第41位 「2001年宇宙の旅」(1968年) キューブリック監督による歴史的SF映画。宇宙へのロマン、人類の進歩と罪...様々テーマを内包した難解なる超名作。そこに言葉は要らず、ただただ感じながら観るべき一本。目の眩むような光のゲート、そしてスターチャイルドが登場するラストは一生忘れられない
第43位 「アイ・アム・サム」(2001年) 7歳程度の知能しか持っていない父親が、引き離されてしまった娘を裁判で取り戻そうとするヒューマンドラマ。コミカルでシビアで優しい、映画史に残る感動作。ショーン・ペンの芝居はアカデミー主演男優賞も納得の超名演技。爽やかな感動に包まれるラストに感泣!
いい勝負しそうな4人
第44位 「キャリー」(1976年) 原作者S・キングも絶賛した超傑作ホラー。バケツの血のシーンをはじめ、天才監督が一生に一回出せるかというレベルの驚異的な完成度の一本。S・スペイセクのビジュアルと演技はまさに奇跡。その哀しきドラマにも心震える。衝撃のラストシーンは劇場が揺れたという伝説も
第46位 「誰も知らない」(2004年) 育児放棄された子供たちの現実を描いた是枝監督の最高傑作の一つ。ドキュメンタリータッチの見せ方は残酷なほどのリアリティを生み出し、その切なすぎる展開に絶句する。ラストカットの余韻が言葉にできないほど凄まじい。彼らは今日もこの世界のどこかで生きてゆく
第47位 「サイコ」(1960年) ヒッチコックの最高傑作であり、サイコサスペンスの原点にして金字塔。シャワー室での惨殺シーン、Aパーキンスの恐ろしい演技、いまなお衝撃のクライマックスが凄い。ラストカットには髑髏のサブリミナル仕込まれており、何かとてもおぞましいものに触れたような後味に
第50位 「エイリアン2」(1986年) 金字塔的名作だった前作の要素をキチンと踏まえつつ、全てをエンタメに換骨奪胎させてしまった最強の娯楽大作。アクション、恐怖、人間ドラマ、全ての要素が完璧に昇華され興奮がブチ上がる。二度にわたる大迫力のクライマックスは全映画ファン必見!
第53位 「遊星からの物体X」(1982年) これぞSFホラーの伝説的傑作。 南極という狂気の舞台設定、誰が「物体」になっているか分からないサスペンス、そして想像を絶するグロさに衝撃を受けるクリーチャーの数々!生涯記憶に残り続ける最強のエイリアン映画。ラストシーンの余韻も凄まじい。
第56位 「キャビン」(2011年) 奇跡の新感覚ホラー。 前半はベタなスプラッターと謎のラボのシーンバックで「何この映画?」という感じだが、後半のとんでもない展開に腰を抜かす。なんという天才的発想。なんという力技。未体験のクライマックスとラストシーンに興奮がぶち上がる、ネオホラーの大傑作!
第58位 「ウィッカーマン」(1973年) 映画史に名を刻む怪作。行方不明者を追って孤島に来た警官が目にしたのは、島の人々の異常な生態だった...意味不明ミュージカル、卑猥発言を連発する子供、常識が通じない恐ろしさ。狂気の世界観に震える超絶カルト映画。美しくも残酷なラストシーンはトラウマ級!
第60位 「ゆれる」(2006年) 吊り橋から転落して死亡した女。それは事故死だったのか、殺人か...兄弟間の確執と人間の業を、天才的な演出とすさまじい芝居で切り取った大傑作。登場人物の心が揺れ、カメラが揺れ、真実さえも揺れてゆく作品の作りが圧巻。ラストカットの余韻に言葉を失う
第61位 「トゥルーマン・ショー」(1998年) 主人公の生活はテレビの中だった!?物凄い着想。こんなプロットを考えた人は間違いなく天才である。ジム・キャリーのコミカルな中に悲哀のある演技。エド・ハリスの存在感。監督による奇妙でアイロニックな演出が素晴らしい。歓喜と皮肉を両取りした結末も最高
第62位 「ヘレディタリー/継承」(2018年) 悪魔の存在を圧倒的な芝居と映像、音響で描き出した恐ろし過ぎる傑作。メインキャラクターたちの恐怖に満ちた顔、顔、顔。物語は常に全貌が見えない悪夢的感覚に支配され、やがて破滅的なテンションの結末へ。あまりに異常なラストカットに戦慄
第63位 「仁義なき戦い」(1973年) ゴッドファーザーがハリウッドでウケたのなら、日本人はヤクザだ!という凄まじいノリとエネルギーで作られた伝説的シリーズの1作目。濃すぎるキャラクターたちと、容赦なく殺されてゆく展開に目を回していると映画が終わる。 「山守さん、弾はまだ残っとるがよぉ」
第65位 「禁じられた遊び」(1952年) 戦争中、両親と犬を機銃掃射で喪った少女が、年上の少年と出会う。彼は少女と“埋葬ごっこ”を始める。まだ死という概念がよく分からない少女は、その行為に没頭してゆくが... 反戦のテーマを静かに描いた映画史に残る傑作。少女の叫びがこだまするラストが無情過ぎる
第67位 「カッコーの巣の上で」(1975年) アカデミー作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞を独占した伝説の傑作。 精神病院を舞台に、本当の自由とは何かを問う。J・ニコルソンとL・フレッチャーの壮絶な演技対決、そして窓をぶち破るラストの衝撃は一生忘れられない。
第70位 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(2000年) どこまでも哀しく、言葉を失う映画。 自らが失明しても、仕事を馘になっても、殺人犯の汚名を着せられても、息子のために耐え忍ぶ母親の運命は...刹那の幸せなミュージカルシーンと絶句するラストシーンが観た者の心に刻まれる。あまりにも辛すぎる傑作
第71位 「ジョジョ・ラビット」(2019年) 第二次世界大戦時を舞台にした、ヒトラーに憧れた少年とユダヤ人の少女の物語。コメディでありながら、容赦なく戦争の悲惨さを突きつけてくる大傑作。戦時中でも必死に生きようとする人間の力強さが胸を震わせる。D・ボウイが流れ出す破格のラストシーンに感涙
第72位 「レザボア・ドッグス」(1991年) タランティーノの伝説的デビュー作。 無駄な会話と音楽、バイオレンス。そして観る者の期待に応えながら、定石をぶっとばしてゆく脚本の破格さ!魅力的なキャラクター達と、自由自在な時系列。最後の最後までタランティーノの持ち味フルパワーで突き進む傑作。
第73位 「怒り」(2016年) 七大キャストが集結した群像劇の大傑作。じりじりした展開を経ての、とてつもない熱量の感情が交錯するクライマックスは出色。犯人が明かされた瞬間の衝撃。俳優陣の全身全霊の熱演。胸をかきむしるドラマ。広瀬すずのラストカットまで、忘れられぬ映画体験になる至極の一本
第74位 「グリーンブック」(2018年) アカデミー作品賞を受賞した傑作ロードムービー。黒人の天才ピアニストとイタリア系の粗暴な用心棒が、旅の中で絆を深めてゆく。物語が進むにつれて、人の優しさが感じられてゆく展開が素晴らしい。小粋なラストシーンも最高!
第75位 「乱」(1985年) 黒澤明が遺した空前絶後の大傑作。 凄まじい物量の人間や馬たちの争いが全て無駄であるかのようなクライマックス。たくさんの人間が死に、朽ちた城壁の上で笛が響き渡る。この映画史に残る無情極まりないラストシーン。必見。
映画「リング」で松嶋菜々子が呪いのビデオを見てしまうコテージと、映画「恐怖人形」で死のバースデーパーティが行われるシーンは ロケ地が一緒。
第76位 「ミッドサマー」(2019年) 陽が沈まない北欧の白夜...怪しい村に訪れた若者たちを極限の恐怖が襲う!147分に渡り展開する圧倒的にクレイジーな世界観、エロとゴア描写。突き抜けた物凄いインパクトで観客全員を唖然とさせるホラー映画の進化系。ラストシーンのシュールさに唖然
第79位 「メメント」(2001年) C・ノーラン初期の傑作。10分しか記憶が持たない男を主人公とし、時系列を逆で描くという発想が凄すぎる。訳が分からなくなりそうなものだが、見ているうちにぐいぐいと引き込まれ、衝撃のラストシーンがピタリとハマる。監督の神業的技巧が冴え渡るスリラーの逸品!