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今の日本社会が歪んでいる根本の1つは、「恵まれている」と感じる所謂エリート層が自分の事しか考えない事です。世界を見ても珍しい傾向です。この考え方は、その人達が「恵まれていない」と感じる人達を無視し切り捨てると言ってるのと同義であり、例えば英語ならuneducatedに分類される考え方です。
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教えているオーストリアの院生の親は、コロナで会社が閉まっていてずっと自宅にいますが、会社も給料も国の補償で問題ないので健康管理に集中できており、学生が親を助ける為に実家に帰らなければならかった際も、事前にPCR検査を受けてから帰れています。日本にこれができない理由はないと思います。
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西村経済再生相「若いみなさんの活動量がどうしても多い。(中略)こうした状況が続けば、より強い措置をとらざるをえなくなる。経済に大きな影響が出て、若いみなさんの今後の就職活動も影響」
無策の上に、若者に原因を押し付け、そしておどす。ただただ残念です。 asahi.com/articles/ASNCZ…
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他人を思いやる、皆が使うものならキレイに使うのがマナー、これらは、海外で言われるように実際に日本のいい所だと私は信じます。そして人を思いやる社会は、差別だって本当はないはずです。大袈裟な話ではなく、差別をなくす一歩としても、皆さん、性別に関係なくトイレはキレイに使いましょう。
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日本で特殊な事に一つに、ツイッターや記事などで社会問題について声を上げると、仕事をちゃんとやってないとか、仕事がうまく行ってないとか、なぜか仕事とリンクさせて批判される点があります。これは育児等が軽視される事とも繋がっていると思いますが、日本の仕事至上主義は明らかに行き過ぎです。
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また、欧州ではまだ人種差別が根強く、私も度々差別にあいますが、同時に、差別をなくそうとする声や暖かく受け入れてくれる人も多く、ただ冷たく放置という訳ではありません。日本の都市部に目立つ社会への視野の欠如は個人の生きづらさと直結しています。早急に改善されるべきだと強く思います。
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海外で生活していると、日本の生きづらさは、「お上から与えられた範囲で自分の意見は極力抑えてお上に従い質素に生きるべき」といった民主主義が導入される以前の価値観に未だに縛られてしまっているところから来ているように感じることが多いです。
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日本の決定的な問題は、差別がある事を正面から受け止め、それをなくす取り組みを個人を超えて社会全体として行うスタートラインにまだ立てていないという点です。差別がない地域なんて私の知る限りありません。でも差別をなくそうと日本より遥かに真剣に取り組む地域は確実にあります。
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「共働きの夫を家事に参加させるには?」というテレビの特集で、
「責めない。成功体験からやりがいが生まれるから」
「できることを話し合う」
といった提案がなされていました。
子供にお手伝いさせるようなことをしないと家事ができない大人の男性が多い社会が、前向きに進むとは全く思えません。
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森氏の発言を受けて様々な国の大使館が声を上げています。それ程までに日本の性差別は国際的に際立っています。問題は、このような声を政府だけでなく、自分に無関係かのようにスルーしてしまう日本人が多い点です。日本で暮らす全ての人にとって、明るい未来は無関心の先にはありません #DontBeSilent twitter.com/EUinJapan/stat…
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海外に出て驚いた事の一つが、日本にある「成功=うまくやる」の常識が全く常識ではないという点です。例えば私の知る著名な研究者は皆、驚くほどただ真面目に研究活動を続けています。もちろん、「うまくやる」事で成功に繋げている人もいますが、中身がなく第一線に居続けている人を私は知りません。
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ポテサラの件、中高年は感情の抑えが効かなくなるから特に自尊心の低い人は弱者と思う人(ポテサラの場合は若い女性)にキレやすくなるとの考察。私は、女性を低く見る性差別、また他者への尊重の欠如だけでなく自尊心も低いという人権意識の低さが何より問題だと思います。
news.yahoo.co.jp/byline/haradat…
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大人が社会に関心がなく教育を軽視しているような視野の狭い社会における一番の被害者は、未来があるはずの子供達です。YouTube等に素晴らしい面があるのも事実ですが、このランキングは単に、日本で大人が子供に見せている関心事は、人生哲学や社会ではなくネットにお金という事だと思います。 twitter.com/JMSDFHS/status…
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多様性という意味合いから自民党が掲げる「女性が輝く社会」。これが多様性とは真逆だと気づかない政党が与党という現実は絶望的です。まずこの提言には、
・女性は今まで輝いていなかった
・会社等での仕事=輝く、家事育児などのケア労働=輝かない
などの決定的に誤った前提があります。
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海外で子供を育てていて素晴らしい事もたくさんありますが、私が一番悲しいのは、日本では海外の文化で育った人を受け入れる体制が物理面だけでなく精神面で整っていない点です。海外で育ち、自分のルーツである日本に憧れや夢を見て訪れた時に差別のような扱いを受ける、これ程悲しい事はありません。
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救われるべきは助けもなくいま現実に苦しんでいる人達だし、ダサいのはたくさん勉強してきたのに民主主義が何かということすら理解できていないエリートです。目を覚ましましょう。日本の社会は変わるときが来ています。
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記事を書かせて頂きました。私の子供は、日本に一時帰国すると言葉の質問をとても多く受けます。その結果、将来日本には住めないと感じるに至ってしまいました。日本のこの独特の排他性は、未来ある子供達の可能性を奪ってしまっています。その背景を考察しました。
@frau_tw gendai.ismedia.jp/articles/-/753…
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社会は個の集合体で、それぞれ違う個が補い合うことで成り立っているので、個人が社会に合わせて変わる方向がマジョリティになると社会は機能しなくなります。誰もが自分らしくなく幻の「不変の社会」に縛られ、社会を変えようとする動きには圧力。とても苦しい未来に向かっていると感じています。
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今回の入管法も、LGBT法案も、いつまでも認めない同性婚に選択的夫婦別姓も、インボイス制度も、日本政府は、「国内の、安定した職のある、結婚しても姓を変えない、健常者の、シスジェンダーの男性」だけに主眼を置いて、それ以外を切り捨てるか使い捨てる方向性を貫いて、社会を作り続けています。
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日本社会の問題の核は、社会への意識の低さです。なのに、幸せになる為の啓発本は溢れている。これは決定的に矛盾してます。人は社会で生きており社会と個人は直接関係しています。社会に関心がない中で個人の幸せを考える、これが不自然だと気づかなければこの社会の生き辛さは増す一方だと思います。
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妻が仕事で日本に一時帰国する度に国内外の日本人から言われる「えっ、一人で?」「子供は誰が?」「行かせてくれるなんていい旦那さんだね」といった男性である私が同様に出張に行く際には言われない言葉は全て、「家族を置いて一人で出張=悪い事」と言う罪悪感を女性に与える社会からの圧力です。
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そして悲しいことに、こういった価値観に縛られた挙句に、社会を変えようと勇気を持って行動した人や、社会の中で苦しむ人達を、誹謗中傷などの形で決定的に傷つけることが頻発しています。日本は民主主義社会。私たちがそれを理解しなければ社会は機能せず、生きづらくなる一方だと思います。
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河野大臣がワクチン接種の問題に関して僕の失敗と述べた事へ、間違いを認めて偉いといった賞賛の声が多数上がっていますが、高度な政治が必要なコロナ禍で、間違いを認めるといった子供の教育のような内容で国政を評価しなければならない、この悲惨な状況を脱さなければ日本は国として成り立ちません。
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料理上手で、おしとやかで、パートナーを常に立てながら一歩下がって支え、家事育児は完璧にこなし、パートナーの仕事や家族の為に仕事をやめるのは当り前で、パートナー好みの容姿の維持に日々努める、それがいい夫。と思えない男性は、平等な社会の実現を真剣に目指さなければ理にかなっていません。
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研究に限らず、産業、エンタメ、教育、あらゆる分野で同じような状況だと思います。こんな状況を作ってきたシニア世代、またそれに従ってしまった下の世代、責任はあらゆる層にあると思いますが、変える力を現在持っている層が、危機感もなく変化を拒んでいる状況が何より問題だと私は思います。