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森山至貴先生に書いていただきました。コロナ対策で「家族」の存在感が増すなか、マスク配布や給付金などの政策によって、政治の家族イメージがいかに偏っているか、そしてそれがご都合主義的に利用されているかが浮き彫りになった。超超重要な指摘。ぜひ読んでほしいです。
gendai.ismedia.jp/articles/-/720…
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クローディアー真理さんに書いていただきました。コロナ対策が評価されているニュージーランド。現地で暮らす目線から何が優れているのかレポートしてます。政府を信頼する市民が88%にのぼる背景には、アーダーン首相のコミュニケーション、情報の出し方のうまさなどがある。
gendai.ismedia.jp/articles/-/719…
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セックスワーカーについても支援の対象となり、彼ら/彼女らの生活を守るために法律も一部変わったそう。「人々の暮らしを守る」という意識があると様々な目配りができるのだと実感する。
gendai.ismedia.jp/articles/-/718…
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中小の事業者やフリーランスに対してはドイツの国としての100万円超に加え、ベルリンが60万円ほどを給付。ほぼ無審査。その理由についてベルリン市長は「今まさにその存在自体が脅かされているような人たちがいるならば、何よりも早くそうした人々を助けなければいけない」。
gendai.ismedia.jp/articles/-/718…
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河内秀子さんに書いていただきました。COVID-19対策で経済政策が評価されているドイツ。実際に60万円の給付を申請から2〜3日で受け取った著者が、その仕組みとその他の支援について解説します。物凄いスピード感に驚く。支持率が急上昇しているメルケル政権は何が凄いのか。
gendai.ismedia.jp/articles/-/718…
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新井一二三先生に書いていただきました。台湾がコロナ危機をひとまず脱せた様々な要因を分析してくださってます。中国語情報へのアクセスの良さ、WHOとの距離感、SARSの経験(マスク重視の姿勢)、何より閣僚に専門家を登用してきた蔡英文総統の能力の高さと胆力がすごい。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/717…
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鈴木晃仁先生に書いていただきました。21世期に入って以降、いかにコロナウイルス(SARSなど)が猛威を振るうようになったか、各国はそれにどう対処し(失敗し)てきたかをまとめ、今回の危機と比較しています。中東の女性の服装がMERS感染を防いだ可能性など大変興味深い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/717…
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伊東順子さんに書いていただきました。韓国は新型コロナウイルスの新規の感染者数がひとまず減っているが、どのような対策をとったのか。ポイントは迅速な方針転換と、住民番号による徹底した管理。後者は権利との兼ね合いもあり日本では難しそう。日韓の違いが興味深い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/716…
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飯田泰之先生に書いていただきました。新型コロナウイルスに関する日本の経済対策、何ができていて何ができていないのかを整理してくださってます。現金一律給付は消費喚起ではなく「制度では把握しきれない多様な資金決済が滞ることが無いようにする」ためのもの。
gendai.ismedia.jp/articles/-/715…
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6ページ目、このソリッドすぎる指摘に心をえぐられる。
〈自分は男性役割から解放されたいが、女性には相変わらずケア役割を求めるというダブルスタンダードは、現在においてもみられるものであろう〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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明治期の公私分離のなか、男性は仕事で滅私奉公しつつ「本当の自分」を家庭に求めたが、他方で〈女性にとって家庭とは…男性が自己解放できるように、愛の名のもとに慰安することが求められる場であった。女性の「本当の自分」は、議論の蚊帳の外におかれていた〉。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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6ページ目。
〈男性たちは自らに課された性別役割には反抗しながら、恋愛という関係の中で、女性たちにはそんな彼らを受けとめるという「女性役割」を求めた。このようなダブルスタンダードを含みこんで、女性との恋愛は理想化されていったのである〉→
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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田中亜以子先生に書いていただきました。女性誌と男性誌の違いが示すように、男性は女性に比べ「ありのままを愛してほしい」傾向があることが一般的に指摘される。その違いを歴史的に分析する…のですが、決定的に重要な指摘が大量に出てきて、読みながら震えました。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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伊東順子さんに書いていただきました。新型コロナ対応、日本は緩やか、韓国は厳格と対照的に見えるが、韓国通の方にはこれが過去の日韓イメージとは「逆転」したものに映るそう。その視点から両国の驚くほどのギャップを描いてます。この違い、何によるのか。超興味深い。
gendai.ismedia.jp/articles/-/712…
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こちらの記事、たくさん読んでいただいてますが、合わせて読んでほしいのが石川敬史先生(@oxomckoe
)の以下の記事。人権/権利という思想がどのような歴史的背景を持つのかを解説しつつ、人権は伸び縮みしない、というソリッドな表現で問題の核心を指摘してます。
gendai.ismedia.jp/articles/-/654…
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7ページ目。
〈差別は、思いやりの心があろうがなかろうが、社会的関係性の中で起こっている。心の問題にしてしまうと、「差別するつもりはなかった」などという発言が多用される〉〈強制的に社会的な不利益を強いる「差別」問題を、「差別心」の問題にすり替えてはいけない〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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5ページ目。
〈「特別の教科 道徳」の教科書には、障害者が登場する読み物教材が多く載せられているが…障害者は、健常者が「優しくしてあげる」対象として描かれている…「ご迷惑をおかけします」とも発言させられ、自らの権利を主張するなどといった場面は出てこない〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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〈道徳の授業は、個人の「心のあり方」を問題とする…しかし…差別は個人的な「人間関係」を超えた、より広い社会関係の中で起きる〉〈制度や構造が変わり、強者からの一方的な「温情」や「思いやり」といった「心のあり方」によらずとも、差別解消への道筋が開けてくる〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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池田賢市先生に書いていただきました。日本の(道徳)教育では、差別など人権問題を「思いやり」で解決すべしという傾向がある。が、人権はそうした「強者の温情」と「弱者のおうかがい」によって成立するものではない。社会的視点や「争議性」が必要。超超重要な指摘です。
gendai.ismedia.jp/articles/-/711…
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フェミニストは「ポルノ・エロを憎んでる」「表現規制を強く求めてる」と言われがちだけど、坂井さんはそのどちらでもないことが丁寧に説明される後半も勉強になる。「では、多くのフェミニストは何に怒っているのか。それはポルノではなく、性差別である」(6ページ)。
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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坂井恵理さんに書いていただきました。フェミニズムに救われた経験を丁寧に振り返ってくださってます。とくに重要だったのは、それが自身の「性欲」を肯定してくれた点。ラストは圧巻の筆致でフェミニストとしての怒りが展開される。圧倒されるような、ものすごい文章。
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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リアルナンパアカデミー塾員による強姦事件の判決が出ました。小川たまかさん(@ogawatam)さんに裁判を取材して書いていただいた記事は、この事件の性質をすごく明晰に整理しています。犯行動機に、性欲というより「レイプすることで男に認められたい」欲が垣間見える。→
gendai.ismedia.jp/articles/-/597…
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〈「不要不急の外出」ということばをよく耳にするようになった。成熟した経済は、「不要不急」のものやサービスの消費の上に成り立っている。「不要不急」を否定してしまえば、経済は破綻してしまう。われわれが直面しているのは、まさにそうした状況である〉
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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小谷敏先生に書いていただきました。新型コロナ対応をはじめ様々な場面で日本が「公務員」を減らしてきたツケが噴出しているように見える。この国が80年代からどのように公務員を叩き、減らし、世界有数の「市民を雇わない国家」になったかを振り返ります。超考えさせられる。
gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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西井開さんに書いていただきました。典型的な男性(デフォルトマン)は様々な「特権」を持つこと、それがあまりに自明であるがゆえに特権に気づきにくいこと、その裏面として競争に駆り立てられるなどネガティブな面があることなどを丁寧に論じてます。学びが深すぎる…。
gendai.ismedia.jp/articles/-/708…