丸尾宗一郎(@miduwo)さんの人気ツイート(リツイート順)

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明治期の公私分離のなか、男性は仕事で滅私奉公しつつ「本当の自分」を家庭に求めたが、他方で〈女性にとって家庭とは…男性が自己解放できるように、愛の名のもとに慰安することが求められる場であった。女性の「本当の自分」は、議論の蚊帳の外におかれていた〉。→ gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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〈何ともいえない不満や不全感、不安やいらだちが男性の間に広がっているのだ。何かいままでとは違う、既得権が失われつつあるようなぼんやりした感情の広がりが、男性の間に見られるのだ。筆者のいう「剥奪感の男性化=masculinization of deprivation」の広がりだ〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/638…
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5・18と言えば韓国の「光州事件」ですが、真鍋祐子先生によるこの記事が、事件の概要、位置づけを知るのに好便でしかも超超面白いです。映画『タクシー運転手』をもとに、事件が韓国の人々にどう受け止められてきたか、韓国現代史の「民主化と反動」の動きを描いてます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/569…
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満洲を舞台にしたドラマを描いて直木賞を受賞した巨編小説『地図と拳』の制作過程で、どのように歴史考証がなされたかを、考証者である満洲研究者の澁谷由里の視点から振り返ってくださってます。超踏み込んだ内容で、ある城市の名前を澁谷さんが命名したとか、裏話が gendai.media/articles/-/105…
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〈この概念を用いて考えると、劣悪な環境にいる人は、その環境に適応することで些細なことでも満足度を高めてしまうかもしれません〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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4歳児が家にあったルース・ベイダー・ギンズバーグのステッカーをシルバニアファミリーの家に貼りまくった結果、シルバニアファミリー 緑の屋根の熱烈な民主党支持者のおうちみたいになった。
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担当記事が出ました。竹中平蔵氏と権力の関わりを描いたノンフィクション『竹中平蔵 市場と権力』より抜粋。緊縮論者として知られる竹中氏だが、90年代には反対に公共投資の拡大を主張していた。それは、経常赤字を減らしたいアメリカの意向を代弁する機能を担っていた。 gendai.ismedia.jp/articles/-/759…
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杉田俊介さんに書いていただきました。『ドライブ・マイ・カー』を男性学などの視点から読み解く試みです。現代社会においては、男性が自分の「傷つき」に気づきにくい構造があるとされますが、作品の読解を通して、男性が内なる感情に繊細に耳をすませる重要性を描きます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/925…
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昨今の情勢に鑑みて米本昌平ほか『優生学と人間社会』を全国各地の図書館が追加で購入する流れになって100万部くらい売れてほしいな。そして電子化につながってほしいな(うちにあるのは古い現代新書の装丁)。 bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0…
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河野真太郎先生に書いていただきました。大ヒット中の『鬼滅の刃』。その男性性の描き方を、「助力者としての男性」(ナウシカのユパやアスベル)や「子供による大人の秩序への抵抗」(バトル・ロワイヤル)を描いてきた作品群の系譜に位置付ける、とても刺激的な論考です。 gendai.ismedia.jp/articles/-/768…
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堀田義太郎さんに書いていただきました。女性専用車両の存在が「男性差別」や「男性蔑視」と言われることがありますが、実際に「不当な差別や蔑視」と言えるのか、丁寧に考察してくださっています。問題をこまかく腑分けしてくださっていて、とても勉強になります。 gendai.ismedia.jp/articles/-/976…
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6ページ目。 〈男性たちは自らに課された性別役割には反抗しながら、恋愛という関係の中で、女性たちにはそんな彼らを受けとめるという「女性役割」を求めた。このようなダブルスタンダードを含みこんで、女性との恋愛は理想化されていったのである〉→ gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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ベンジャミン・クリッツァー(デビット・ライス)さんに書いていただきました。スティーブン・ピンカーの学会除名騒動の背景事情を、広い文脈で考察してくださってます。ピンカーの思想(進化心理学的発想や合理的な楽観主義)が米国のリベラルから反感を買う理由について。 gendai.ismedia.jp/articles/-/748…
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秦正樹さんに書いていただきました。「自分の政治的意見は他の人と同じだ」「自分は『普通の日本人』だ」と思っている人ほど陰謀論を信じやすいという実証研究を紹介してくださってます。ほかにも「普通自認層」の政治意識が様々な方法で分析されててめちゃくちゃ面白いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/776…
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津田正太郎先生に書いていただきました。最高すぎる文章です…。ネットでの議論が散々な結果に終わりがちな背景に、「相手の言動を利己的な利益追求」に還元する「シニシズム(冷笑主義)」があるのではないかという指摘。ネットの嫌なところをズバリと突いてて感動します…。 gendai.ismedia.jp/articles/-/687…
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小川たまかさんに書いていただきました。性暴力の加害者が、「自分はやっても仕方ない」といった自己肯定や、被害者への責任転嫁を行う傾向があることを過去の取材や専門家の解説をもとに書いてくださってます。加害者が、世間の「被害者叩き」を利用する点など興味深い。 gendai.ismedia.jp/articles/-/727…
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岡野八代さんに書いていただきました。「見えない家事」に象徴されるような「ケア」を日本の政治がいかに軽んじているか、そうした姿勢がいかに社会に根を張っているかについて解説してくださってます。安倍前首相の一斉休校などから考える「ケア論」、とても興味深いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/851…
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鈴木晃仁先生に書いていただきました。21世期に入って以降、いかにコロナウイルス(SARSなど)が猛威を振るうようになったか、各国はそれにどう対処し(失敗し)てきたかをまとめ、今回の危機と比較しています。中東の女性の服装がMERS感染を防いだ可能性など大変興味深い。 gendai.ismedia.jp/articles/-/717…
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飯田祐子先生に書いていただきました。村田沙耶香『コンビニ人間』をジェンダークィアの視点で読み解く批評。コロナ禍の中、CAに防護服を縫製させる例に見られるように社会がいかにジェンダー化されているかが浮き彫りになったが、そうした社会を相対化する力を持つ作品です。 gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
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特殊な「外部」から訪れるものであってほしいみたいな欲望があるのだろうか。
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谷本奈穂先生に書いていただきました。記憶に新しい「美魔女ブーム」とその裏で起きていた「美魔女バッシング」。バッシング言説を分析することで女性に課せられた呪縛を浮かび上がらせます。「妻・母親規範」などは想像しやすいですが、さらなる意外な呪縛も…超面白いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/696…
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〈適応的選好形成は…人はある状況に置かれたときその状況に「適応」して「選好」(何をもって満足と感じるか)を形成してしまう可能性があることを示す概念です〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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ふるまいよしこさんに書いていただきました。旧英植民地である香港でもエリザベス女王への追悼がさかんにおこなわれ、同時に、英統治時代を懐かしむ声が上がっているそうです。じつはこうした追悼が遠回しな中国批判になっているという指摘、大変興味深いです。 gendai.media/articles/-/999…
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〈「不要不急の外出」ということばをよく耳にするようになった。成熟した経済は、「不要不急」のものやサービスの消費の上に成り立っている。「不要不急」を否定してしまえば、経済は破綻してしまう。われわれが直面しているのは、まさにそうした状況である〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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三浦麻子先生に書いていただきました。「説得」に関する社会心理学の研究をもとに、小泉進次郎氏や大阪維新の会に感じる「説得力」の意味について考察してくださってます。ヒューリスティック処理/システマティック処理が政治行動にどう影響するかが垣間見えて面白いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/686…