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中央本線は復旧したことになっているからニュースで無視されているが、実際にはあずさやかいじの運休が続き、東京から甲府や諏訪、松本に行くのが極端に不便な状況が続いている。JR東日本は「10月末まで運休」とするだけで、具体的な再開の見通しを示していない。これでいいのか、山梨・旧筑摩県民は?
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昨日の辻田さんとのやりとりは有意義だった。大学に所属することなく、また既存の権威におもねることもなく独自に近現代史を研究する姿勢には、学ぶべきものが多いと思う。また共演できる機会があることを願っています。 twitter.com/reichsneet/sta…
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案の定、朝からNHKがずっと特別番組を流している。雨音すら聞こえない渋谷のスタジオで「奉祝」気分を盛り上げようとする空気と、その画面の周辺でずっと流れ続ける被災地での災害情報。そのあまりの対照ぶりに違和感を覚える視聴者は少なくないはずだ。
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朝から延々と流され続けるに違いないテレビの「奉祝」一色の報道にもううんざりと言う方、そうした報道からちょっと距離を置き、今回の儀式の意味を冷静に考えてみたいと思っている方、午後の30分だけこのラジオ番組に耳を傾けていただければ幸いです。 twitter.com/TBSR_PR/status…
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今日、安倍首相が丸森町の避難所で被災者にひざまずいて言葉を交わしている光景がテレビに映ったが、平成の天皇と皇后が表舞台から消えた令和という時代には、首相が天皇と皇后の役割を受け継ぐという野心のようなものを感じた。
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被害の実態がますます拡大するなかで22日に「祝賀御列の儀」を強行すれば、良きにつけ悪しきにつけ、平成の皇室とは異なる「令和の幕開け」を象徴する出来事になることだけは間違いないだろう。
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中央本線、中央自動車道、甲州街道が寸断され、東京から相模湖、藤野や山梨に行けなくなっていることはもっと知られるべきだ。このままだと26日、27日に山梨学習センターで予定されている面接授業ができなくなってしまう。
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もし北陸新幹線の不通が長引けば、信越本線の横川ー軽井沢間を廃止したために在来線は使えず、東京から長野に行くのに中央東線と篠ノ井線を使うしかなくなる。いざというときのために並行在来線を使えるようにしておかなければならないという教訓になるだろうか。
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まだ被害の全貌が明らかになっていない現時点で軽率なことは言えないが、仮に甚大な場合、22日に予定されている即位礼の関連行事を再考する必要が出てくるかもしれない。自然災害により皇室の慶事が先延ばしされた前例は、関東大震災で皇太子裕仁と久邇宮良子の結婚が延期されたことがある。
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やっとこういう本が出たという感慨を、筆者と同じ男性の政治学者としてもっている。しかし紀伊国屋のデイリー新書のベストセラーを見ると、ほかの岩波新書の新刊は複数入っているのに、この本は入っていない。拙著『〈女帝〉の日本史』もそうだったが、男性が買わないせいではなかろうか。 twitter.com/Iwanami_Shinsh…
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テレビではライフラインの被害ばかりが報道されるが、いまだに内房線の君津以南、外房線の勝浦以東、久留里線、小湊鐵道、いすみ鉄道が復旧していない。高校生などの交通弱者にとっては切実な問題ではないか。このままでは小湊鐵道といすみ鉄道は存続自体が危うくなってくる。
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京急の事故で思い出したのは福知山線の事故だ。あれは並行する阪急に対してJRがスピードで追い上げ、余裕のないダイヤを組んだのが一因だった。今回は東海道線に並行する区間で京急の快特が時速120キロ出す区間で起こった。この速度を維持するなら田園都市線のように踏切を全廃すべきではないか。
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学者の世界では、先行研究ですでに明らかにされていることをきちんと踏まえた上で、新たな史料によってわかった知見は何なのか、その範囲をくっきりと浮かび上がらせることが求められる。連日のNHKのキャンペーンは、このルールを全く無視しているようにしか見えない。
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そう考えると、やはり「新たな事実が発見された」とまで言えるかどうかは微妙ではないかと思う。大枠としてすでに知られている事実を補強し、精緻化しただけではないかというのが、偽らざる実感である。
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今日のNスぺ。もちろん天皇と田島の間の細々としたやりとりが初めてわかったという意義は認めるが、「おことば」をめぐる天皇と田島のやりとりの推移自体は前掲書の165~166頁に出ているし、反省にこだわる天皇の意向が拒絶されてゆく過程も同書に掲載された「おことば」案の変化からわかる。
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この後に加藤さんが発見したとする文書が、いくつか前掲書に入っています。その一つが、NHKのNW9で紹介された「勢の赴くところ~寝食為めに安からぬものがあります」とほぼ同じ文章が入った昭和27年3月23日付「おことば案」です。 twitter.com/tfuke/status/1…
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れっきとした先行研究があるのに、それに全く触れず、あたかも今回の史料で全く新しい事実が発掘されたかのように報道するのは、研究倫理に照らしてもいいとは思えない。またこのことに全く言及しようとしない学者のコメントにも疑問を感じた。
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またNW9で「初めて明らかになった」として、田島のメモに昭和天皇の悔恨と反省を意味する「勢の赴くところ~寝食為めに安からぬものがあります」という一節があったことを大々的に取り上げているが、これとほぼ同じ文章が前掲書の182頁に出ている。吉田がこれに反対したことも記されている。
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またNHKが「独自」と称して宮内庁長官田島道治が昭和天皇の肉声をメモしていていた膨大なメモが見つかったとするニュースを長々と流していたが、今日のニュースを見る限り、加藤恭子『昭和天皇と田島道治と吉田茂』(人文書院、2006年)ですでに明かされたこと以上の発見はほとんどなかった。
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現時点では海軍の新史料を見ていないので、清張の説が直ちに否定されたとは思わないが、結果的には海軍の見方が正しかったふうに見えてしまう。河西さんも出演していたが、NHKはどういう基準で研究者に史料を見せているのか。一刻も早い公開を望みたい。
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つまり清張は事件の直前になって急きょ安藤の参加が決まり、事件の規模が大きくなったことを『昭和史発掘』で重視したのに対して、今日の番組では最後に海軍の極秘史料を出すことで、事件はかなり前から周到に計画され、その計画を海軍が正確に掌握していたことを視聴者に強く印象づけていた。
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NHKスペシャルの226事件の最後に、海軍側が2月19日の時点で蹶起将校の名前を察知していたとする史料に安藤輝三が出ていたことに驚愕する。松本清張は『昭和史発掘』で、膨大な史料をもとに「安藤は十八日か十九日夜の栗原(安秀)宅の会合で決行にあくまで反対であった」と記していたからだ。
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こういうときにこそ、「なぜ”少女像”はつくられたのか? 政治と美術がともにある姿」という帯が掲げられた古川美佳『韓国の民衆美術』(岩波書店)をじっくりと読むべきだ。
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明後日発売の『天皇史年表』(河出書房新社)がすごい。どの年に天皇、上皇、法皇がどれだけ並立していたかがたちどころにわかるし、歴代天皇の行幸先も細かいところまですべて網羅している。天皇制研究には必携の一冊。推薦文を書きました。
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今回の毎日の記事でもちゃんと報じなかったけど、『平成の終焉』の「あとがき」で毎日新聞の北田暁大さんと私の対談にクレームを入れてきた宮内庁に対して反論したのに、この点に関して全く言及せず、私にきちんと取材もしない毎日新聞自体に対しても、実はかなり怒っている。 twitter.com/Iwanami_Shinsh…