陰キャは往々にして人間不信気味だけど、より正確に言えば「善意や賞賛は信じないが悪意や罵倒は容易に信じてしまう」状態なんだよな。人間から叩かれたり抑圧された結果、「調子にのると痛い目を見る」を過学習してしまい、常に「油断すると傷付けられる」事を前提にして人間関係してしまうというな。
陰キャと陽キャの違いはコミュ力ではなくて「世界に対する信頼感の有無」なんだよな。陰キャは「自分は存在を許されない」が根底にあるので、例えコミュ力を身に付けて陽キャのように振る舞えたとしても、常に「嫌われたら…」と怯えが付き纏ってしまい他者と関われば関わるほど色々消耗してくというな
☓虐めっ子は思い遣りや社会性に欠ける人間である △イジメッ子は社会性があるからこそ叩くのに最適なターゲットを見つけらるし、思い遣りがあるからこそ効果的に相手を傷付ける事が出来る ○虐めっ子が下手こくと、周囲は「アイツは我々と違い思い遣りと社会性に欠ける」認定して切断処理をはかる
小さい頃に挫折や恐怖を味わうデメリットは「チャンスを掴めなくなる」という機会格差にあるんだよな。自信のある人間はチャンスに対して「出来る理由」を探して積極的に掴みに行くけど、幼少期のあれこれで怯え癖のついた人間は「出来ない理由」を探してチャンスを尽くスルーするようになるというな。
空気は読めるコミュ障、往々にして空気が読めるからこそ自分が浮いてる事が分かって辛くなるし、神経を張り詰めさせてるから心身の消耗が激しいし、空気を思い返して「あの時はこう言っとけば良かった」と後悔に苛まれるし、しかもそうやって発言タイミングを伺ってる内に会話は終わってしまうというな
真面目で面倒臭がり屋な人間、面倒臭がり屋だから人の目につかないところだと自堕落になるけど、真面目だから罪悪感や焦燥感は抱いてしまうし上手く誤魔化す事も出来ないしで堕落しても気が休まらず、結果として「サボッているのに何故か滅茶苦茶辛そうにしてる」という謎の生物が誕生するというな
自己肯定感の低い人間の最大のバグが「周囲から弱い/面倒な人間と思われたくないあまり、弱い/面倒な人間になってしまう」事なんだよな。面倒/弱いと思われたくないあまり、如何に辛くても不本意でも周囲には誤魔化し、結果として問題や軋轢を水面下で大きくさせる最も××な人間になってしまうというな
陰キャがファッションなどに関心を示さないのは、「自己主張すると揶揄されたり叩かれたりする」が骨身に染みてる為に、敢えてそうしてる面もあるんだよな。「☓☓なのに調子にのってるw」と嘲笑されてきたが故に、そういったものから距離を置くセルフネグレトが、ある種の自己防衛と化してるというな
どんなに辛くても必死に耐えて1人でやる人間は、責任感が強いというより「他人に対する不信から任せられない」という側面が強いんだよな。自分1人で対処する苦難よりも、他人を信頼して任せるという「見えない不安」の方が心理的負担が大きく、ある種の安心の為に見えてる破滅に逃避してしまうというな
コミュ障の人間、その場かぎりの人間とは割りと上手く話せるケースが多いけど、自分の好きな/中長期的な関係になりそうな相手に対しては「こんなこと言って変に思われない?」「迷惑じゃない?」「どうするのが1番正しい?」と無限に考えてしまい、嫌いではないのに言動はよそよそしくなりがちというな
☓本当にモテる男性は女性蔑視や叩きをしない △本当にモテる男性は女性を劣った存在として犬猫のそれに対するような「慈悲的差別」を行う ○女性がハラスメントを感じるか否かは言動自体より相手の魅力に大きく左右されるので、主観では非モテほどハラスメントをし、モテ男ほど優しいように見える
自己肯定感の低さのあまり他者に相談出来ない人間には、「面倒/迷惑じゃないから話して」というよりも、「面倒/迷惑ではあるけど、それでも貴方の話を聞きたい」と言う方が効果的な。この手の人間は他者の悪感情に敏感な故に下手な取り繕いは逆効果なので、悪感情を認めた上で「大丈夫」と伝えるのが吉
ADHDの「退屈な時間は長く感じ過ぎ、夢中になると時が飛ぶ」対策としては、「音楽を流しておく」がオススメな。これは単純に音楽で脳刺激&時間経過が分かる他に、ビートによって脳内時計が同期される事を示唆する研究もある。ADHDは作業用BGMで色々チューニング出来るっぽいな ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26441688
「そこそこ裕福な家に生まれた私立中高1貫生が東大等の難関大学を目指すよう圧をかけられ、沢山の塾に通わせられて親に怒鳴られたり泣かれながら猛勉強し、見事合格を果たすも就活や労働で社会不適合発症して見下してたFラン大学生より低収入な人生を送る人間のドラマ」、今ならTwitterで無料見放題!
「発達障害者の精神年齢は実年齢より幼い」という話、正確には「社会から排される傾向がある為、社会コード取得機会からも排される」という話だと思うんだよな。社会適合する為には社会を知る必要があるけど、社会を知るには社会適合する必要があるという「服を買いに行く為の服が無い」式のジレンマな
ADHDによくある「起床〜夕方は眠くて仕方ないのに、夜は目が冴えて眠れなくなる」現象について、最新の研究では「そもそも活動リズムが通常とは異なる…所謂夜型」であることが示唆されてるんだよな。例えばADHDは睡眠ホルモンの分泌開始時間が定型より遅い傾向があるという。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20163790/?i=2&…
インターネットのサクセスストーリー、大体は「太い実家」「理解のあるパートナー」「謎の支援者や金やコネ」が出てくるんだけど、これは逆説的に「現代日本において成功するには何が必要か?」を表しているんだよな。つまりそれらを持ち合わせず努力してる人間はサクセスする事なく消えていくというな
子供の頃に「真面目な良い子」と呼ばれた人間、往々にして「周囲から何か言われたら嫌だから」という怠惰を行動原理にしてるので小学校までは優等生だけど、段々と大人の監視が行き届かなくなる中高ぐらいでボロが出始めるし、大学辺りの自主性がなきゃ何も始まらない環境では詰んでしまいがちというな
イジメ行動が先進国における社会適合の最適解になってる事を示す研究として、「虐めっ子はモテる」というのがあるんだよな。研究によれば虐めの加害経験の多寡と性的パートナー獲得数には相関があり、尚かつ謙虚さが乏しく搾取的特性が強いほどモテモテになる傾向が示唆された researchgate.net/publication/32…
コミュ障と先延ばし癖が合わさると、人間関係で嫌な事や気になる事があった際に、その場では言わないし言えないからモヤモヤを抱いてしまうあげく、それの確認/相談を先延ばしてる内に機会を逸して「我慢するしかない」状態に陥り、頭の中で何度も思い返しては悔しさを噛み締める羽目になるというな。
弱者から強者に這い上がった人間は必ずしも弱者に寛容とは限らなくて、這い上がる過程で「今の自分は駄目だ!辛くても頑張れ!」と強烈な努力と自己否定を重ねたが故に、それをしない人間が許せなくなり「甘えるな!弱音を吐くな!自分はそうした!」と誰よりも弱者に厳しくなるパターンもあるというな
自己肯定感の低いメンヘラが抱えがちなのが「好かれ恐怖症」で、自信や自尊が皆無な故に人間に好意を持たれるたら「何か裏がある?」「また期待を裏切ってガッカリさせてしまったら?」と不安に襲われる。それ故に自分に対し雑に/低く見て接する人間には、不快ながらも何処か安心してしまうというな。
メンヘラの承認欲求は「穴の空いたバケツ」と称されがちだけど、あれは正確には「マッチ売りの少女」みたいなものだと思うんだよな。常に不安の中で凍えているので、他者の承認という火で1時的に暖をとっている。それ故に承認を得ても満足より「無くなったら」と恐怖が勝り、再び不安に支配されるとな
【書籍発売のお知らせ】 色々と事情があってKADOKAWA様より本を出させて頂く事になりました 陰キャ・オタク・元非モテ・発達障害会社員の私の半生や、そのような社会不適合人間の生き辛さの緩和や展望について書きました 『生きてるだけで、疲労困憊。』(7/21発売) Amazon→amazon.co.jp/dp/4040646029/…
コミュ障で1番人生に支障をきたしやすいのが「人間と接する事への罪悪感」で、これが強いと援助希求出来ないのは勿論、自分から話し掛ける/誘うといった営為が「人間様の時間や注意といったリソースを奪う犯罪」のように感じてしまい、機を伺ってる内に疎遠になり人間関係が出来ては消滅してくというな