126
「『RRR』の最初の方のシーン、警官ラーマがたった一人で数千人の暴徒を相手にする場面は実際に一万人もの人に来てもらっています。埃っぽい現場で、『カット』の声のあと演者がどこにいるか見つけるのに時間がかかる。俳優さんここにいます!と旗を振る役の人がいました」
indiewire.com/2023/01/rrr-in…
127
「ロシア人がきて移動があり、はじめは親衛隊(SS)の女性たちが交代で赤ちゃんを抱いていたんですが、移動の初日で、抱っこ係の女性が雪山の道端に赤ちゃんを置いて。生んだひとは悲鳴を上げましたが、何の役にも立ちませんでした。それでおしまいです」
128
「私が鍋の蓋を開け、火が通ったかなと中を見ると常連客が来る、グレッグがマラカスみたいにシェイカーを振り、冷えたグラスの縁いっぱいまで零さず完璧なカクテルを注ぐ、スタッフたちが軽くハグしあっているのを見る。フェタチーズ(店を閉めてるこの数週間で作り方を覚えたんだ)を卓まで運びたい」
129
下のベン・アフレックのロングインタビュー、久々のロング・インタビューで『ナイキ』の宣伝を兼ねてるのに『ナイキ』PRをあまりしておらず、ストリーミング会社出資の映画作りの問題点も指摘していてとても面白い。
・『ジャスティス・リーグ』撮影中はホテルに戻るとホテルの窓から飛び降りるか酒を
130
「映画『バービー』がおもちゃ会社の資本主義ムーブに対する風刺なのか、ジェンダーで決まる権力配分、社会関係のあやふやさの告発なのか、クリシェまじりのハートウォーミングなガールズパワー賛歌なのか、それとも楽しいミュージカルなのかと問われれば、その全てであり、説明がまだ不足している」
131
「メディアは紙から電子へ移行する筈だった。けれど紙媒体をオンラインにコピーする元手のかからない方式だけは栄え、新しい何かを発信するオンライン・メディアは死に絶えつつあるように見えます。彼らは取材を数ヶ月かけてなど、やりません。移ってはいない。メディアはただ、痩せ細っていっている」
132
「『Everything Everywhere All at Once』でミシェール・ヨーの娘を演じたステファニー・スーにホテルのバーで取材していると、失礼をお許し下さい、と男性が近づきこの映画の大ファンなんですと礼儀正しく挨拶をした。その男性は俳優のスティーヴ・ブシェミだった」nytimes.com/2023/01/11/mov…
133
美術品泥棒(ウィレム・デフォー)がアート作品を盗みに入ったNYのペントハウスに閉じ込められ、生きるために水槽の魚を食べたりする映画『Inside』。彼が手にできるのはアートだけ。アートは食べられないし寒さも防いでくれない。アートは命を支えてはくれない。孤独で狂っていく。いいアイデア。 twitter.com/InsideTheFilm/…
134
「ストレートの演者はゲイの役柄を演じるべきか否かについては、二つの議論が混同されていると思う。一つは機会の平等。100%賛成する。もう一つは、共感的想像力。ありのままの姿のみ演じてよい事にしたら、その力は死ぬ。死を支持しない」(アンドリュー・ガーフィールド)
telegraph.co.uk/films/0/andrew…
135
他の人を気遣ったり、ちょっとした親切心を示したりするのは “マネタイズ” するべき何か、になった。
そして、レストラン業を補助する「インフルエンサー」「ブロガー」「インスタグラム用の人員」、ブランドマネージャー、エージェント、フード&ワインフェスティバル、YouTubeチャンネル……
136
「手垢がついた展開を怖れない」の言い方では、タランティーノの「陳腐さを抱きしめて月へと飛ぶ」も好きだった。古ぼけた台詞や千回見た展開、色褪せた小道具と共に空に浮かぶ月へ行く。
137
「『ハリウッド』という場所があり、そこ発の映画をハリウッド映画と呼ぶ。ヒンディー語の映画をボリウッドと呼び、テルグ語の映画をトリウッドと呼ぶ理由はない。そんな名前の場所はないんだ。ハリウッドに対する安っぽいイミテーションのように響く」(ラージャマウリ監督)newyorker.com/culture/the-ne…
138
「バットマン」のプロモ中になぜかFF7のエアリスとティファについて熱弁をふるっている(本当になぜ?)ロバート・パティンソン。エアリスに恋をしていたし、ティファにも恋をしたそうです。 twitter.com/_fangirlsociet…
139
「私の書店が潰れるとしたら、原因はAmazonじゃない。covid-19でも、スタッフへの賃金でも、お客さん達のサポート不足でもない。テナントが空いても下がらない家賃。家賃を下げられない大家さんの事情。その事情とは、金融界における“建物の価値”だ」
nytimes.com/2020/05/29/opi…
140
スピルバーグ監督がポッドキャストで「子供の頃、自分をいじめていた子にカメラを向け映画を撮った。ヒーローとしてかっこよく撮った」思い出話しをしていて、デイビット・シムズというライターさんが「このエピソードはスピルバーグ映画全ての根底にある一種の居心地悪さを説明しているんじゃないか」
141
・メキシコではサッカーに次いで人気があるスポーツ、ルチャ・リブレ(フリースタイルレスリング)。
プロレスと同じく善玉と悪玉に分かれ、マッチョなレスラーが『エキゾチック』(LGBTQ+を想起させる衣装を纏ったレスラーをこう呼ぶ)を叩きのめすのが通例だった。しかし、
hollywoodreporter.com/movies/movie-r…
142
空洞を埋める必要はない。ぽっかり穴があくとはじめは穴を埋めようと呑みすぎたり、吸いすぎたり、働きすぎたりする。けれどやがてからっぽのスペースの心地よさに気づくのです。チェロもトランペットも虚(うろ)がなければ音が鳴らないと気づく。
143
「創作とはフレッシュを掴まえる行為ですから、ネットミームを使えばその都度あなたの作家性は死んでいます。『ワロタ』『ズッ友』『あなたの脳に直接語りかけています』、ジョジョの言葉、鬼滅のセリフ。あなたはすでに耳にした言葉、聞いた言葉をさも自分の言葉のように使いました。古いノベルティを
144
「資産170億ドルな90代のメディア王マードックさんのここ3年の交際遍歴について」みたいな文春砲的記事だけど、資産2兆円↑ある人は交際相手に何を贈るのか、というとこだけ面白かった。靴や服じゃないんですよ、ワイン作りのオンラインコースを受講してもらう。なぜなら年間vanityfair.com/news/2023/04/r…
145
ドラマ「ハンニバル」の衣装を担当していたトロントのテーラーがハンニバルスーツの解説をしてくれている。「錆びたようなオレンジに茶とほんの少しの淡いブルーを付け加えたスリーピース。照明を浴びれば光を吸い黒ずむ。光をひとつも返さない。ハンニバルその人に似ている」trendtailors.com/journal/
146
「モンローを演じてから一層、プライバシーを守り抜く気持ちが強くなりました。Instagramはやっていますが使い方を心得ているとは思えません。現代ではマリリンの頃のようにスタジオがアクターを所有してはいませんが、メディアはアクターを所有しています。悲しく、怖い事です。どうしようもない」
147
それでドラマのプロデューサーが「?事務の子が一人ずつ消えていってるよね?」となり、日払いでセリフが「ヘイ!」だけの青年を皆が一人ずつ見に行っているのだと知り、のちにレジェンドオブフォールに起用しようとするが、その時にはもう出てもらうのに200万ドルが必要な存在になっていた。
148
「ポーランドで強制労働中、仲間の女性の一人が妊娠していました。産ませてもらえるとは誰も思っていなかった。親衛隊の女性たちが生まれたばかりの赤ちゃんに服を着せたり、抱っこしたりして大はしゃぎしたので、私たちは唖然としました。赤ちゃんもすぐ殺されると思っていたのに」
149
豆一粒一粒に粉を詰めこぼれないようにするのは大変だろうにネーミング一つで…ネーミング一つで……現場の細かい苦労を名付け権がある奴が一発で無にする好例
150
この「ハッハッハ!ウチら州がディズニーパークの運営権を剥奪してやったぞ!」と州知事が思ってたら運営権にはパーク内の道路や水道を整備する権利しか入っていませんでした。ミッキーマウスも使っちゃダメです。だった話正直面白いから映画化してほしい。
bloomberg.co.jp/news/articles/…