こりま(@korimakorima)さんの人気ツイート(いいね順)

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北野武映画の海外評で好きだったのは「北野武が演じる男は今回もまた、苦悩と恍惚しか感情を持っていないように見える」という激賞。アゴニーとエクスタシーしか感情を持たぬキャラクター像。
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数年前に見た文学賞の選考理由にあった「技術点は低いのですが、他の作品のライバルやエネミーになってはおらず、ローム(作物の栽培に適した土壌)になり得る作品だと思ったので大賞です」という言い方を今日思い出した。ローム。土壌。他の作品を育む土。
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中村成子先生のレシピはさんまの焼き方ひとつとっても「適切な濃度の塩水とレモンに漬けてから焼く」とか「手間を惜しむな。手間には理由がある」という信念に満ちており最高です。これはレタスクラブの。lettuceclub.net/recipe/dish/32…
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カッコイイ白人主人公に奇声をあげて飛びかかり無様に倒されるアジアの泥棒の役とか白人主人公の恋人に無礼を働くアジア現地人の役ばっかり回ってきた時も「どうすればこの役に小さな翼を与えられるだろう」と考えたというジェームズ・ホンの、小さな翼っていう言い方が好きでした。
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(TikTok等で『ウェス・アンダーソンチャレンジ』として左右対称の構図とパステルカラー調の動画が沢山作られているが)「見ないようにしています。友人がそういう動画を送ってきたらやめて、と言っています。“私のやりかた”を規定してほしくはない」 (ウェス・アンダーソン)thetimes.co.uk/article/wes-an…
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総額数千万円系宝飾品とドレスがのし歩く中深夜にコンビニ格好でメットガラにスッと出て軽く炎上するラミ・マレック私はとても好きです。 twitter.com/cravemedia_/st…
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トップガンマーヴェリックのハングマンが撮影中「一生忘れない」と思った日はダーツ投げが成功してトム・クルーズが「世界で一番クールな行為が目の前で起きたみたいに」大喜びしてくれた日だそうなのでそれを念頭に置いて見るとまた趣深い
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「武漢の医師達は当初からcovid-19の異常性に気付いており、政府からの検閲を逃れるためにインタビューでモールス信号、点字、さらにはJ・R・R・トールキンが開発した人工言語(『ホビット』に出てくるエルフが話す)シンダール語を使った」  文学、役に立ってる strib.mn/3piJ2OK
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タランティーノが映画監督として最後に撮る映画は「私が成人向け専門映画館で働いていた時、映画館に置いてあったポルノ雑誌のうちの一冊の中で、映画コラムを書いていた映画批評家」についてのフィクションだ、と話しているのはほんとにすごい話だと思う。書くと読まれて、残るんだね。
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「提案なんですけど、30歳前後の女性の後悔とメランコリーと悲しみと失望を詳しく映したらリアルで新感覚で丁寧に人生を扱えておりますっていう風潮やめませんかね?」(『わたしは最悪。』(ヨアキム・トリアー監督)の感想の中で好きだった一文)
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(下の)ジェット・リーはAI絵が問題になるずっと前、映画『マトリックス』のセラフ役のオファーを断った理由を「企業が私の知的財産を所有してしまうから」と節枚していた。武道家の動きをデジタルライブラリに保存しコピーする。撮影が終わってからも自由に使われてしまう。cartoonbrew.com/artist-rights/…
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「最近のディズニー映画は肌に合わない」も「私たちアメリカ人は“アメリカ”という幽霊屋敷に住んでいるのです」で3割方説明がつくと思った。アメリカにはアメリカの幽霊がいる。日本には日本の幽霊がいる。スイスにはスイスの幽霊がいる。普段は見えない。時々、物音が聞こえる。
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・『オーシャンズ8』の女性達で固まる現場の居心地のよさに「ハリウッドで働く男性達はいつもこんな気持ちなんだ?」となった。女性達だけで働く現場についてもっと考えていかねばと思った。 ・ジェシカ・チャステインは業界の頼れる存在。困ったら連絡できる。 (下のアン・ハサウェイの)
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『ウォッチメン』やキアヌ主演の『コンスタンティン』の原作者アラン・ムーア。コミック業界と関わるのをやめた、と話す。「コミックは好きだが業界に耐えられない」。「12歳の為の作品に大人が並んでいる。幼稚なだけではなく危険。単純な現実を望むのはファシズムの前触れ」 theguardian.com/books/2022/oct…
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「私達NYでレストランを営む経営者たちは本当の事を言い合わなかった。ビジネスはどう?と尋ねると、いいよ、の繰り返し。でもCovid-19が来て、私達はいっせいに同じ広場に駆けつけ、火だ!火事だ!と叫んだのだ。それでわかった。皆同じ、剃刀のごとく薄い利益で店を回していたのだと」
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『ピノッキオ』に出たいというケイト・ブランシェットに(人語を話さぬ)猿の役くらいしか残ってないよと話したギレルモ・デル・トロ。まさか、全世界最高峰演者がねじくれた顔をした猿の「キー!」をやってくれるはずが……  
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ポリティカルでない人とはつきあえない。政治的でない人とは無理です。(彼らと私が歩む人生は違うという事実を)乗り越えようとしたけれど、無理でした。ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカに住んでいるのなら、政治的でいなければならない。あまりにもひどい。政治が人を殺しているんです」
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人魚姫のベイリーを見て歓声を上げる有色人種の子どもについて聞くと、彼女は感情的になる。 「私を見た5歳の子が、ああ自分も綺麗なんだ、自分もプリンセスになるんだと思う。その気持は私が5歳の頃には持っていなかったピース、私の生活になかったpiece。これからのベビーはそれを普通に手にする」
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会社員が深夜、自宅の玄関の前で鍵がないと気づいてからのひと晩を描いた『鍵がない』というマンガについて、オモコロの原宿さんが「あくまで鍵を探すことができるのは自分しかいないんだけど、みんなあなたの鍵が見つかるといいと思っている」を描いている作品だと書いていたのが心に残っており、
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・俳優として『アイズ・ワイド・シャット』でトム・クルーズと共演し、そのニ年後に監督としてデビュー、今年ケイト・ブランシェットを起用した『Tár』で世界に名を知らしめたトッド・フィールド監督。彼はデビュー作公開直前に泣きながらトイレに籠もり、トム・クルーズに newyorker.com/culture/notes-…
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・ジョン・バーンサルは留学先のモスクワ芸術座で演技を学んでいた時、講師から忘れられないことを言われた。「ジョン、君の才能は宝石だ。野生の宝石。しかしエレガントさがない。形としてなっていない」「ーーそして、君を見れば君が一冊も本を読んでいないとわかる」 gq.com/story/gq-hype-…
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「マリリン・モンローは、怒りを表現することを許されてはいなかった。彼女は男性達に、周りに本気の怒気を見せられない。生き残るためには『怒る』以外で暴行に対応しなければならない…怒れず、プライベートゾーンを持てずに生きていくというのはどういうことなのでしょう?どうすればいい?」
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「私たちはスマホで昨日あったナイトクラブの銃乱射事件を目る。大惨事を見る。指をちょっと動せば惨事から猫の動画へ。また指を動かせばTwitterへ。これが『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』についてダニエル・クワンが最初にしてくれた説明」(ジェイミー・リー・カーティス)
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ご近所に住んでいる常連客さんたちは閉めた店の前を通るたび、閉まったガラスドア越しに、両手の指でハートマークを作っていった。中にいる私達に向けて。
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ティルダ・スウィントンが「ウェス・アンダーソンはプライベートな食事会の時も誰がどこに座るか全部決めるしワインの瓶を置く位置も決める。誰も不快感を抱かない。撮影に入ると当然、全てを指示されるが“支配されている”という気は全くしない」と話していてそんなことある?と思っていた。