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徳島市で指されていた女流王位戦五番勝負第4局は、渡部愛女流二段が里見香奈女流王位を破り、3勝1敗で女流王位を奪取しました。渡部はタイトル初挑戦で初タイトルを獲得し、女流三段に昇段しました。里見は女流王座、女流名人、女流王将、倉敷藤花の4冠に後退しました。
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#名人戦 第6局が山形県天童市の天童ホテルで始まりました。佐藤名人の初手2六歩に対し、羽生竜王は2手目としては珍しく6二銀と応じました。
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第6局に使われている駒は、四つの候補の中から秀峰作 水無瀬書が選ばれました。前日の検分で両対局者が選びあぐねている時に、立会の高橋道雄九段から「秀峰さんは昨年亡くなられて…」と紹介したことがきっかけになりました。秀峰さんは天童の二つ隣、村山市の駒師です。#名人戦
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藤井聡太七段は本日の王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦で深浦康市九段に勝ち、準決勝に進みました。藤井七段がタイトル挑戦まであと2勝に迫るのは初めてです。
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本日放送のNHK杯で、藤井聡太七段が今泉健司四段に敗れました。6月11日収録なので、今年度の藤井七段の星取りは○○○○○○○<●>○○●○●となりました(<●>が今回の敗戦)。将棋連盟HP上の今年度の連勝記録は1位タイの9連勝でしたが、放送を受けて5位タイの7連勝に修正されます。
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棋聖戦第5局は豊島将之八段が羽生善治棋聖を破り、3勝2敗で初タイトルを手にしました。2011年の初挑戦から5度目にして悲願を果たしました。終始、豊島八段リードで進みましたが、羽生棋聖が終盤に勝負手を放ち、最後まで目が離せない一局となりました。羽生棋聖のタイトル100期は持ち越しです。
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これで8タイトルを8人が分け合うことになりました。
全タイトルの保持者が異なるのは、1987年10~11月以来のことです。当時は:
中原誠名人
中村修王将
福崎文吾十段
谷川浩司王位
塚田泰明王座
高橋道雄棋王
桐山清澄棋聖
王座=中原→塚田から、十段=福崎→高橋までの間です。
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現在のタイトルホルダーは:
佐藤天彦名人(30)
久保利明王将(42)
羽生善治竜王(47)
高見泰地叡王(25)
菅井竜也王位(26)
中村太地王座(30)
渡辺 明棋王(34)
豊島将之棋聖(28)
となります。
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王座戦挑戦者決定戦は、斎藤慎太郎七段が渡辺明棋王に勝ち、中村太地王座への挑戦権を獲得しました。斎藤七段のタイトル挑戦は、昨年の棋聖戦(羽生棋聖に1勝3敗)以来2度目。五番勝負に中村王座が勝てばタイトル2期で八段昇段、斎藤七段が勝てば初タイトルとなります。
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藤井聡太七段はC級1組順位戦で西尾明六段に勝ち、デビュー100局目を白星で飾りました。将棋連盟によると、100局時点での85勝15敗は中原誠十六世名人に並ぶ最高タイ記録とのことです。
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朝日杯将棋オープン戦で、里見香奈女流四冠が増田裕司六段に勝ちました。里見女流四冠は棋聖戦に続く勝利で男性棋士に連勝です。午後の対局でさらに連勝を伸ばせるでしょうか。
伊藤沙恵女流二段も男性棋士に連勝中、加藤桃子初段はNHK杯初戦を突破し、女流棋士の活躍が目立ちます。
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里見香奈女流四冠が朝日杯将棋オープン戦で午前に続き、福崎文吾九段にも勝ちました。男性棋士に3連勝したのは、2009年に王座戦・朝日杯で3連勝した石橋幸緒女流王位(当時)に並ぶタイ記録です。24日に組まれている棋聖戦の藤井聡太七段戦がさらに注目を集めそうです。
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女流王座戦挑戦者決定戦は、清水市代女流六段が伊藤沙恵女流二段に勝ち、里見香奈女流王座への挑戦権を獲得しました。タイトル通算43期の清水女流六段ですが、タイトル戦は里見女流名人に挑戦した2015年の女流名人戦以来3年ぶり。49歳8カ月での挑戦は、山田久美女流四段の最年長記録を上回ります。
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杉本七段は、藤井聡太七段が弟子入り直後に自分と対局して勝った時の様子を「勝って当然という顔をしていた」と書いたところ、「緊張していただけで、非常に嬉しかったです」と本人から校正が入ったことを明らかにしました。
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A級順位戦3回戦 久保利明王将-羽生善治竜王戦は、羽生竜王が勝ちました。
本局でA級順位戦3回戦が全て終了しました。現在の星取は以下の通り(名前の前の数字は順位)。
3勝0敗≫6豊島 8三浦
2勝1敗≫1羽生 3広瀬 9糸谷
1勝2敗≫2稲葉 4佐藤康 5久保
0勝3敗≫7深浦 10阿久津
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本日の王位戦予選で、渡部愛女流王位が川上猛七段に勝ちました。王座戦に続く男性棋士からの勝利で、2回戦は近藤正和六段と対戦します。
女流棋士・女性奨励会員は今年度、男性棋士を相手に10勝9敗と勝ち越しとなりました。
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東京都千代田区で指されていた王位戦七番勝負第7局は、挑戦者の豊島将之棋聖が菅井竜也王位を破り、4勝3敗で王位を奪取しました。豊島棋聖は2冠となり、8タイトルを8人で分け合う状態は72日ぶりに解消されました。