NHKの「世界のいま」で日米関係の今後について岩田明子氏は菅総理の攻めの外交に期待する発言があった。コロナ対策でさえ後手後手の政策しか打ち出せないのに、それは無理と言うものだ。米中が厳しい時にバイデンの駒として動かされるのではないかと危惧している。NHKよ、政権にこれ以上ゴマをするな。
次期米大統領選に出馬を予定しているケネディの甥のロバート・ケネディJrがテレビ番組でケネディ暗殺に関する重大発言をした。ケネディ大統領はベトナム戦争をしたくなかった。米軍を完全撤退させる国家安全保障令に署名した。米軍は戦争をしたかった。そして、署名をした1ヶ月後に暗殺されたと。
在沖海兵隊関係者が新型コロナに62人感染した。最初は感染者数も公表できないと言っていたようだ。彼らの中には7月4日の独立記念日前後に繁華街を楽しんだりした者もいたようだ。しかし、安全保障上の理由で彼らの行動履歴は公表できないと言う。まさに命という安全保障上の理由で公表すべきである。
テヘラン商工会議所の招待を受けて、イランに行ってきた。経済制裁が解けて2年、イランはヨーロッパを始め多くの国の投資対象になって活況を呈している。とくに中国は鉄道などに早くも食い込んできている。日本だけアメリカを気にして出遅れている。本音は中国より日本企業への期待を強く感じてきた。
イランがイラクにある米軍基地に多くのミサイルを撃ちこんで、恐れていた米イラン戦争が始まった。その戦争の最中に海上自衛隊は中東に行くという。一方ではゴーン被告がレバノンに逃亡したが、レバノン政府と日本政府はどう関わっていたのか。一刻も早く国会を開会して、緊急課題に対処すべきである。
国際原子力機関IAEAは福島原発のトリチウムを含む汚染水の海洋放出を安全とし人や環境への影響は無視できるとした。本当なら嬉しいが出来レースのように思われる。なぜ1キロ先なら良いのか。薄めたら良いならどんな液体でも海に流せることになる。海水浴シーズンを外せなら一年中泳いでる魚はいいのか
厚生労働省がコロナの目安を「軽い風邪の症状が続く」場合でも相談するように変えた。「37.5度以上が4日」と言われてPCR検査を受けられず自宅で待機し急変して亡くなった方々に対し、謝って命が戻るわけではないが、やはり責任を明らかにする必要があるだろう。「出来る限り早く検査」が鉄則だ。
舛添要一氏が、五輪は「政治とカネ」の産物であり、それを取り仕切って来たのが森会長であると評価した。或いはその通りだろう。そのことに気付いたから、多くの国民はコロナだからではなく、五輪そのものに冷めてしまい、東京五輪は要らないという気持ちになって来てしまっているのではないか。
CCSの実験は最初長岡で行われたが、中越地震、中越沖地震と続き長岡での実験は中止となった。その後、いわき市沖と苫小牧沖でCCSの実証実験が続けられたが、ご案内の通り東日本大地震と北海道地震が起きている。これらの巨大地震とCCS実験が無関係と言い切れるのか。少なくとも徹底検証が必要だ。
塚田国土交通副大臣が「忖度」発言で事実上更迭された。問題の本質は塚田氏が忖度発言をしたことではなく、忖度に言及した下関北九州道路の調査費の予算計上に際して、実際に役人たちが安倍総理や麻生副総理を忖度した形跡があるかどうかである。副大臣の首を切れば一件落着となる問題ではないのだ。
前川喜平さんが東京新聞のコラムに、安倍、菅両政権に対する大変に厳しい記事を書かれている。真にその通りだが、思うことを実現するためには行動が求められる。前川さんにはその旗を大きく振っていただきたい。多くの国民はそれを期待しているのである。
菅首相は「国民の命と健康を守るのが私の責任で、それが崩れたら五輪は行わない」と述べた。この1年半コロナ対策は失政続きで、国民の命も健康も守れていないではないか。既に前提は崩れているのだ。「主催者ではない」と逃げずに、ご自分の論理の帰結として五輪は行わないとされるべきだろう。
総務省の谷脇総務審議官がNTTから接待を受けたことで退職する。私は彼らが接待を受けていた事実よりも、東北新社の他には接待はないと、平然と国民に嘘をついていたことに愕然とする。誰しもまずいことは隠蔽したくなるのだろう。だから証人喚問だけでなく国会答弁も偽証罪を重くすべきではないか。
北朝鮮問題では完全に蚊帳の外に置かれていた安倍首相が、金正恩委員長と会談する用意があると言い出した。なぜ言い出したのか、それは彼は何一つ外交で成果を上げることが出来ず、北方領土問題も簡単に解決できないと分かったからだろう。足許を見られたら、外交は高くつくのではないかと懸念する。
みなさんは京都の耳鼻塚をご存知無いと思う。かつて豊臣秀吉は朝鮮出兵で武将に競わせて数万の朝鮮人が殺戮されたり拉致された。武将は軍人や民間人の耳鼻を削いで持ち帰り褒美を貰った。その耳鼻が集められ塚が出来ている。我々の責務は耳鼻を削がれた朝鮮人の霊を鎮め供養することではないだろうか。
都が五輪の従来の仕事が無くなったボランティア3万人に対し、約束した「新たな活動」の連絡をしていないという。その杜撰さも話にならないが、そもそも大学の授業の単位として義務付けられたボランティアはボランティアではない。この国では五輪を通じて自発的奉仕の精神は益々衰えてしまうだろう。
政府が台湾有事の際の法運用の検討に入ったと聞く。最も軽い重要影響事態でも自衛隊の後方支援を考えているようだ。しかしもし米軍の後方支援をしたら間違いなく中国は日本の米軍基地を叩く。米中の戦争に日本は巻き込まれる。原発にミサイルを落とされて日本は滅亡する。このシナリオを誰が望むのか。
特定秘密保護法案が国会に提出。時あたかも同じくして、メルケル独首相の携帯電話を初めとする同盟国中枢への米国情報機関による 盗聴疑惑。10/26朝日・天声人語「思えば、特定秘密保護法案も米との同盟を重視するものだ。(略)米国からもらった情報を守るために自国民を罪に問う法である。
朝日新聞の調査で辺野古移設には新国立競技場6個分の費用がかかり、埋立の土砂の単価が1年で1.5〜1.9倍に膨れ上がり、警備費は1日当たり1850万円で、米軍のダンスホールやボウリング場の建設費も入っていることが判明した。作っても一朝有事に役に立たない辺野古にこのような無駄遣いやめさせよう。
痛ましい知床観光船事故から1週間となる。事故直後から不審に思っていたのは、帰還時刻に帰らなかった時に事務所が何ら把握していなかったことだ。後で事務所に人がいなかったことや、無線機破損や衛星電話の不調を伺い、こんなずさんな会社の運航を海上保安署がなぜ認めてきたのか憤りを禁じ得ない。
岸田首相がタイム誌の表紙になった。そこには、<日本の選択>として、「岸田首相は長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事国家にしたいと望んでいる」と書かれている。外務省が抗議をしたようだが、世界はそう見ているのだ。本当にそんな日本にして良いのか。平和を愛する国に戻そうではないか。
沈みかけている日本。政治のみならず行政も司法もメディアも学界も全て堕落してしまったのはなぜか。それは日本が歩むべき哲学が欠如し、共通の善や徳を求めずに自分だけ良ければ良いという精神がはびこったからではないか。そこで研究会を始めます。古くて新しい共和主義の思想を一緒に学びませんか。
トランプ政権が核戦略の見直しを行い、小型核の開発と柔軟な運用をすることになると言う。オバマ政権の「核なき世界」からの大転換である。以前からキッシンジャーら4賢人は小型核はテロに狙われやすく、核戦争が起き易くなり地球は破滅的な状態になると指摘している。米国の核抑止からの後退を憂う。
防衛費が2倍になると6兆円増でロシアを大きく上回り米中に次ぎ世界で3位の軍事大国となる。この金で毎年原子力空母1隻と原子力潜水艦5隻を発注すると、10年で米海軍をしのぐほどの海軍戦力になると田岡氏は言う。これは憲法9条改正以上に実質的な平和国家日本の大転換である。許してはならない。
尖閣諸島に関して孫崎享氏とおさらいをした。米国は尖閣の施政権は日本だが主権については中立の立場だ。それを田中角栄、周恩来両首相が「暗黙の合意」をした。いつしか日本政府は合意はなかったと言い始めた。合意で得するのは日本なのに。合意なしなら中国は喜んで主権も施政権も主張するに違いない