内閣改造がなされたが、政界は自民を中心に統一教会との関わりで持ちきりだ。確かに霊感商法は絶やさなければならないがそれで終わりにしてはならない。政府は特定の宗教団体を代表してはならない。これを機に宗教と政府の癒着はないか、政教分離を徹底するための総点検と法整備を行うべきである。
米政府や米軍がペロシ議長の訪台に否定的だった理由は、ランド研究所やアリソンの論文などで、台湾有事では米国が勝てない可能性が高いことが示されているからだ。稚拙な訪台で中国をムダに刺激すべきではない。台湾有事で傷付くのは米国以上に日本なのだ。台湾有事は絶対に起こさせてはならない。
孫崎享氏対談より:ペロシ議長の訪台に関して、米政府は好ましく思わず、米メディアも批判的であった。それで韓国の尹大統領はペロシ議長と面談せずとも韓米関係は悪化しないと理解した。結果として韓中関係も悪化しなかった。ペロシ議長と会談して日中関係を更に悪化させた岸田首相より外交上手だ。
中国のミサイル発射を厳しく非難するのも当然だが、岸田首相は尹韓国大統領とは違い、ペロシ議長と会談する選択をしたのだから、今回の訪台のような危険で稚拙なパフォーマンスはするなと伝える姿を世界に見せるべきだっただろう。アメリカに対してきちんとモノを言える日本にならなければならない。
ペロシ米下院議長が台湾を訪問した。ウクライナのNATO加盟を巡って、米国はロシアの不安を無視して突っ走り、戦争を招く大きな原因となった。米国はウクライナ戦争から教訓を学ぶどころか、台湾でも同じ間違いを繰り返そうとしている。愚かだ。その米国に唯々諾々とついて行けば、日本もまた愚かだ。
岸田首相が核拡散防止条約(NPT)再検討会議に出席する。米国は核先制不使用を宣言したいが日本が止めていると聞く。中国は核先制不使用を宣言している。岸田首相には米国の核先制不使用に賛意を示してもらいたい。全ての核保有国が先制不使用宣言すれば事実上核は使えなくなりNPTに大きく貢献する。
安倍元総理の国葬の運営を電通が行うという話が出ている。電通は持続化給付金の支給の際に多額の中抜きをしたのではないかと問題になり、昨今は東京五輪のスポンサー契約における汚職疑惑で本社に家宅捜索が入ったばかり。自民党に多額の献金をしたからだろうが、電通は疑惑のデパートに成り下がった。
原子力規制委員会は放射性物質トリチウムなどが残った処理水を排出基準を満たすまで海水で薄めて海洋に放出することを認可した。これではどんな汚染水でも海水で薄めれば放出できることになる。トリチウム除去の技術はほぼ出来ている。放射性物質を除去し全漁連の理解を得てから海洋放出すべきである。
国葬について宮間純一中央大教授が東京新聞で「内閣主導なら内閣葬と呼ぶ方が正確だ。国葬ならばあり方や対象者の基準などを国会で議論すべきだ」と述べられた。国会こそが民意に基づく国権の最高機関なのであり、正論だと思う。心からの弔意がある外国要人は内閣葬であっても来てくださるはずだろう。
なぜ統一教会とかかわったのかと質問されているが、私のイベント出席や祝電は儀礼的なもので、正直に言って自分には記憶すらなかった。政治家によって統一教会との関係性の深さはまったく違うだろうが、まず従来の政治と宗教の関係を公に反省した上で、反社会的部分を排除するための規制を作るべきだ。
自民党と統一教会の関係の深さは知らないが、人々の心を救うべき宗教が逆に人々を経済的に追い込むなど言語道断で、政治が規制をかけるべきだし、政治家がそういう宗教に関わって権威付けするのも不正義だ。安倍さんの死を無駄にしないためにも、今こそ皆で逃げずに政教分離に向き合おうではないか。
私が統一教会の合同結婚式で結婚したという噂は完全に嘘である。一方で、統一教会のイベントへの出席や祝電の事実はある。政治家として、一部の国民を苦しめるような宗教団体は規制すべきだったがその責任を果たさず、無思慮にかかわったことを大変反省している。心よりお詫びいたします。(続)
安倍元総理が凶弾に倒れて亡くなられたことに多くの国民はショックを受けて死を悼んだ。ただそのことと国葬は訳が違う。私にはその死を最大限利用しようとする自民党の思惑が透けて見える。彼によって自死に追い込まれた赤木さんはどう思うのだろう。奢れるもの久しからず、自民党に謙虚さを求めたい。
共産党の志位委員長は安倍元総理の国葬に対し、①弔意は内心の自由に関わり国家が求めてはならぬ、②彼の政治的評価は大きく分かれるが、国家が政治姿勢を全面的に賛美、礼賛することになる、ので反対を表明された。その通りで、安倍氏の死を悼みつつ今の円安日本売りの前で私たちは冷静に戻るべきだ。
白澤卓二先生のお話を聞いて驚愕した。WHOがワクチンを打った人の方が打たない人より3倍入院する確率が高いことを認めたとのこと。ファイザーは大量のデータを消したとの内部告発も発表された。今までワクチン利権は聞いていたが、陰謀論と切り捨てられるようなものではないことが明らかになった。
安倍元総理が凶弾に倒れられた。今年は石井紘基議員が暗殺されて20年になる。どんな理由があるにせよ、人を殺めようとする行為は絶対に許すことはできない。言論の自由を封殺する行為も許してはならない。安倍元総理が一命をとりとめられ、ご快癒されますことを心から祈ります。
「野党の人から来る話は、我々政府は何一つ聞かない」信じられない発言が山際経済再生担当相から出た。その後、誤解を招く発言と釈明したが、発言を撤回した訳ではない。かつて竹下登首相は国会は野党のためにあると述べられたが、今の自民党は自分党になってしまった。思わず本音が出たということだ。
「7年も総理をやっていながら、何でそんな発言をするのでしょうね」と財務省の役人ですら驚いていた安倍元総理の「日銀は政府の子会社」発言。そのアベノミクスの失敗が円安の物価高。その対策として消費減税を野党が訴えると、年金を3割減らすぞと茂木幹事長の脅し。こんな政権を信任するのですか。
核禁条約会議で「核の傘」に頼る国が「真剣な措置をとっていない」と日本に対しても痛烈に非難をされた。いまだに核の傘の幻想を伝えず、国民に信じ込ませる政府によって、被爆国の日本が核兵器禁止条約に参加せず、世界の嘲笑と批判の的となっている。アメリカに媚びへつらわず、自分の心で考えよう。
慰霊の日の直前に自然の洞窟である糸数アブチラガマを訪れた。ここは陸軍病院分室となり多くの負傷兵で埋め尽くされヒメユリ学徒隊などが治療に当たった。マラリアや破傷風などで多くの命が奪われたという。復帰50年経って再び沖縄を戦火に導こうとしているように思える。悲劇を繰り返してはならない。
安倍元総理は防衛費の増額は国債で賄って問題ないと発言した。自民党は綱領の中で積み上がった国債残高はこのままではいけない、国債発行は世代間の倫理観の喪失であると立派なことを述べている。首相の防衛費の相当な増額の国債発行は自民党綱領に真っ向から違反している。防衛費は増額すべきでない。
カアブ駐日イラク大使閣下が来所された。かつてはトヨタなど日本車ばかり走っていたが今や韓国や中国の車が席巻している。日本企業は内向きでどうしたのかと話された。またウクライナの人民のためにも戦争は一日も早く終結させなければならない。日本はかつては仲介者になれたのに、最早無理だとも。
東京新聞によれば、自民党が復権してから今日まで実感としての賃金は11%下がり、実感としての物価は15%上がったという。これでは生活が楽になるはずもない。にも拘らず岸田首相は「有事の物価高騰」と戦争のせいと逃げている。元日銀マンに訊いた。違う。金融政策による円安インフレと明解だった。
日本はここまで大人気ない傲慢な国になってしまったのか。姜昌一駐日韓国大使が離日に当たって漸く短時間林外相と話しできたが、それまで首相はおろか外相とも一度も面談できなかったという。いくら困難な課題を抱えているからといって、否、抱えているからこそ面談すべきなのに。自信のなさの裏返しか