そもそも、女性が男性を警戒する社会的構造の問題と、自身の気持ちを対置させてしまうのは、論として釣り合っていないのだけど、人の持つ防衛反応はこうした思考に傾きやすい特徴がある。
それらに乗る形で自己防衛しても、それは社会的に他者から、女性から信頼を得られるものにはなりえないでしょう。むしろそれは、自己憐憫的なあり方として敬遠されるものとなってしまうのではないでしょうか。 目の前にあるものを見る。 まずはそこからです。
女性が子供連れで歩いているだけで嫌がらせしてくる男性もいます。 保育で散歩していてもこうしたことに遭う場合もあります。男性保育士がいると気づくとそうした男性が離れていくといったこともありました。
◆学問の男性性 また、話しの切り口は離れますが、男性のそうした自己防衛を既存の思想に仮託して行うのもあまり理知的とはいえないかもしれません。 なぜなら、学問の男性性、アカデミズムの男性性、哲学・思想の男性性という提起がすでになされている社会にあるからです。
こうした社会で女性が男性に警戒の目を向けるのは当然のことです。 それを失礼と非難したり、それをされる自分を哀れむ前に、そうした社会とその構造に目を向けることがすでに現代においては必要とされています。
僕はいま肩より髪が長いのですが、道を歩いていると女性と思われるのかすごい剣幕で自転車のベルを鳴らして舌打ちしていく男性がいます。僕が振り返って男性と気づくと「すみません」という人もいます。
差別や蔑視は、それがたとえ目の前にあってすら、それを視る視点を持っていなければ、そこにあることすら気づけないものです。 特に、女性差別、女性蔑視は家庭内にすら存在し、幼少期からそれに慣れてしまうことや、メディアや表現の中で自然にそれに無自覚になってしまう側面があります。
現実にそうしたことが起こる以上、その心配もそもそもまったくいわれのないことではないからです。 「保護者には男性が子供に関わることの不安がある。あって当然。なぜならそうした現実が過去にも現在にもたくさんあるから」
男性保育士の数が増えるにつれて、実際にこうした児童への性加害の問題は少なからず表面化してきました。 たった一人でもそうした人がいれば、まったく関係無い人であってもその同業者がそうした目を向けられるのは当然のことです。
2022/04/21 ◆差別構造を視る視点 僕自身もかつてそうでした。 僕は単にすれ違う人に警戒されるといったレベルではなく、男性保育士という職業ゆえに、直接的な「男性で大丈夫なのだろうか」「あの男性保育士にうちの子に世話してもらいたくない」 twitter.com/hoikushioto/st…
こうした「自分が否定されている」という自己防衛的な反応の実際の多くは、実のところコミュニケーションの欠如が介在している。 コミュニケーションをとらずに、自分のことをわかってほしいというのは、思春期にありがちなメンタリティであるが、大人はそれを乗り越えたいものだ。
傾聴に値すると思っていたフォローしていた複数の男性のアカウントが、このドグマにはまっていたのでリツイートしておこうと思います。 届いてくれるといいなぁ。 twitter.com/Tsurigane_mush…
例えば、ルールを課してそれを守らせるといった行為は、いつのまにか子供の安全を守るためのルールから逸脱し、ルールを守らせることが目的化してしまうなどが起こります。 誰かに承認されたいという欲求は、子供を過度に自分への依存を高めることで簡単に達成されてしまいます。
支配欲求と承認欲求の暴走は子供相手の仕事において起こるべくして起こります。 なぜなら、そのとき大人はモラルの側に立って、「正しいことをしている」という認識の元、支配を行えるからです。
【保育】保育に住む魔物 保育には魔物が住んでいます。 正確には保育に限らず子供に関わる仕事にはです。 それは大人の側の支配欲求と承認欲求です。 他者を思い通りにする、他者をして自分を満足させる。これには大変強い快感があります。子供相手の仕事はこれが簡単にできてしまいます。
「私はそんなことしない」と思う人も大勢いることでしょう。 それは、「私は詐欺になどかからない」と思いつつだまされてしまう電話詐欺にあう人の心理と同じ指摘ができます。 「私もそうなりかねない。だから気をつけなければ」というスタンスを意識的に持っていなければ、
ベトナム人技能実習生「暴行2年受け続けた」 岡山で就労、 監督機関が調査(山陽新聞デジタル) news.yahoo.co.jp/articles/4cf6c… 本当に胸が痛い。外国人技能実習生という名ばかりの不誠実な制度を続けることは、経済的にも社会的にも日本をむしばんでいくよ。
以下のツイート、事情ご存じない方もいると思うので少し解説すると、共通テストを受験する生徒に痴漢などの加害をしても試験に遅れないために事を荒立てないとわかっているので、その日に性犯罪が多発するというこれまでの経緯があります。 twitter.com/kidayui/status…
自己犠牲を他者から強いられていると、人は「意地悪」になっていくんですよ。 だから、福祉施設はモラルハラスメントが起きやすいです。 21世紀なんだから、自己犠牲などの精神性でケア労働を展開するの卒業しましょう。 ケア労働の専門性を。
子供の虐待死のニュースが出るたび多くの人が憤っていると思うのだけど、ぜひそういう人達には性別間の賃金格差の問題を気に止めておいて欲しいと思います。 「虐待への厳罰化」とかよりも、ずっとそれが近道なんです。 twitter.com/hoikushioto/st…
女性の賃金格差の問題を是正していくと、本当にたくさんのものごとが良い方に向けられると思うんだよね。 そのひとつが、児童虐待や虐待死が減ること。 女性が自立や経済的安定を得ることで、この社会リスクはいろんな局面でさがる。 twitter.com/emil418/status…
「保健室登校でもいいよ」と言う前に、「A組がイヤなら明日からD組でもいいよ」という柔軟性があればいいのにといつも思う。
以下のツイートに同感です。 僕もこの10年近く、ずっとこの流れを不安視してきています。 政治権力によって子供と家庭が狙われています。 この背後にあるものは、単なる保守的な思想ではなくカルトを源流とするものです。 twitter.com/milmilk6/statu…
こうしたケースたくさん聴きます。 「周りの子からズルイと言われる」という大人は、実際は子供以前に自分がそう思っているのでしょうね。 自分はそう思わないのならば、周りの子に堂々と「彼(彼女)にはそれが必要なんだよ」と伝えればいいことです。 twitter.com/narumiima/stat…
本当に悪いことは言わないので、 「自分にパートナーができないのは、女性達がみな高収入(高学歴、高ルックス)の男性を要求するせいだ」という幻想にすがるのはやめたほうがいいです。その思考で自己憐憫を強化してしまうと、あなたご自身の自己実現が遠のいてしまいます。 twitter.com/hoikushioto/st…