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「ロシア」という「主体」が絶対悪なのではなく、その主体が行った「行為」に問題がある、というのがこれまでの国際的、および国内的な議論の本質だと思うのですが。いわゆるロシア「である」ことではなく、武力攻撃を「する」こと、の問題性。「行為」で判断する重要性(丸山眞男)ですね。
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とても勇気があり、賞賛すべき政治姿勢。親子ほどの年齢がある所属ベテラン議員の言動にこのような注意をして、暴力を容認するかのような発言を糺す姿勢は政党の党首として優れた指導者の資質だと思います。多くの所属議員と国民が、そのような指導力を見ているはずです。 twitter.com/izmkenta/statu…
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篠田さんのスケールの大きなエッセイ。ぜひ一読を。■「ウクライナは早く降伏するべき」そうした主張は日本の国益を損ねるトンデモ言説である(プレジデントオンライン)
#Yahooニュース
approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=h…
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「事前に原稿についての内容に日本政府としての意見を提示するのは自然だが、「絶対条件」として「首脳会談・共同声明」を突きつけることは外交儀礼として失礼なこと」と私は演説前に書きましたが、話がすり替わって日本側の要望を聞いてもらえたのは野党代表が事前調整を求めたからだということに。
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それらの諸国は、今回は主催国日本に配慮して協調的および自制的に振る舞ったと思いますが、G20サミットではスタンスが異なるはず。今回の日本外交の成果も、抑制的、控えめに見積もるのが適切でしょうね。国際社会の分断、亀裂は、一回のサミットで解消される性質ではないと思います。
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池内さんや東野さんが不当な批判、中傷受けた経緯が冷静に整理されていて参考になります。お二人とも、理不尽にからまれて、可愛そう…。■お子様学者たちのファミリーレストラン:オープンレター「再炎上」余禄 agora-web.jp/archives/22082…
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しかしこれだけ将軍が多く戦死したことや、大量の戦死者は、いつまでも隠せないはず。また、東部を占領しようにも、長期に渡り広大な土地を制圧するだけの軍事力、財政資源がロシアにあるとも思えない。国際社会も承認しないだろうし、またぐるっと一周してもとの内戦状態に戻るだけ。制裁も続く。 twitter.com/cnn_co_jp/stat…
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そこで、ウクライナも「平和」のために人権、自由、独立を犠牲にすべきだという不気味な議論が浮上する。自由や独立を失えば、「平和」も失われることへの想像力が欠けてしまう。かつてのポーランドなどの経験からも。相手の武器を取り上げた方が、虐殺と虐待は容易です。
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NATO「新戦略概念」。”We will retain a global perspective and work closely with our partners…” やはり、今回の太平洋4カ国の参加のようなパートナーシップは、永続化、より制度化しそうな様子。ただし、「日本」を含めた国名は明記せず。文書での線引きはしないのでしょう。
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企画自体はとても面白い内容であり、山添さんが素晴らしいコメントをしておられて価値があるとは思いながらも、和田先生の問題意識に沿って分類をしておられるところに、情報を集める際のよりバランス感覚が求められていたように思えます。
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「プリゴジン氏の反乱の結末は複数のシナリオが考えられるが、既に明らかなことは3つある。ロシアのエリート層が分裂していること、プーチン氏が絶対的存在としてのオーラを失ったこと、軍事的な内紛がロシアで進行中だということだという。」ブルームズバーグ bloomberg.co.jp/news/articles/…
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むしろ、平和記念資料館の訪問で、核兵器使用のもたらす恐ろしさ、悍ましさを主要国首脳および世界の報道機関が再認識したとすれば、そのことが今後の核軍縮・軍備管理の交渉に多少の肯定的なインセンティブをもたらす可能性もあり、そうだとすれば今回のサミットは重要な成果と言えるかもしれません。
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おそらくこれからの焦点は、ロシア政府が東部制圧と支配圏確立により「勝利」宣言したときに、それを国際社会が「停戦」と引き換えに受け入れるかどうかということと、これだけの対価を払った「勝利」にロシア国民が納得するかどうか。制裁が継続すればオルガルヒや経済界も不満が噴出するだろう。 twitter.com/Tokyo_dogpillo…
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「NATOの東方拡大を批判する人たちは、やはりあまりにもロシアあるいはプーチン個人の利益や野望に忖度をしすぎていると同時に、この過去1世紀の中東欧諸国の残酷な歴史と、それゆえの平和や安全への強い希望をあまりに軽視しているのではないか。」■鶴岡路人✕細谷雄一| fsight.jp/articles/-/496…
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20世紀の国際社会は、1928年の不戦条約や、1945年の国連憲章、そして国際人道法など、国際社会で共有するべき価値や正義を強化する方向で動いてきました。例えば、「政策の延長としての戦争」を禁止する戦争違法化(自衛と集団安保を除いて)などは、国際社会で広く共有される「正義」となりました。
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現在ロシアの攻撃を受けているウクライナの人々、2015年にロシア空軍の爆撃を受けたシリアの人々、2008年にロシアの攻撃を受けたジョージアの人々、2000年にロシア連邦軍の攻撃を受けたグロズヌイの人々が、いったいどのような経験をして、どのような悲劇の中にあったのか。
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自らが若い頃に経験した、熾烈なハラスメント、不快な経験を繰り返させないように、巨大な権威と戦っているのだろうと思います。実際にこの20年ぐらいで、池内さんだけのおかげではないのだろうけれども、依然よりも学術界がずっと風通しが良くなったと思います。ただ変革には摩擦も生じるのでしょう。
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もちろん大学院教育は万能ではないし、私自身も検証能力などが不十分なところもあるし、自らの教育能力の限界もつねに認識していますが、事実暗記型の大学までの教育と、自らの論文執筆、論理構築が中心となる大学院以後の研究教育では力点がだいぶ違うのでしょうね。もっと院教育の拡充が必要では。
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これは当然ながら、少し前にロシアの議員が表明した、「ロシアは北海道に権利がある」という領土的野心につながっているはず。国際法上はそのような理由でロシアが北海道に軍事攻撃することは禁止されていますが、「ロシアを不安にさせた方が悪い」のだとすれば、侵略を我慢して非武装化すべき?
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ある正義については疑う必要があるけれども、ある正義は疑ってはいけないというのは、ダブルスタンダートであり、正義論としては十分ではない。それは特定の正義を絶対視し、それ以外の正義を相対視しようとする都合主義でしかない。
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ともあれ、そのような国際社会でまもるべき根幹の価値があり、共有された一定の正義がある。そのような価値に疑問を抱くことは良いが、それをこのタイミングで、ロシアが最も根幹となる国際社会の規範や正義を損なっている中で、そこにも一定の「正義」があることを考えるべきというのは、問題がある。
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「外国の政府が、SNSへの投稿などを通じて自分たちに有利な世論の形成をめざす。そんな活動が、注目されるようになってきた。米国の大統領選では、ロシアやイランが米国の世論に介入しようとしたと指摘されている。」(「朝日新聞」2021年11月10日)この影響工作は最近の安全保障上の巨大な懸念。
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このようなファクトチェックは、ジャーナリストとしての模範ですね。元記事は、十分な客観的なデータや情報に依拠するよりも、自らの政治的な立場や正義感の感情を優先させてしまったように受け止められても、やむを得ないのでしょう。 twitter.com/fujiwara_g1/st…
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今号も、『外交』は全文、無料で読めます!しかも、素晴らしい専門家たちの最良の論稿がそろっています。私の拙い文章が巻頭にきているのは、他の先生方には本当に申し訳ないです…。それだけは、どうぞご寛恕くださいませ。▪️Vol.72 Mar./Apr. 2022 | 外交WEB gaiko-web.jp/archives/4001
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ジョージア大使の、日本国民のハートを掴む能力の高さは、驚異的ですね。これ、日本の私の自宅の近く。庶民の集う二郎ラーメンに外交官として「表敬訪問」というワードのセンス。「ましまし」という二郎用語も最高。シソンヌ次郎なみの、二郎通! twitter.com/TeimurazLezhav…