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そもそも核大国であるロシアと長大な国境線で接し、さらにロシア系住民が多いウクライナがNATOに加盟することを、NATO、とりわけ内向きになっている米国が強く望むとは考え難い。むしろ責任の拡大は、防衛負担の増大になる。なので、加盟申請の条件を検討して、満たしている場合に合議で承認している。
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もちろんオリガークの発言に基づいた記事で実情はわかりませんが、3年前のロシアでの会議で何人かのプーチン大統領に近い専門家が噂してたことが、ある程度信憑性があるということなのかも。
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プーチンの病状の真偽を確かめることは困難だろうが、重要なのは、経済制裁で不満がたまるオリガークからそのように西側のメディアに伝えられたこと。もしかしたら将来に、「病気によりプーチン大統領の執務継続が不可能」なために執務代行される(事実上クーデタ)、と報道される場合の伏線にもなる。 twitter.com/Yuichi_Hosoya/…
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いよいよ中国も重い腰を上げました。パラリンピック開幕が目前に迫り、二日で戦争が終わると傲慢に考えていたプーチンの思惑も計画通りにいかず、中国政府としてもとても迷惑に思っているのかもしれません。少し距離を置くことで、戦争終結の役割を担おうとしているのでしょうが、容易ではないはず。 twitter.com/kenji_minemura…
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もうこういう明らかなデマを流し続けるのはやめてほしい。死者に失礼では。だまされる人はもうほとんどいないので、虚しい。「CNNとBBCの唯一の情報源はネオナチ•アゾフ大隊」とは、命をかけて取材している記者にも失礼。 twitter.com/MD_PhD_ivermec…
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米国国内でQアノン系の一般人が「米国の支援を受けた」ウクライナ国内の30の「化学兵器工場」で、ウクライナが化学兵器を製造していたとツイート(カナダのジャーナリストが事実無根と検証済み)。■How ‘Ukrainian bioweapons labs’ myth went from QAnon fringe to Fox News theguardian.com/media/2022/mar…
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そもそも学部時代の学位が建築学で、大学院の修士号が都市計画専攻と、学部でも大学院でも一切、学問的に国際政治学や平和学を研究した経験がない方が、なぜそこまで断定的に「陰謀論」を流布しておられるのか、なかなか理解が難しいのですが。もう少し専門家の知見から謙虚に学ぶ姿勢を示すべきでは。
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そもそも根本的な問題として、安全保障研究者や軍事史研究者、戦史研究者など、誠実で真摯に研究をして、国際的にも活躍するような研究者の学術活動を、2017年の声明は事実上否定している。その声明は、幅広い民主的討議の産物というよりも、一部の研究者の方々の政治的イデオロギーだった。
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プリゴジンの乱がどのような結果になろうとも、その後のプーチンの指導力は弱体化するだろうというマクフォール元大使のコメント。 twitter.com/mcfaul/status/…
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ちなみに私は、ウクライナ戦争が長い戦争になると考えていましたし、今回のプリゴジンの乱もプーチンによって粛清されると思っていました。現在何が分かっているか、また何が事実か、認定ができません。分かっていることは、ロシア国内が混乱しているということと、戦争継続がより困難になったこと。
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私は、日本経済の停滞と、日本の民主主義の閉塞感に原因があるとすれば、そのような思考の硬直性と、自己認識の相対かの努力の不足にあると思っています。リベラルの一部の方が安倍元首相を罵り、保守の一部の方が中国を罵っている限りにおいて、日本の将来に不安を抱きます。
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日本で、「何が何でも停戦交渉と平和」と論じる人たちは、おそらく過去の戦争においても、軍事行動と外交交渉が連動しているということはあまり意識していないように思える。軍事的に優位性があるのはロシアなのだから、ウクライナに武器を置くようにいう前に、ロシアに武器を置くように言うべき。
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そして、そのように語り続ける私に対して、この一年間に浴びせられた暴言、誹謗、中傷、批判は、皆さんの想像以上です。私の想像以上でもあります。それはおそらく(1)ロシアの影響力工作の影響を受けた方々、(2)戦後左派の反米主義(及びそれによるロシアへの同情)への共感、が多いのかも。
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東野篤子さんは、どのような相手に対しても言葉を荒げることなく礼儀正しく接し、論理的かつ理性的に記述しながらも自らが非がある場合には(そうでないような場合でも相手が不快と感じる合理的な理由があると判断した場合)非を認め、有益な情報を発信する姿は本当に尊敬します。(なかなかできない)
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僭越ながらも、ちょっとした思い出について、文章を綴りました。■最長政権を記録した安倍晋三元総理とのささやかな思い出|細谷雄一|国際政治学者 @Yuichi_Hosoya #日経COMEMO comemo.nikkei.com/n/necf59294cf93
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まったくその通り。抵抗のための戦いの放棄まで求める平和主義の帰結は、平和ではなくて外国による占領と虐殺、粛清、人権侵害です。平和主義者は、それを欲するべきではない。平和主義が求めるべきは、侵略者の侵略を阻止するための実行的な措置と、その帰結としての安全と自由を保証する平和。 twitter.com/hiranotakasi/s…
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強い言葉で、あたかも相手国に強い「条件」を突きつけたパフォーマンスを示すことは、実際に責任ある政府の立場になったときに方針を撤回することで国民の信頼をうしなることを想定すれば、よりいっそう立憲民主党が外交を担う準備ができていないという不信感に帰結すると考えます。
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ロシアのラブロフ外相が出席し、G7議長国の日本が国会日程で離れられずに欠席。岸田総理は今年は「歴史の転換点」と述べ、日本が主導的役割を担うと言いましたが、内実のない国会答弁待機のため重要な国際会議に欠席するのはどうにかならないのでしょうか。グローバルサウス軽視と見られます。 twitter.com/reutersjapan/s…
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しかも、ウクライナのゼレンスキー大統領が繰り返し条件なし(領土の割譲などを前提にしない)和平交渉を求めているのに、繰り返し拒絶しているのはロシア政府の側です。なぜそれで、ロシアの戦争を正当化する論理を「和平」と定義するのか、深刻な問題があります。
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河瀬監督の自己批判、自己の視点の相対化の講話は、平時であればきわめて真摯な、格調の高い祝辞になったかもしれません。だが、現在の「心理戦」のなかで、そのようなシステムに組み込まれていることに対する無自覚なところに、私は懸念を感じました。河瀬監督に一切否定的な感情はありません。
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日本ではあまり知られていない「影響力工作」。直接それを扱った数少ない日本語での著作を書いた飯塚さんと、早くからプーチン体制の危険性を論じていた黒井さんを招いた回。必見です。▪️飯塚恵子×細谷雄一×黒井文太郎「“誘導工作”の実態」 #国際政治ch 80 youtu.be/5AAwnuua6_g @YouTubeより
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「国際政治チャンネル」で流れるコメントの質の高さと、Twitterで流れている陰謀論や、フェイクニュース、ロシアの影響工作に浸かったコメントのあまりの多さを比較して、あらためて最高の専門家を招いて一般の視聴者向けにトークをする「国際政治チャンネル」をスタートさせて良かったと深く安堵。
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外務省、どうしたんだろう?これは本当に評判が悪い。「我が国の立場と相容れない、又は我が国に関する事実誤認 」って、誰がどこで決めるの?「我が国」と「日本政府」は同義でない。■我が国の立場と相容れない、又は我が国に関する事実誤認に基づく記述についての情報提供 mofa.go.jp/mofaj/p_pd/pds…
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鈴木さんの重要なコメント。私も舞鶴引揚記念館を見学しましたが本当に心の痛む展示。ロシアに対して無条件で「降伏」した後の人々の、自殺を求めたくなるほど苦しみをもう少し理解していれば発言がもう少し慎重になるのではとも思います。「無条件降伏」と「戦争継続」の隙間の可能性を求めるべき。 twitter.com/KS_1013/status…
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戦後の日本の「平和教育」で失ったことは、自国の戦争の悲惨な歴史にあまりにも思考が占拠されて、世界の他の地域で起こっている人権侵害、虐殺、暴力といった悲劇にあまりにも鈍感になっていることかもしれません。他者の痛みへの想像力が欠落するということは、平和を考える上では重大な問題です。