26
「最近の若い子は、言われたことしか出来ない。」と愚痴る上司って多いと思うのですが、言われたこと以外のことをやると叱られるリスクが高いので、避けているだけの話です。むしろ評価すべきはリスク回避能力だし、自ら考えて動いて欲しいなら、失敗しても責めない心構えが上司に必要かと。
27
講義中に「トイレ行っても良いですか?」と言われることがあったので、講義のルールに「トイレに行くときは断らなくて良い」「講義中の入退室自由」を追加した。以来、数名から「このルールがあったお陰で、最後まで安心して講義を受ける事が出来ました。」と言われた。
安心できる環境って大切。
28
「将来、この子が困らない様に・・」という理由で、子供達に我慢を強要するケースってよく見かけるのですが、世の中に困らない人なんて存在しないんですよね。むしろ必要なのは、困ったときに試行錯誤して問題を解決する力だと思う訳です。
29
伸び始めたので補足・・
・大学だから出来ることではあるけれど、トイレの頻度には個人差があるという事実は広まって欲しい。
・入退室自由にすると学生が帰ってこないのでは?→帰ってくるのでこのルールにしています。
・我慢出来るかも知れませんが、無意味な我慢より講義を聞いて欲しいです。
30
バズっているので宣伝です。
この度、車椅子でも着脱が簡単な巻きスカート型のデニムを開発しました。巻きスカートだと、車椅子に座ってパタンパタンと折り畳むだけで履けます。しかも、男性が履けるオシャレなものを開発しました。
興味のある方は、@tottolink をご覧ください。
31
卒業生が研究室に遊びに来た。
「ここで自分に発達障害の傾向があると分かり、モヤモヤした世界が嘘みたいに晴れたんです。これまでの自分は、見えない敵とずっと戦っていたんだなって。だから、今は本当に人生が楽しいです。」
障害の診断は決してレッテルではなく、人を幸せにするための手段です。
32
就学前検診で「引っ掛かった」僕。親をはじめ色々な方に迷惑をかけましたが、皆様のおかげで今、最高に幸せな人生を送ることが出来ています。僕にとって検診は「引っ掛ける」ものではなく、「オーダーメイドな関わりの方が伸びる子をピックアップする」というイメージなんですよね。
33
センター試験における合理的配慮の一つとして、不安障害や過敏性腸症候群と診断されるなどトイレに頻回に行く可能性がある場合、トイレまで近い試験室または通路や出口に近い座席・場所を優先的に指定できます。受験生に最高の状態でセンター試験を受けてもらうためにも、知って頂けると嬉しいです。
34
「あの子はADHDだから・・」のように、障害名が特定の人に対する負のレッテルとして使われるケースを見かけますが…
障害名は、自身の辛さやしんどさの要因を理解するため、それを他人に説明するため、そして前に一歩を踏み出すために必要な「手がかり」として、ポジティブに使われて欲しいですよね。
35
学校の宿題って「提出した・しない」でのみ判断されることが多いのですが、「宿題にかけた時間」も同時に確認すべきかと。同じ宿題でも、10分で終わる子もいれば、読み書きに困難さがあると4時間かかるケースもある。それを「同じ労力」と評価されてしまうと、学校に行く気力が喪失してしまう訳です。
36
「Twitterやりたいけど、何をツイートしたら良いか分からない」と相談されたので、「全盲の世界について知りたい人は沢山います。きっと、知らないから不安なだけ。だから、自分の世界の当たり前を皆さんにプレゼントしてみませんか?」と答えたら、本当にプレゼントする方になられた。応援してます! twitter.com/nofkOzrKtKUViT…
37
「出来ないことを出来る様にする」が障害支援と思われがちですが、挑戦したい人が何も考えずに挑戦できる、楽しみたい人が何も考えずに楽しめる、オシャレしたい人が何も考えずにオシャレできる・・「何も考えずに」一歩を踏み出せる環境を整備することが、本来の障害支援だと思う訳です。
38
不注意性が強い子に必要な力は「忘れ物をしない」ではなく、忘れ物をする前提で準備する力、忘れ物に気づいた時に冷静に対処する力、忘れ物をした時に人に頼る力、そして、忘れ物をする自分を受け止めてくれる周りに感謝する力なんですよね。
39
「発達障害って才能が・・」みたいなことってよく言われがちですが、才能と障害の有無って関係ないんですよね。自分の特性を社会で発揮できたらそれが才能な訳で、才能を発揮することを阻害する要因(障害)が社会側に存在するのなら、社会の側で除去しましょう・・というだけの話なんですよね。
40
たとえ不注意性が強くても、「私、ミスする可能性が高いので、申し訳ないけど確認して頂けますか?」と言えれば、周りから信頼される可能性があります。逆に「任せといてください!」の後のミスは、周りにかなり迷惑がかかる訳で・・
大切なのは、まずは自分が特性を受け入れ、周りに伝えることかと。
41
この度、私の研究室で「ミライの制服プロジェクト」を発足しました。肢体不自由の生徒さんが着脱しやすく、かつ誰もが着たくなる様なオシャレな制服を開発しようと思っています。あくまで選択肢を増やすことが目的で、可能性を提案するレベルですが、挑戦したいと思います。応援宜しくお願いします。
42
「障がい者のために社会が配慮すべき」と言うから反発が生まれるのであって、「障害の有無に関わらず、全ての人がメリットを感じられるデザイン」を障害支援の観点から開発すれば良い。
だって、障害のある方向けにデザインを開発することは、多くの人にとって恩恵のあることですから。
43
「出来ないことを努力で出来る様にする」が教育と思われがちだけど、ただでさえストレスが高い状態で努力を強要すると、子供達は潰れます。
大切なのは余計なストレスを軽減することで「努力できる環境」を準備すること。そんな環境での努力は主体性を伴いやすく、成長に繋がりやすいですよね。
44
「廊下は走らない!!」と指導して終わるのではなく、「走ると怪我するから、廊下は歩こうね。」と指導することが大切だと思っている。指導する側って、不適切な行動に対してはすぐに注意するのに、適切な行動の提示を省略する傾向があるんですよね。。
45
子供が「○○してごめんなさい。」と謝ってきても、「○○を繰り返さない作戦を教えて。」と返す。「次は頑張る。」と言ってきても「頑張らなくても済む方法を考えよう。」と返す。
再発防止を考えるプロセスこそが学びだし、改善点を褒めることも出来る。
謝罪で終わらせるのは、もったいない。
46
「スカートとズボンから制服を選べる。」という素敵な学校。
私のミッションは、ズボン・スカートに続く第3の制服の選択肢として、ユニセックス・スカート「bottom’all(ボトモール)」を加えること。
「あの制服、カッコいい!」と呼ばれるものを、近日公開します。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
48
「ファッション車椅子」という単語で揶揄する話題が流れていますが、車椅子ユーザの方々にとってのオシャレを開発している人間としては、こうして揶揄されることが凄く悲しいです。
車椅子は誰にとっても必要なもの。そして、オシャレは全ての人にとっての選択肢。
このことを強く主張させて下さい。
49
運動場の片隅でポツンと座る男の子。
その隣で優しい笑顔で座り、その子の「ここにいたい」を大切にする先生。手を引っ張る訳でもなく、「一緒に行こう」と言う訳でもなく、その子の気持ちに寄り添っていた。
その男の子は30年後、気持ちに寄り添うことの大切さを伝える仕事をしています。
50
スケジュールを忘れてしまう人に必要な力は、スケジュールを忘れないことではなく、忘れる前提で「保険」をかける力。
アラームをかけるなど工夫するのは当然として、「私、忘れる可能性が高いので、直前に連絡してください。」など、事前に誰かにお願いしておく。
自分を信じない。他人に依頼する。