ジャニー喜多川氏の性加害問題においてメディアは決して中立ではない。被害にあった方の言葉によれば、被害者は4桁に及ぶかもしれないと言う。ジャニーズ事務所も同様だが、メディアが報道していれば、未成年のセクハラ、パワハラの被害者の数を抑えられた筈だ。黙認は犯罪に加担したことになるのだ。
韓国の徴用工問題の平和フォーラムで発言してきた。請求権協定は国家間で保護権を放棄したのであって、個人の請求権まで消えたわけではない、と日本政府は発言してきた。したがって、韓国での司法判断はそれなりに重く受け止めて、日韓政府間で何らかの仕組みを作って解決に努力すべきであると。
バイデン大統領が原爆被害者に謝罪することは期待できないとしても、せめて広島には、特に原爆資料館には核ボタンを入れないで欲しかったと友人に話したら、「それは動物愛護の集会に毛皮を着て来るようなものだ」との返事が返ってきた。言い得て妙ではないか。
岸田首相は防衛費を5年で約2倍のGDP比2%にすると言う。そして敵基地攻撃ができる国にしたいと言う。その為には借金か増税かいずれにしても国民に負担がかかる。失政で物価高で日本売り、増税は論外だ。外交の要諦は周辺諸国に敵を作らぬこと。米国の意のまま敵を作り武器を買わされる外交不在を嘆く。
刑事事件の容疑者を香港から中国本土に移すことを可能にする逃亡犯条例改正案が、香港の若者たちを中心とする抗議デモによって、事実上潰えた。民衆の民主主義が政治を動かした。素晴らしいことだ。日本にも政治を変えたいとするこのような若者のエネルギーがあるのかとても気掛かりだ。
陜川(ハプチョン)にある在韓被爆者の施設を訪問しました。日本に住む被爆者と韓国に戻った被爆者には支援に差があり、在韓被爆者にも数年前に漸く同等な支援になりました。その前に亡くなった多くの方に慰霊をし、被爆者の方々に謝りました。すると不思議なことにみなさんとても感謝して下さいました。
立憲民主党と国民民主党が選挙でどちらも略称「民主党」を使いたいと争っている。略称で票が増えるとでも思っているのだろうか、情けない。ならばどちらかが党名を民主党に戻せば良いではないか。得票数で按分されるのだから、もし自民党も略称で民主党を使いたいと言ったら殆ど自民党に取られるぞ。
佐川氏を始め財務省職員が不起訴になったことは次のことを明らかにする。森友学園への土地売却で国民に損害を与えた事実としての罪は消えない。従って、①大阪地検特捜部に政府からの圧力がかかったか、②佐川氏を超えた政府の誰かに責任があるか、である。いずれにしても安倍内閣の責任の問題である。
安倍首相の後継争いをしている石破茂元防衛相が、北朝鮮の核の脅威に対抗するために、日本も核持ち込ませずの非核三原則を見直したらどうかと述べた。米国の核の傘の下にいるのも絵に描いた餅だが、米国の核の傘の下にいるなら核はどこにあっても有効で日本にある必要はない。非核三原則は堅持すべし。
米政府や米軍がペロシ議長の訪台に否定的だった理由は、ランド研究所やアリソンの論文などで、台湾有事では米国が勝てない可能性が高いことが示されているからだ。稚拙な訪台で中国をムダに刺激すべきではない。台湾有事で傷付くのは米国以上に日本なのだ。台湾有事は絶対に起こさせてはならない。
G7でトランプがロシアを復帰させる提案をしたところ、批判が噴出したと言う。なんてケツの穴の小さな指導者ばかりなんだろう。そもそもクリミア問題を理解していないし、紛争があったら、仲間外れにするのでなく、一緒に議論して解決の道を探るべきだった。議論したら勝てないと外したことが間違い。
珍島物語で有名な珍島の倭徳山での慰霊祭に参加してきました。豊臣秀吉の慶長の役の鳴梁海戦で日本水軍は大敗しましたが、珍島の住民は遺体には敵も味方もないと倭徳山に埋葬してくれたのです。425年前のことですが、慰霊祭をしてくれています。珍島からの温かい心を受け止めようではありませんか。
米国を訪問して上下両院議員やシンクタンクの方々と意見交換した。多くの所で米国はBloody Nose作戦を考えていると聞いた。北朝鮮に鼻血の先制パンチを与えることのようだ。その程度の戦争なら北は反撃しないから大丈夫と言う。本当にそうか。金正恩委員長は必ず報復に出ると私は懸念する。
那覇から宮古島、石垣島、与那国島と離島を視察し講演して来ました。万一に備えて宮古、石垣にはミサイルが配備されようとしています。でも万一の時、ミサイル配備の島は狙われ住民は全滅します。相手の軍事力も意図も高まります。私は相手の軍事力も意図も低くさせる対話と協調路線を望みます。
政府は最初のIR計画を大阪に認定した。「ハマのドン」が博打は許さぬと、横浜では上陸できなかったカジノが遂に大阪に上陸する。対米従属の政府がアメリカのカジノを導入することになる。何でもアメリカの言いなりだ。岸田首相はカジノが成長戦略、情けない。維新の身を切る改革とはカジノだったのか。
私は正直LEDはどこのメーカーも似たり寄ったりと思っていた。大違いだった。子どもの眼に良くない青色、電波雑音、照明のムラなど。狂気に走る犬も出るという。これらの問題を解決してしかも安価で故障しないLEDを提供しているプライム・スターを是非お試しあれ。低消費電力ですぐに元は取れるそうだ。
官僚は不利だと思われる資料は隠蔽したり改ざんするものだ。私も普天間問題で経験したが、今度は陸自イラク派遣時の日報が見付かった。公表までに3ヶ月掛かったのは、すぐに公表出来ない何かがあったからだ。それでも確認できないと言っていた資料を防衛省が公表したのは私の際の外務省よりマシだ。
国会議員が会合の規制案を作ろうとしたが、自民党から「そんなことを決めたら自分の首を絞めることになる」との意見が出て結局うやむやになった。小さなことに慌てない"鈍感力"は必要だが、ここまで国民の声に鈍感では政治家の資格がないと言われても仕方ないだろう。
小池都知事が東京五輪の中止はまずあり得ないと述べたようだ。舛添前知事は4月末までにコロナが収束しなければ五輪はアウトだろうと述べている。最悪の場合を想定して、様々なプランを策定しておくことが肝要と思う。あり得ないと言いながら、様々なプランを水面下で練っておられるのならば良いが。
政府はどうしても領土問題を解決してから平和条約を結ぶことしか考えていないようだ。しかし、中国との間では平和条約を結んだ後も尖閣諸島問題が残っているではないか。鳩山一郎の時に、平和条約を結べば歯舞、色丹は返還されることを約束した。まずは2島を返してもらい、残りを交渉すれば良い筈だ。
安倍首相は事業規模108.2兆円の経済対策を行うと胸を張った。1人あたり約百万円か、なかなかと一瞬思ったが、政府のお金を呼び水として民間が拠出する分が42.7兆円、納税の猶予が26兆円の見込みで、また融資で返さねばならない財投が12.5兆円あり、差し引くと27兆円しかない。これではとても不十分だ。
ワクチン接種の一元管理のシステムに不具合が生じているという。根っこには利権構図があると思うが、政治行政は失態続きだ。前例がある時、先進国の真似をする時、官僚組織は見事に機能した。しかし、未曾有の現象を前にしてこの国の機能は麻痺している。知識の詰め込みでない教育の抜本改革が必要だ。
オスプレイが豪州で墜落した際、小野寺防衛相は国内飛行の自粛を要請した。名護に墜ちたとき6日で飛行再開した。さて今回は自粛要請に何日もつかと思ったら、1日ももたなかった。「運用上必要なら構わない」と条件つければ常に運用上必要と言うに決まっている。米軍にこんなに馬鹿にされて良いのか。
自民党の総裁選で岸田文雄氏が総裁に選出された。民意より派閥の論理が優先された結果だ。ご祝儀相場があるかと思ったら、2日連続で株価が下がった。市場は冷静のようだ。森友の再調査を否定し、主要人事でいわゆる3Aの影響力が早速行使されて傀儡であることが早くも露呈したからだろうか。
韓国の大統領選の候補が竹島の日本領の表記を変えない限り韓国の五輪ボイコットもあり得ると発言したそうだ。可愛げのない発言だが、アメリカの地図では竹島は韓国領(独島)となっていることをご存知ですか。保守派のみなさんは親米なので抗議できないのですか。(孫崎さんとのUIチャンネルより)