 -住んではいけない部屋- 」(2016年) ★★★★ 軽い気持ちで観てはいけない恐怖映画。あるマンションの怪奇現象を追う小説家。次第に呪いはその「土地」に由来していたことが分かり..過去を遡るに連れてどんどん背筋が寒くなってゆく物語展開が秀逸。呪いの存在を確かに感じる傑作ホラー
いい勝負しそうな4人
ドラマレビュー 「古畑任三郎/赤か、青か」(1996年) ★★★★★ 田村正和vs木村拓哉。古畑のエピソードでも最上位に君臨する伝説の神回。爆弾爆発のリミットが迫る緊迫感、古畑と今泉の絆、そして二転三転する犯人との対決。超絶高度なシナリオとキムタクのサイコパス演技に鳥肌が立つ極上の45分!
No.1265 「輪廻」(2005年) ★★★★ 清水崇監督の恐怖映画。この作品は本当にガチで怖い。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、その場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる怪現象。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。Jホラーの傑作。
「LAMB/ラム」(2021年) 淡々と生活していた羊飼い夫婦が、ある日羊から生まれた【禁断の存在】をとりあげ、我が子のように育て始めたことから日常が崩壊してゆく...話? アイスランドの荒涼な自然を背景に、生物というものへの畏敬が伝わってくる哲学的かつ難解な世界観に浸れる。相当に奇妙な映画。
No.1243 「何がジェーンに起ったか?」(1963年) ★★★★ 子役時代の大スターが、老婆になってもその栄光を忘れられず、狂った挙句に姉を監禁し、さらに狂気を暴走させるスリラー。全編に纏わりつく異常性がすさまじく、実に居心地の悪い2時間を体験できる。その成れの果てを描いたラストシーンに戦慄