丸尾宗一郎(@miduwo)さんの人気ツイート(新しい順)

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「日本が外国人に差別的なのは皆よく分かっている。最初から期待していないから、失望するわけがない」という著者のパートナー(外国出身者)の言葉が重い。背景にある日本の入管行政の問題についても取り上げてくださってます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/741…
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與那覇潤さんに書いていただきました。日本史と中国史の知見から『もののけ姫』を、サン、エボシら「4人のマイノリティ」の葛藤劇として読み解いてくださってます。福祉重視の企業家vsエコロジスト、日本的コミューンvs中国的移動民などの対立構図がめちゃくちゃ面白いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/738…
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松尾匡先生に書いていただきました。現政権で持続化給付金の中抜き問題など「縁故資本主義」的な事態が続出している。こうした行政の非効率を打破すると言われていたはずの「新自由主義」は何を勘違いしていたのか、1970年代に起きた「転換」に遡って解説してくださってます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/737…
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田上孝一先生に書いていただきました。マルクスに関する授業を持って25年、段々と大学生のマルクスに対する否定的態度が目立たなくなり、むしろ共感を寄せる姿勢が見えるようになったことを指摘してくださってます。「疎外された労働」への共鳴など注目の論点がたくさんです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/737…
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〈そこで謳われている自由は個を重んじる自由ではなく、階級からの自由であった。それは天皇において確保された道であり、天皇への忠誠において初めて保障されるので、たとえ自分の命を守るためであっても、天皇の名の下に発せられる命令に背き抵抗する自由は保障されない〉 gendai.ismedia.jp/articles/-/736…
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森島豊先生に書いていただきました。日本で「人権」というと「みんな仲良く」的なヌルい平等主義が連想される傾向があるが、それはなぜなのかを歴史的に解説してくださってます。日本に人権思想が輸入された際、その重要な側面である「抵抗権」がいかに骨抜きにされたか。 gendai.ismedia.jp/articles/-/736…
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中村香住先生に書いていただきました。SNSなどではオタク対フェミニズムの構図が作られがちですが、それが極めて一面的な見方であることを解説してくださってます。表現規制や性的客体化などいくつかの観点から、フェミニストとオタクの両立について論じていて物凄く面白い。 gendai.ismedia.jp/articles/-/734…
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小手川正二郎先生に書いていただきました。女性が自身を取り巻く理不尽について訴えると、男性は「気にしすぎ」「客観的に見ると…」「大げさ」と返しがちで、僕もよくやっちゃうんですが、それがどのような問題を孕むのかを解説してくださってます。超学びが深いです…。 gendai.ismedia.jp/articles/-/734…
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編集を担当した『裁判官も人である』が日本エッセイスト・クラブ賞を受賞しました。岩瀬さんは取材の鬼みたいな方で、100人以上の裁判官に取材して裁判所内部の論理を描き出してます。取材の苦労を隣で見てきたので、この評価は超うれしいです。この機会にぜひご覧ください! bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0…
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ドイツ語にも「忖度」に似た言葉があるらしく、「先回りの服従」という意味らしい。忖度ってちょっとマイルドでわかりづらいし、日本でも「先回りの服従」を使うとよいかもしれない…。「政権に先回りの服従をした官僚が…」的な。
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担当記事が出ました。ドイツのジャーナリスト、フェリックス・リル氏が独紙に寄稿した日本の「自粛警察」についての記事の邦訳です。ドイツ人から見た自粛警察の特徴、日独の違いがまとまっていて大変面白いです。ナチス研究者の田野大輔先生のコメントも登場します。 gendai.ismedia.jp/articles/-/734…
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磯直樹先生に書いていただきました。人種差別が世界的に注目されていますが、そもそも遺伝学では「人種」の存在が否定されていること、問題とすべきは、にもかかわらず存在する「レイシズム」のほうだということが丁寧に解説されていて物凄く学びが深いです…。 gendai.ismedia.jp/articles/-/734…
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矢口祐人先生に書いていただいた記事が震えるほど面白いのでぜひ読んでほしいです。BLMをどう訳すか問題、Blackの背景にある歴史、Livesの複数の意味、Matterの特徴、日本語の「は」「も」の使い分けなどから論じてくださってます。わずか3単語からここまでアメリカが見える。 gendai.ismedia.jp/articles/-/733…
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話題になってる美術館女子、〈見た瞬間の…感動。それが全てだった〉という文章が出てくる。こういう感性至上主義的な発想は、「あいトリ問題」の背景にある「芸術は自由に見ていい」と相性がいいことに注意してもいいかも。森功次先生に書いていただいた以下の論考を参照。 gendai.ismedia.jp/articles/-/678…
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平河エリさんに書いていただきました。安倍政権が行ってきた、スローガン先行の「お祭り型」政治の問題を指摘してくださってます。具体性を欠く「やってる感」は批判を受けづらかったが、コロナ禍で具体的課題に直面して問題が噴出しているという指摘にもうなずくところ大。 gendai.ismedia.jp/articles/-/731…
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小川たまかさんに書いていただきました。性暴力の加害者が、「自分はやっても仕方ない」といった自己肯定や、被害者への責任転嫁を行う傾向があることを過去の取材や専門家の解説をもとに書いてくださってます。加害者が、世間の「被害者叩き」を利用する点など興味深い。 gendai.ismedia.jp/articles/-/727…
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小川たまかさんに書いていただきました。性暴力について取材していると、「被害者は自責し、加害者は他責する」傾向が見られると言います。なぜそうなってしまうのか、複数の専門家が解説します。被害者への想像力を持ち、セカンドレイプを防ぐための知識をくれる。 gendai.ismedia.jp/articles/-/727…
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杉田敦先生に書いていただきました。芸能人の政治的発言について「知識のない人間は口出しするな」といった物言いが目立ちましたが、そうした批判の危うさについて、歴史に遡って解説してくださってます。『デモクラシーの論じ方』著者による、知識と発言と民主主義の関係。 gendai.ismedia.jp/articles/-/727…
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5・18と言えば韓国の「光州事件」ですが、真鍋祐子先生によるこの記事が、事件の概要、位置づけを知るのに好便でしかも超超面白いです。映画『タクシー運転手』をもとに、事件が韓国の人々にどう受け止められてきたか、韓国現代史の「民主化と反動」の動きを描いてます。 gendai.ismedia.jp/articles/-/569…
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担当記事が出ました。翻訳家のすんみさんの協力のもと、6人の執筆者に、韓国でのフェミニズムの動向について分野別に解説していただいてます。女性たちは何に憤り、どう「沈黙のカルテル」を破り、何を達成したか。めちゃくちゃ力強く繊細な前後編。ぜひ読んでほしいです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
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飯田祐子先生に書いていただきました。村田沙耶香『コンビニ人間』をジェンダークィアの視点で読み解く批評。コロナ禍の中、CAに防護服を縫製させる例に見られるように社会がいかにジェンダー化されているかが浮き彫りになったが、そうした社会を相対化する力を持つ作品です。 gendai.ismedia.jp/articles/-/725…
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日本が公務員を減らしてきた経緯については、小谷敏先生に書いていただいた以下の記事と、前田健太郎先生の『市民を雇わない国家』を参照。 gendai.ismedia.jp/articles/-/710…
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コロナ禍で保健所や役所に人が足りないことが明らかになって、やっぱり日本は公務員を減らしすぎたという議論が出てきた。少し前までユニクロの柳井社長が「日本の公務員を半減せよ」と言っていたことを考えると雰囲気が変わってきているのかもしれない。 gendai.ismedia.jp/articles/-/679…
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粕谷祐子先生に書いていただきました。台湾と日本、コロナ対策の評価で大きな差がつきましたが、背景の一つとして「専門家」を登用できる仕組み、慣行が整っているか否かという問題がある。日本のタスクフォースは利権など「政治」の影響を受けやすい。超明晰で面白いです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/723…
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中原一歩さんに書いていただきました。人員が足りず疲弊する保健所の現場をレポート。当初からPCR検査が絞られていたこと、感染者受け入れ施設のキャパを増やしても保健所がボトルネックになっているといった驚きの証言も。背景にある公衆衛生政策軽視の歴史も振り返ります。 gendai.ismedia.jp/articles/-/721…