第39位 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」(1968年) 世界初のゾンビ映画。突如死体が蘇り人々を襲い始める。一軒家に立て篭もった7人の男女に待ち受ける悪夢とは...ゾンビの恐怖以上に、エゴ剥き出しの人間が一番怖いというテーマが良過ぎる。最小限の登場人物と舞台でこの面白さ。時代を超えた傑作
「アクエリアス」(1987年) 80年代に量産されたスプラッターホラーの中でも屈指のスリリングさを誇る良作。フクロウの被り物の殺人鬼。縦横無尽のカメラワーク。テンポ良い展開。そして恐ろしくも美しい、舞台上に死体を並べたクライマックス。オーソドックスながら印象的なシーンの数々で魅せる一本。
映画レビュー 「ザ・グリード」(1998年) 頭をカラッポにして楽しめる最高のモンスターパニック映画。豪華客船を舞台に恐怖の巨大深海生物と戦いまくる!魅力的なキャラクターたちと、ツボを押さえた演出が素晴らしい。映画は「○○を倒したら勝ち」とか、その位シンプルでも良いと思うのだ。
第68位 「ヒメアノ〜ル」(2016年) 国産殺人鬼スリラーの傑作。前半はコメディを装って、中盤から急転直下のサイコサスペンスになるという構造が極めて異質で、とにかく気味が悪い。森田剛演じる殺人鬼の、サイコパスでありながら隣に住んでいそうなリアリティも恐ろしい。吉田恵輔監督の才能が光る一本
第86位 「クローバーフィールド」(2008年) まさかのPOV×怪獣映画。 想像を超える大胆な手法で劇場に来た当時の観客の度肝を抜いた一本。逃げ惑うカメラは我々とシンクロし、壮絶な恐怖へ。自由の女神の首が飛んできたり、まさに全編がジェットコースター。パニックホラーの新たな可能性を示した傑作!
第80位 「悪の教典」(2012年) 大量殺人×エンタメを奇跡のバランスで成立させた、貴志祐介の傑作小説の映画化。前半は三池監督のホラー演出の冴えに圧倒され、後半はあまりに異常な死体量に胃もたれを起こす。瞳孔が開ききった伊藤英明の怪演...この映画が東宝300館規模で公開されたのは奇跡である。
第28位 「ミスティック・リバー」(2003年) イーストウッド監督が哀しき過去を抱えた男たちを描いたサスペンス。S・ペンとT・ロビンスの芝居は名演の極致に達しており、物語に壮絶なまでの重厚さを与える。哀しい行き違いによる結末が、深く川の底へ潜ってゆくような余韻を残す。言葉を失う鬱映画の傑作
第80位 「アバウト・タイム」(2014年) タイムリープとラブコメディを融合させた最高にハートフルな一本。人生を肯定してくれるかのようなテーマが素晴らしい。ラストシーンを観終えた後、見ている景色が少し変わっている。そんなとてつもない力を持った大傑作。たとえ嵐でも結婚式は最高!
映画レビュー 「エイリアン2」(1986年) 金字塔的名作だった前作の要素をキチンと踏まえつつ、全てをエンタメに換骨奪胎させてしまった最強の娯楽大作。アクション、恐怖、人間ドラマ、全ての要素が完璧に昇華され興奮がブチ上がる。二度にわたる大迫力のクライマックスは全エンタメ映画好き必見
映画レビュー 「ミッドサマー」(2019年) 陽が沈まない北欧の白夜...怪しい村に訪れた若者たちを極限の恐怖が襲う!とにかく監督の天才的変態センスが大爆発。147分に渡り展開する圧倒的クレイジーな世界観、エロとゴア描写。突き抜けた物凄いインパクトで観客全員を唖然とさせるホラー映画の進化系。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年) タランティーノが在りし日のハリウッドに《ある魔法》をかけた傑作。事件の予習は必須だし、大長編だが、映画愛という監督の究極のテーマに気づくと胸が熱くなる。2大スターのキャラクターも素敵で、ここぞという場面の見せ方やはり最高。
No.959 「ブレアウィッチプロジェクト」(1999年) ★★★ 製作費800万円。 興行収入300億円。 伝説となった元祖POVホラー。 木にいっぱい吊るされた謎の人形。ひたすらぐるぐる同じ道を歩いていることに気づく主人公たち。意味不明なラストカット。背筋が凍る瞬間が幾つもある歴史的な恐怖映画。
映画レビュー 「ブレインデッド」(1992年) 映画史上最もハイテンションな奇跡のスプラッターホラー。常軌を逸したグログロのイマジネーションと、天才的なギャグ、異常なまでにテンポの良い編集が完全融合。こんな映画どこにも無い。唯一無二、爆笑必至の超傑作。ラスト30分の凄まじさはもはや伝説
第4位 「砂の器」 (1974年/芥川也寸志) 日本映画史上に残る人間ドラマの最高傑作。原作者の松本清張にまで「凄い...」と言わせてしまったラスト40分はもはや伝説。過去と現代、そして壮大なオーケストラが完全融合。人生の過酷さ全てが詰まったそのクライマックスに、言葉を失いただ涙するしかない
第41位 「2001年宇宙の旅」(1968年) キューブリック監督による歴史的SF映画。宇宙へのロマン、人類の進歩と罪...様々テーマを内包した難解なる超名作。そこに言葉は要らず、ただただ感じながら観るべき一本。目の眩むような光のゲート、そしてスターチャイルドが登場するラストは一生忘れられない
惜しくも圏外① 「チェイサー」(2008年) 圧倒的なサスペンス、暴力、猟奇性を凝縮した戦慄のスリラー。韓国映画が凄いのは“これをやると映画自体が崩壊するのでは?”と思える凶行を平気でやってのけること。とてつもない演出力と容赦ない展開に圧倒され続ける2時間。あまりにも凄惨でハードな傑作
第32位 「サスペリア2」(1975年) 鬼才・ダリオアルジェントの魅力が詰まった最高のスリラー映画。完成された殺人シーン、異常すぎる音楽、凝りに凝ったカメラワーク、色彩、からくり人形、そして映画史上に残る衝撃の映像トリック!観客をこの作品にしか無い世界へと導く稀代の傑作。
第73位 「怒り」(2016年) 七大キャストが集結した群像劇の大傑作。じりじりした展開を経ての、とてつもない熱量の感情が交錯するクライマックスは出色。犯人が明かされた瞬間の衝撃。俳優陣の全身全霊の熱演。胸をかきむしるドラマ。広瀬すずのラストカットまで、忘れられぬ映画体験になる至極の一本
「悪魔のいけにえ」(1974年) この世のホラー映画の頂点に君臨する伝説の超傑作。唐突かつ不条理な展開、意味不明な登場人物、地獄のような絶叫、容赦のないチェーンソーの轟音...その理解し難い全ての要素が恐怖に結実してしまった奇跡の一本。狂気としか言い様のないラストカットは永久不滅
映画レビュー 「スケルトン・キー」(2005年) 日本劇場未公開の屋敷系オカルトスリラー。にして、そのシナリオの完成度に驚愕する傑作である。目を疑う豪華キャスト、緊迫感のあるストーリー進行、そして全ての謎がピタリと収束する衝撃のラスト。まさに掘り出し物、もっと評価されてほしい逸品。
第65位 「ホステル」(2005年) アホな若者観光客がやって来たホテルは、なんと金持ちが宿泊者を監禁し、拷問を加えて楽しむためのスポットだった... イーライロスらしいゴア描写と恐怖!そのエグさはR-18の面目躍如。一気にエンタメに突入する後半の展開も素晴らしい。エログロホラーの代表的快作
No.1225 「砂の器」(1974年) ★★★★★ 社会派ミステリーの名作に日本映画史上最強の脚本家・橋本忍が天才的脚色を施し、極上のヒューマンサスペンスに仕上げてしまった超傑作。松本清張本人にまで「凄い...」と言わせたラスト40分は伝説かつ至極。あまりの凄さに言葉を失い、ただ涙するのみ。
「エンゼル・ハート」(1987年) 未曾有の恐怖に包まれる傑作。 人捜しを依頼された探偵が辿り着いた、絶対に踏み込んではならぬ真実とは...普通のサスペンスに見せて、悪魔という存在そのものを血生臭く描き出す後半は悪夢そのもの。誰にも真似できない唯一無二のオカルトスリラー映画