第75位 「乱」(1985年) 黒澤明が遺した空前絶後の大傑作。 凄まじい物量の人間や馬たちの争いが全て無駄であるかのようなクライマックス。たくさんの人間が死に、朽ちた城壁の上で笛が響き渡る。この映画史に残る無情極まりないラストシーン。必見。
「フェイス/オフ」(1997年) アクション映画史上に燦然と輝くマスターピース。奇抜かつ魅力溢れる物語設定、二大スターの神演技対決、天才ジョン・ウーが全ての力を出し尽くしたアクションシーン...全ての要素がガッチリ噛み合った奇跡的傑作。鏡越しの拳銃シーンを筆頭に全てが名シーン!
「エイリアン」(1979年) 完成されたビジュアルと視覚効果をもって、異形の生物との身の凍る対決を描いたSFホラーの金字塔。着陸した惑星の圧倒的なリアリティ。中々全貌が見えない恐怖。観客の想像を絶するおぞましい繁殖方法...SFとしてホラーとして、後世に計り知れない影響を与えた超名画
No.1111 「パラサイト」(1998年) ★★★★☆ R・ロドリゲス監督による青春SFアクションホラー!驚異的な豪華キャスト、恐怖映画の王道でありながらヒネリのあるストーリーなど、テンポの良い演出で最後まで突っ走る一本。宇宙人に乗っ取られているのは誰だ!?エンタメとして完成された大傑作!
No.1208 「冷たい熱帯魚」(2011年) ★★★★ R-18、園子温手加減なしのバイオレンススリラー。「近所にいそうなハイテンションおじさんだが完全に頭のおかしい男」を体現したでんでんが最高すぎる。凶行に次ぐ凶行の凄まじさ。全ての倫理が崩壊するクライマックスに唖然。邦画史に刻まれし狂気の傑作!
「ミッドサマー」(2019年) 陽が沈まない北欧の白夜...怪しい村に訪れた若者たちを極限の恐怖が襲う!147分に渡り展開する圧倒的にクレイジーな世界観、エロとゴア描写。突き抜けた物凄いインパクトで観客全員を唖然とさせるホラー映画の進化系。ラストシーンのシュールさに唖然
「バタリアン」(1985年) 現在まで脈々と続く「おバカゾンビ系映画」の元祖的傑作。やたらキャラが立っているゾンビたち、明るいエロありグロありのパンクなノリ、アッという間に終わるテンポ感...ラストのアホすぎるまとめ方も素晴らしく、この一貫したB級ノリが気持ちいい
No.1134 「ミザリー」(1990年) ★★★★★ この世の全てのサスペンス&ホラー好きに教えたい最高の恐怖映画。サイコなババアに監禁された作家の運命は...密室2人のガチンコ対決。戦慄のハンマーアタック!最高にコワ面白いスリラーの金字塔。ジェームズ・カーンさん、心よりご冥福をお祈りします。
No.1292 「パプリカ」(2006年) ★★★★ 日本アニメ史上の裏ベスト的怪作。侵される夢、崩壊する精神、平沢進による異次元的な音楽。セリフも展開もこの上なく不可解だが、唯一無二のイマジネーションが観客を驚愕させまくる。世界に影響を与えた超鬼才・今敏の紛れもない代表作。
第81位 「鬼畜」(1978年) 愛人に3人の隠し子を産ませておきながら、正妻に隠していた男が、ある日愛人が子育てを放棄したことから修羅場になってゆく話。緒形拳の人間の情けなさ、可笑しさを全て背負ったかのような芝居はまさに圧巻。人間性の極限を見させられるクライマックスの展開に戦慄!
#現在の子供たちにも観せるべき映画 「ミスト」 最後の最後まで諦めてはいけない
等身大の日本人形がチェーンソーで襲ってくるホラー映画「恐怖人形」各映画配信サイトで視聴可能です。 よかったら〜〜 filmarks.com/movies/84606
「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」(2023年) 岸辺露伴のテレビシリーズを観た時は相当に感動した。奇妙とリアリティの狭間を行き来するキャラクター、シナリオ、撮影、音楽...全ての要素が荒木飛呂彦作品を見事に実体化していたからだ。本作はそれらを正しくスケールアップ。映画館で観賞すべき良作である。
No.1141 「レクイエムフォードリーム」(2000年) ★★★★★ 覚醒剤に溺れて破滅する人間たちの姿。その極限の恐怖と後味の悪さを味わえる唯一無二のスリラー映画。鬼才、D・アロノフスキーのすさまじい映像演出と、豪華俳優陣の壮絶な怪演が完全融合。薬物の恐ろしさを神業的な手法で表現した超傑作。
「ヴァチカンのエクソシスト」(2023年) 試写にて観賞。生涯で数万回の悪魔祓いを行なった実在する伝説のエクソシスト:アモルト神父をラッセル・クロウが迫力たっぷりに演じるというこの時点でお得感しかないホラー。作り込まれた世界観、悪魔祓いシーンのガチバトル等しっかりしたA級作品。7/14公開!
No.1237 「トレマーズ」(1990年) ★★★★★ これぞB級映画の大傑作! 巨大モグラ的怪物に襲われた村の住人が、命をかけた戦いに挑む。怖いけどとにかくコミカル。愉快で楽しいキャラクター達と盛り上がる地底版ジョーズ。華麗に裏切られる死亡フラグも最高だし、めちゃくちゃ面白い。みんな観て!
第91位 「ハッピー・デス・デイ」(2017年) 時をかけるビッチに明日は来るのか!? 誕生日に殺された主人公が目を覚ますと再びその日の朝に戻り、何度も殺されて誕生日を繰り返す設定が秀逸!コミカルでテンポ良い展開と犯人当てのスリルが観客の心を掴む、タイムスリップ・コメディスリラー(?)の傑作。
第67位 「屋敷女」 (侵入者/ベアトリス・ダル) R-18指定確実、究極エグ映画の名に恥じないスプラッタースリラー。全ての原動力となっているのが、凶行に容赦皆無の侵入者のキャラクター。攻撃守備が入れ替わるスリリングな展開、すさまじい演技、限界を超えた凄惨な描写が完全融合した伝説の恐怖映画
No.1106 「クローバーフィールド」(2008年) ★★★★ まさかのPOV×怪獣映画。 想像だにしない大胆な手法で劇場に来た当時の観客の度肝を抜いた一本。逃げ惑うカメラが我々とシンクロし、壮絶な恐怖が描かれる。まさに全編がジェットコースター。パニックホラーの新たな可能性を示した傑作!
「激突!」(1971年) 中年男を襲う殺人アオリ運転の恐怖!当時弱冠24歳、スピルバーグの伝説的 デビュー作。天才が天才たる理由がよく分かる恐怖演出には驚嘆するしかない。1人の人間と1台のタンクローリー、そして絶えず命を狙われるスリルだけを配置して、極上のエンタメスリラーを成立させた超傑作
第30位 「ゾンビ」(1978年) 原点にして金字塔。もはやレガシーの如き傑作ホラー。死者たちが群れで蠢く衝撃、描き込まれた人間ドラマ、スプラッター、社会性、ゴブリンの狂気の音楽。どの角度から観ても凄まじく、忘れられぬ映画体験になる。ショッピングモールでゾンビと戦うワクワク感は一生の思い出
No.1179 「セブン」(1995年) ★★★★☆ D・フィンチャー渾身の一本。 これほど「映画を、観た...」と虚脱できる作品があるだろうか。全ての要素が最高品質。ホラーであり、アートであり、演技対決であり、最凶のどんでん返しスリラーである。忘れられぬラストの絶望感。猟奇サスペンスの金字塔。
ホラー映画を監督すると呪われそうだが、 むしろ長生きしている。 R・ドナー(91没) オーメン R・ポランスキー(89) ローズマリー W・フリードキン(87) エクソシスト D・アルジェント(82)サスペリア B・デ・パルマ(82) キャリー D・クローネンバーグ(80)ザ・フライ J・A・ロメロ(77没) ゾンビ
第67位 「ドント・ブリーズ」(2016年) 家に忍び込んだ泥棒が、家主のマッチョ盲目老人に部屋を真っ暗にされてボコボコにされる話...つくづく、映画というのはアイデアなのだと思わされる超秀逸設定である。猟奇度が増す中盤のヒネリ、犬を絡めた攻防など、観客を全く飽きさせず最後まで突っ走る傑作。
No.1051 「輪廻」(2005年) ★★★★ 清水崇監督の恐怖映画。この作品は本当にガチで怖い。山奥のホテルで大量殺人が起こる。35年後、その場所で映画が作られることとなったが...8mmフィルムを介して襲いかかる怪現象。優香の演技は本当に狂ってしまったのではと恐ろしくなる凄まじさ。Jホラーの傑作。