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私自身は保守的視座から内容に賛同できる部分もありますが、無知蒙昧な憲法解釈学の知識に欠ける民衆が民意を示すことに危惧を抱くのは、オルテガ的貴族主義を感じます。それをリベラル系メディアが賛美するという不思議さ。
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実際にワグネルが撤退してからではないと判断は難しいというフリードマン教授のコメント。他方で、ワグネル撤退後は、正規軍による戦闘継続は困難であろうとの分析。なるほど、確かに。 twitter.com/LawDavF/status…
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テロの原因究明と除去について論じる際の問題について。「一括してテロの『根底要因』を除去すべきという主張もしばしば見られるが、その議論は単純で、分析的にも曖昧で、政策にも転換できない。」(宮坂直史「『新たな脅威』と非伝統的安全保障」『新訂第5版 安全保障学部入門』亜紀書房)。
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だからテロリストに共感して、社会変革や政治変革のための暴力と殺戮の正当化は、そのような民主主義の否定、挑戦になると指摘されているのです。平和主義を唱え、民主主義を擁護する知識人が、テロリストの暴力や殺戮を正当化して、共感を示すのは、多くの場合自己否定のはずでは。
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社会に多くの問題があるときに、それを平和的手段で変えるのか、それとも暴力的手段で無関係な一般市民を殺戮することで、社会不安を喚起してメディアに発信させて変えるのか?後者を防ごうとするのが過去20年の動く。政治変革や社会変革を平和的に実現するのが民主主義。
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多くの方はスレッドを最後までお読み頂き正確にご理解頂いているようですが、ここで書いているのは、「犯人の犯行理由の捜査」(必要性は自明)についてのことではなく、「テロリストの犯行の背景」を多くのメディアや知識人が同情的に発信する社会的なネガティブな影響について、です。 twitter.com/yuichi_hosoya/…
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犯行者の思想や社会的な背景を理解するのも結構だが、新たなテロリズムを生まないために、どのような発信に注意をするべきで、どのような発言や行動を控えるべきなのか、そのような知的に謙虚で冷静な姿勢の必要性も、もっと浸透してほしいと思います。それが過去20年間で、欧州諸国が学んだこと。
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テロリズム研究としての入門書として、こういった文献もあります。無邪気な善意や安易な社会的使命感が、社会を間違った方向へ導くという例は過去に溢れています。せっかく911テロ以降、日本でもテロリズム研究の進捗が見られたのに、時間と共にすでに忘却されているのかも。 amzn.asia/d/fu0UHJT
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国際社会では911テロ以降、欧州諸国などで凄惨なテロリズムが続いたため、悲劇の再発を防ぐためにもテロリズムが起こった後にどのような発信をするべきであって、どのような発信をするべきではないかという認識が広がった。日本で、そのような理解の欠如は、英雄になれる新たなテロリストを生み出す。
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池内さんのおっしゃる通り。テロリズム研究では、テロリストの犯行の背景を理解しようという姿勢自体が、テロリストの目的達成を幇助するということが一般的理解。テロリズムを論じたいのであれば、「識者」の方々は、テロリズム研究の信頼できる文献を読むことも重要。例えば amzn.asia/d/1LXi5R3 twitter.com/chutoislam/sta…
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アメリカが指導する民主主義サミットが、いかに中東中東諸国では空疎なものと映っているかを示す、一つの参考資料。アメリカ政府はアプローチを変えなければ、ますますそれらの諸国は離れていくのでしょう。 twitter.com/ianbremmer/sta…
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当初の戦争目的のネオナチの排除やロシア系住民の保護って、どこにいってしまったのか?「焦土作戦」って、結局チェチェンの再現。プーチンの「手柄」を得るためだけの戦争では?◾️ロシア軍、バフムトで「焦土戦術」に切り替え=ウクライナ司令官(ロイター)
#Yahooニュース
approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=h…
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とても重要な点ですね。何か、岸田政権で日本外交が大きく前進している気がします。もちろん、安倍外交、菅外交からの連続だと思いますが。 twitter.com/KS_1013/status…
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そして、最後の対決で、解説にレッドソックスの英雄、オルティーズは、なぜチームメートのトラウト選手に、あんなエグい球を投げるんだ、と冗談で質問。チームメートとして彼の素晴らしさ、人間性の素晴らしさを知るからこそ、本気で勝負したと、大谷選手は返答。
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国際秩序の擁護者、いい言葉ですね。安倍談話では、1930年代に日本が国際秩序の挑戦者になった反省から、戦後平和国家として法の支配を重視してきた歴史を述懐してます。国際的にそのような評価を得られることは、日本外交の大きな資産です。 twitter.com/kyodo_official…
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同意。今までの日韓関係のイメージが、革命的に変わりつつある印象。世界史が今、各所で動いている感じです。 twitter.com/minegishinikke…
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五五年体制の時代を超えて、重要な外交問題で超党派的な合意ができることは、望ましいことだと思います。もちろんあらゆる外交政策で一致する必要はありませんが。成熟した民主主義のための必要な通過点だと思ってます。 twitter.com/CDP2017/status…
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長島先生がご指摘のように、これはかなり悪質なフェイクニュースです。ロシア政府は今年の7月に、2019年に続く2度目のロシア・アフリカ首脳会議をサンクトペテルブルクで開催することを予定していますが、戦争中ということもあり実現できるか不明。3月18日と19日は、アフリカ諸国との議員交流のみ。 twitter.com/nagashima21/st…
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おそらくは、習近平主席にロシア訪問によって、「戦争犯罪」への逮捕状が出たプーチン大統領と会うことへの批判が出ることを回避するための、意図的なフェイクニュースでしょう。2019年の写真を意図的に用いて、実際には存在しない、現在開かれている首脳会議と偽ってます。
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オクスブリッジや私が学んだバーミンガム大学など、イギリス中に優れたロシア研究の拠点がある。その研究者の多くは、現在のロシア政府が本来の優れた美徳を汚し、輝かしい文化や歴史的伝統や名声を損なうことを悲しむ。友が本来の道から外れたときに、本来の道に戻ることを励ますのが本当の友人では。 twitter.com/KS_1013/status…
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池内さんのおっしゃる通り。「民主的外交」の時代に、「水面下でプロがやる」外交の美徳をリベラルな新聞が語る矛盾にもっとメディアが気がついても良いはずだし、リベラルなメディアが大国の視座から、小国が喜んで犠牲になるべき(白旗をあげて大国に屈するべき)と論じる矛盾をもっと考えてほしい。 twitter.com/chutoislam/sta…
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@Mie_Oba 大庭さんの仰る通りです。不快で失礼なコメントにも冷静かつ丁寧に対応なさる様子は研究者の鑑です。「アジア解放」についてはすでに、波多野澄雄『太平洋戦争とアジア外交』で膨大な一次史料をもとに、それが本来の戦争目的ではなく、敗戦が濃厚となった1943年以降の言説だと明らかになっています。
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だけれども、「戦争反対!」と叫ぶ人の中で、どれだけの人が、これらの諸国の政府や指導者に対して、「日本を攻める戦争」を始めることを批判して、阻止しようと行動をしているのか、疑問です。「日本が攻める戦争」しか戦争のイメージがないのは、現実を反映していない危険な思想かもしれません。
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まさに「戦争反対!」をいうなら、後者の「日本が攻められる戦争」を想定して、日本に「攻める」国の政府や指導者に、反対をすべきですよね。北朝鮮は明確に日本に敵意を示してミサイル発射実験を繰り返し、中国は台湾統一での武力行使の可能性を否定せず。そして、ロシアも昨年来、日本を武力で威嚇。 twitter.com/yuichi_hosoya/…