丸尾宗一郎(@miduwo)さんの人気ツイート(新しい順)

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この、日本政府が生殖には奇妙にこだわるけど教育投資には関心が薄い問題だけど、為政者のなかにうっすらと「国民が賢くなっては困る」「国民は自分たちの子分でいてほしい」みたいな無意識の開発独裁マインドっぽいものがあるんじゃないか、と邪推してしまう。自民党の副総裁とかを見てると…。
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フーコーの国家理性とか生権力の話じゃないけど、政府が人口の増大とかそれにともなう経済成長を目指すのはまあ理解できるんだけど、生殖には奇妙なこだわりを見せる一方で育児や教育投資には関心が薄いみたいないまの日本政府の態度はかなり謎が深い。
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満洲を舞台にしたドラマを描いて直木賞を受賞した巨編小説『地図と拳』の制作過程で、どのように歴史考証がなされたかを、考証者である満洲研究者の澁谷由里の視点から振り返ってくださってます。超踏み込んだ内容で、ある城市の名前を澁谷さんが命名したとか、裏話が gendai.media/articles/-/105…
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韓国ではフェミニズムに批判的な思想をもつ一部の人たちが「フェミはチュチェ思想派のスパイ」みたいな仕方で批判を展開するという話が、『対抗言論』の趙慶喜さんの寄稿に書いてあって、日韓で似たような言説が出てくることを興味深く感じた。自分たちにとって許しがたいものは、
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特殊な「外部」から訪れるものであってほしいみたいな欲望があるのだろうか。
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不公正な制度や社会構造のせいで不利な立場に置かれてしまった人も、「心のクセ」や「認知のクセ」のために、そうした不公正を認識しづらいケースがけっこうあるという話。社会を動かすためには、社会心理学や認知科学の知見をうまく活用する必要がある。 gendai.media/articles/-/104…
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100分de名著でセジウィックが話題になったようだけど、同書の議論と現代日本のホモソーシャルのあり方について検討している川口遼さんの記事が抜群におもしろいです。 gendai.media/articles/-/835…
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4歳児が家にあったルース・ベイダー・ギンズバーグのステッカーをシルバニアファミリーの家に貼りまくった結果、シルバニアファミリー 緑の屋根の熱烈な民主党支持者のおうちみたいになった。
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どれくらい違いがあるのか、実証的な研究を読んでみたくなる。記事の後編には、アメリカの現実のひどさゆえにZ世代がラディカルにならざるを得ないという指摘もあって、良くも悪くも日本は微温的な環境なのだろうなあと感じる。アメリカの内部もすごく多様ではあるだろうが。 gendai.media/articles/-/103…
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アメリカのZ世代がSNSのおかげで既存の保守的な考え方に対する「疑う力」を持てるようになったという指摘が興味深い。日本だとtiktokなんかでもけっこう自民党議員をカッコよく見せるタイプの動画が人気になってたりするし、実際のところ日米の若い世代において政治的な感覚に gendai.media/articles/-/103…
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「ハイスペ」という言葉を、労働以外の文脈、たとえば婚活とかの文脈でよく耳にするようになったけど、こういう「つねに様々な場所で投資し、成果を出し、競争すること」に駆り立てられている感覚を、フーコーはうまく言い当ててくれている感じがする。 gendai.media/articles/-/103…
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読書や本が好きな人が一回は感じるであろう「講談社文芸文庫ってなんであんなに高いんだろう?」という疑問に答えてくれてる。あと、文庫という物体にじつはどれくらい手がかかっていて、その装幀にどれほどの思いが詰め込まれているかがわかっておもしろい。 gendai.media/articles/-/103…
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ふるまいよしこさんに書いていただきました。旧英植民地である香港でもエリザベス女王への追悼がさかんにおこなわれ、同時に、英統治時代を懐かしむ声が上がっているそうです。じつはこうした追悼が遠回しな中国批判になっているという指摘、大変興味深いです。 gendai.media/articles/-/999…
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「キャンセルカルチャー」に対して怒ってる人が、これまでマイノリティが表舞台に立つ機会や発言の権利を奪われてきたといういわば「表面化しないキャンセル」に対しても怒りを向けてくれれば、もう少し発展的な話になりそうな気がするのだが。
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伊藤昌亮さんに書いていただきました。山上容疑者のツイートを専門的な手法で精緻に分析し、その政治的傾向を描いています。反リベラルでありつつ、一方で「ネトウヨになりきれなかったネトウヨ」的な顔を持っていた容疑者。迫力に満ちた論考、ぜひお読みいただきたいです。 gendai.media/articles/-/985…
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北村英哉さんに書いていただきました。たとえ社会が、自分にとって抑圧的で不都合なものであっても、現状維持を選択してしまう傾向について「システム正当化理論」という考え方で分析してくださってます。「自発的隷従」の社会心理学的な読み解き、ものすごく興味深いです。 gendai.media/articles/-/981…
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堀田義太郎さんに書いていただきました。女性専用車両の存在が「男性差別」や「男性蔑視」と言われることがありますが、実際に「不当な差別や蔑視」と言えるのか、丁寧に考察してくださっています。問題をこまかく腑分けしてくださっていて、とても勉強になります。 gendai.ismedia.jp/articles/-/976…
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少し前に、長く大学で教えているジェンダー論の研究者の方と話していたら、「2000年代の後半くらいから新入生のジェンダーに関する知識がガクッと落ちた感じがあった」と言っていて、バックラッシュの影響を示唆しておられた。このあたりの実態の検証、ぜひとも読んでみたい。
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河野真太郎さんに書いていただきました。ミソジニー=女性嫌悪の現代的な形態である「ポピュラー・ミソジニー」とはどういうものなのか、解説してくださってます。授業でジェンダーの話をすると、学生から「女性専用車両は逆差別だ」という反応が出るというエピソードや→ gendai.ismedia.jp/articles/-/958…
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小田急で起きたフェミサイドと評された傷害事件などの具体例からはじめて、そうした事態が生まれてしまう社会の認識のあり方について、ポピュラー・ミソジニーのニュアンスを生かして考察していて、とても興味深いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/958…
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批判することを「殴る」と言い換えたことによる社会の損失はかなり大きいような気がする。
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〈調査対象者のほとんどが年収300万円以下でしたが、彼女たちの多くは自身の収入額について、「不満を言い出したらきりがない」「上を見ればきりがない」と言って、不満を口にせず、「自分よりも給料が少ない人もいるから、まぁいいほうかな」…と話していました〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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〈この概念を用いて考えると、劣悪な環境にいる人は、その環境に適応することで些細なことでも満足度を高めてしまうかもしれません〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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〈適応的選好形成は…人はある状況に置かれたときその状況に「適応」して「選好」(何をもって満足と感じるか)を形成してしまう可能性があることを示す概念です〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…
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山本咲子さんに書いていただきました。「女性は男性より幸福度や生活満足度が高い」という調査結果を前提にしてジェンダーに関する議論がなされることがありますが、そうしたデータを使う際には注意が必要であることを、「適応的選好形成」の概念で解説してくださってます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/946…