ややこしいことに、「あの連中は危険。近寄ってはいけない」と近寄ってくる集団には「カルト」や「セクト」が混じっており、カルト宗教が反共をお題目にし、過激派セクトが反カルトを謳うことが少なくありませんでした。正体を明らかにせず接近する、詐欺師の手口ですね。今でも注意が要るでしょうす。
いまちょっと調べたら、「地理的に離れた」というのは間違いで、同じ刑務所の別々の房で、というのが正しい表現です。
今回のペロシ訪問がその観測を裏書きした。「米国民主主義の伝統は優れたものであり、これを世界に広めるのがその使命である」との信念を実現したのは、まず日本、そして韓国、台湾。見捨てにくい。 もし台湾が自力で民主化せず、中国国民党による軍事独裁のままだったら、ペロシ訪問はなかったろう。
今日の世界で自由で民主的な政治体制の多くは欧州産。米国が自己の信念を拡散できた事例は少ない。中南米ではキューバみたいに完全に失敗するやら民主的に成立したはずの政権が反米姿勢をとるやらで、思い通りに行かない。イラクとアフガンでは完全に失敗した。日本、韓国、台湾は、数少ない成功事例。
「即位の礼・大嘗祭に対し、左翼、右翼諸勢力は、それぞれの立場からの主張、活動を行ったが、とりわけ、極左暴力集団は、すべての皇室行事を攻撃対象とする『90年天皇決戦』路線を打ち出して過激な活動を行い、昭和50年以降最多の143件のテロ、ゲリラ事件を引き起こした」。