176
そもそも口を開くことすらできなくなってしまいます。
それらはその経緯ゆえに、もっと強い口調になることも当然あるでしょう。
こうして考えると、弱い立場にある人の口をふさぐトーンポリシングになる、そうした側面、可能性を「主語を大きくしない」は含んでしまっているといえるでしょう。
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「駅前再開発」という“うまみビジネス”が地方を吸い尽くして東京にもやってきている感。
どこも自営の個人商店がなくなっていく。
それで失われるのは単にお店だけじゃなく、私たちの生活や職業選択の多様性。
そうなると一部の人以外、大企業傘下のチェーン店で最低賃金でしか働けなくなってしまう。
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#軍事費削って社会保障と教育費へ
近現代の歴史をみると、貧困だから軍備増強に向かう流れがあります。
そもそもの経済基盤を整える地力、財力、能力が欠如した結果そこに向かいます。
戦前の日本もそうでした。
もういちどその失敗を繰り返す必要はありません。
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「子供」「子育て」はすっかり市場原理に組み込まれてしまいました。
学童保育は民営化すればお金になるので、業者に下げ渡され、児童館はまったくお金にならないのでないものに。
それは少しも驚くことではなく、「社会福祉が嫌いな政党」をみんながずっと選挙で勝たせてきた必然的な結果。 twitter.com/Hinadori_Neko/…
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washingtonpost.com/world/asia_pac…
日本の学校における頭髪指導、下着の指定についてワシントンポストで報じられています。
頭髪指導に関して、差別的であると表現されています。
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本来なら「内部留保に課税します」といえば済むところを、企業からたくさん献金をもらっている政党が与党をやっているから、インフレどころかスタグフレーションで苦しむ庶民にしわ寄せが来ている。
再分配のシステムが崩壊しているんだよね。 twitter.com/ozawa_jimusho/…
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カルトにおいて家庭の持つ拘束力は大変魅力的で、「統合された家庭」のようなものが大好物。
だから家父長制に親和性が高い。
また、思考しない信者を獲得するために、主体性の剥奪が重要なので、主体性と密接に関わる政治ファクターである、憲法24条がお気に召さない。
ゆえに、改憲勢力ともなる。
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カルト宗教の問題は、子育てと無縁じゃないんだよね。
「家庭」を狙い撃ちにしているから、子供、子育てや健康などのファクターで人をひきつけて取り込んでいく。
また、大学などのサークルで、我が子が宗教にいつのまにかどっぷりつかっているといったケースも。
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ついでだから、なぜ憲法24条が大事なのかざっくり書いておきます。
【第二十四条 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない】
一見、婚姻について通り一遍のことが書かれているように見えます。 twitter.com/hoikushioto/st…
185
しかし、この本質にあるのは「個人の自由」なのです。
歴史を振り返ると、婚姻制度と性的関係を掌握することが権威、権力の根底に常にありました。
186
それは政治的、慣習的、宗教的など。
例えば、身分制度が結婚を阻んだり、持参金のあるなしで結婚が阻まれたり、教会が認めなければ結婚、性行為、出産が非難の対象になったり。
これらは現在に至るもいまだに続いています。
187
日本の憲法24条は、そうしたものを排除しています。
当人同士の同意だけで結婚できるものと定めることによって、結果的にそれは個人の選択の自由を明確に現しています。
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よって強権化したい政権も、人を支配したい種の宗教もここに手を伸ばしたいのです。
逆に考えると、夫婦別姓や同性婚を許容することは、こうした権力を強化することの逆につながります。
それらは個人の自由をより広げる選択となるわけです。
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この婚姻制度にさまざまな条件をつけることは、個人の自由、つまり自分の人生を自分で選択していいということを制限するものです。
だから、24条をなし崩しにすると、個人の自由を制限できる国となり、その分だけ権威、権力の力が強まります。
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◆宗教と家庭
保育士をやっていれば、宗教(もしくはエセ医学、エセ科学なども)がらみで家庭や子育て、人格上の問題につながるケースに接することが山ほど出てくると思う。
保育であずかる子供、保護者。
そして同僚である保育士に。
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2022/07/21
【保育、教育】承認欲求について
専門性ある仕事をする上で、あまり目立たないけど重要なポイントに承認欲求の問題があります。
対人の仕事、特に「人のためにする仕事」には、この承認欲求という魔物がひそんでいます。
子供を相手にする仕事は、それが暴走しやすい仕事でもあります。
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2022/08/24
◆最近の教育の流れに感じるあれこれ
昨日のオンラインサロンで、最近の子育ての潮流、そこからの教育格差の懸念についてお伝えしました。
昨今、世の中に流れる教育についての情報をみていると、ある種の傾向が感じられます。
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自称子ども食堂。
こんなものまででるとは。
貧困対策には国、行政が責任をもってとりくまなきゃならないことなんだよ。
なんで税収が過去最高の国で子供が飢えているんだよ。
ryukyushimpo.jp/news/entry-157…
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国民を子供を服従させたい人にとってはここが本丸。
性教育を奪うとなにが起こるかというと、NOを言うことができない人間、自分のことを自分で決定できない人間を作ることができます。
そして女性蔑視を助長し、男性中心主義的な社会、ひいては権力者に有利な権威主義的な社会を作れるからです。 twitter.com/nagano_t/statu…
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2022/09/12
最近、他者のあり方を問うことの傲慢さと無益さを感じつつも、どうしてこうまで他罰的、冷笑的、弱者への想像力の欠如が一般化してしまったのかを考えずにはいられない自分があります。
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自身を大切にしないことを獲得させられた人は、他者をも大切にできないメンタリティを同時に構築してしまいます。
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僕が生きてきたこの社会は、もっと頑張れ、自己犠牲しろ、お前より苦しんでいる人はたくさんいるといった自身を矮小化させるメッセージばかり多く、自分を大切にしていいんだというメッセージを実感的に感じることがほとんどありません。
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「私が大切。だからあなたも大切」
自己と他者を人として同列に考え、他者に起こるよくないことが自分にも起こらないようにしたいというのが人権の基礎的な価値観だと思います。
「私が大切」を奪われれば、他者つまりは社会を思う思考も同時に奪われてしまいます。
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人権概念は個人尊重を出発点として、複数の個人の集まりとしての社会性を考えるものです。
子供以前に、大人の問題として「私が大切」を獲得させてもらえなかった人がたくさんいることもひしひしと感じます。
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「○○ができるあなたが好き」でも、「私の価値観に当てはまるあなたが好き」でもなく、「あなたと私はどんなに近しくとも別個の独立した価値ある存在であり、私の評価如何に関わらずあなたの存在には価値があるのだ」