岸田首相がタイム誌の表紙になった。そこには、<日本の選択>として、「岸田首相は長年の平和主義を捨て去り、自国を真の軍事国家にしたいと望んでいる」と書かれている。外務省が抗議をしたようだが、世界はそう見ているのだ。本当にそんな日本にして良いのか。平和を愛する国に戻そうではないか。
菅首相はバイデン前副大統領との電話で、バイデン氏が尖閣諸島も対日防衛義務を定めた安保条約第5条が適用されると述べたと日本のメディアだけは伝えた。しかし5条には対日防衛義務は書かれていない。自国の憲法に従い対処するよう行動すると書かれているのみだ。誤解を招く報道は慎むべきではないか。
まさに目からウロコだった。私はコンビニのおにぎりやサンドは保存料や合成着色料が入ってるから…と信じていた。ところがセブンイレブンの伊藤常務のお話を伺って、セブンのそれらの食べ物には保存料や合成着色料は使ってないことが分かった。素晴らしいことだ。固定観念にとらわれることはやめよう。
ノーベル平和賞授賞式でICANのフィン事務局長は「核の傘」に頼る国々も「共犯者となるのか」と強く批判した。広島の松井市長は「核の傘」はイリュージョンだと話された。その通り。政府はいまだに「核の傘」を信じたフリをして従米路線を歩んでいる。この幻想から解放された時日本は独立できる。
元防衛省の柳澤協二さんの話を伺った。麻生太郎副総裁が「台湾有事なら日本も防衛」などと気軽に語ったが、中国と戦争をする覚悟はあるのかと。戦争を回避することが政治の最大の使命であると。その通りで、台湾問題で米中が対立するとき、日本は戦争を回避させるために全力を尽くすべきである。
小泉、細川両元首相方が原発を即0にする法案を準備されたことを喜ばしく思う。私も彼らと同じに総理時代には原発を過渡的エネルギーとして認めていたことを反省し、一刻も早く0にすべきと思う。政府与党が原発を推進する理由は利権と核兵器転用の可能性を残しておきたいからだ。唯一の被爆国が泣く。
勉強会で浜矩子先生の講演を聴いた。安倍首相とトランプ大統領の類似点は幼児的凶暴性にあると指摘。しかし2人の違いは、トランプがアメリカファーストと引きこもり型に対し、安倍は世界の中で輝く国づくりなどと拡張主義的なことで、よりタチが悪いと述べた。私が彼を大日本主義と呼んだ所以である。
NHKの「世界のいま」で日米関係の今後について岩田明子氏は菅総理の攻めの外交に期待する発言があった。コロナ対策でさえ後手後手の政策しか打ち出せないのに、それは無理と言うものだ。米中が厳しい時にバイデンの駒として動かされるのではないかと危惧している。NHKよ、政権にこれ以上ゴマをするな。
歴史の語り部半藤一利さんが話しています。平和憲法を東南アジアの年上の人は皆知っていて大事に思っている。それを、目的も何だか分からないまま変えて強い軍隊を作るなんてとんでもない。憲法は国の理想の表現。理想を捨てて戦争に行ける国にすることが目的なのかと。日本こそ平和を訴える国であれ。
トランプ大統領は中国ウィルスと中国を批判した。一方、東大の卒業式で総代の武漢出身の鄭翌君が、新型感染症を例に国や地域を隔てて医療を論じることは不可能と述べ、納得の行かない批判を受けても冷静で思いやりのある行動を心掛けたいと答辞した。批判より国を超えてウィルスに対し協力することだ。
東京発着の65歳以上のGOTOトラベルが自粛となる。私も沖縄行きを止めたが年配者は既にかなり自粛している。むしろ若者たちがGOTOキャンペーンでコロナを拡散させて家に持ち込んでいるのではないか。こんな中途半端な政策で効果が上がるとは思えない。年配者の多い菅内閣、ますます「動か内閣」になる。
中国のミサイル発射を厳しく非難するのも当然だが、岸田首相は尹韓国大統領とは違い、ペロシ議長と会談する選択をしたのだから、今回の訪台のような危険で稚拙なパフォーマンスはするなと伝える姿を世界に見せるべきだっただろう。アメリカに対してきちんとモノを言える日本にならなければならない。
コロナ感染が沖縄と岩国で急増している。間違いなく米軍基地内で発生したクラスターが市民に移ったのだ。米兵は米国で厳格な検査もせず、入管手続きなしで基地に来て、街に出て遊ぶから市民に移らない方がおかしい。米国人の中に日本は保護領との意識が今だにあるからだ。日本を独立させねばならない。
今度は桜田五輪担当相が首を切られた。東北の震災復興より自民党の議員の当選の方が大事という趣旨の発言をしたらしい。でもこれは自民党のホンネではないのか。ホンネを言われたらたまらないと、そそくさと首を切られる。そんな政党にこの国の将来を任せて大丈夫なはずはない。
自民党が都議会選挙で歴史的な大敗をした。その原因を豊田、萩生田、稲田、下村の頭文字をとってTHISとはよく言ったものだが、並べ替えるとSHITになる。でもそこまでは言わないのだそうだ。党の体質が問題になったのだが、私は政権の政策の誤りを追及しない限り、この国の将来はないと思う。
消費税が10月に10%に上がるための選挙対策として、政府はキャッシュレス決済時に国が消費者に最大5%還元することを考えている。そのために数兆円かかるとのエコノミストの試算も出ている。4兆円増税するために数兆円もかけていては社会保障に使うお金が残らないではないか。何のための増税か。
慰霊祭に出席するために韓国に来て、ソウルの龍山から木浦まで300キロほど出る電車に乗っています。驚いたことに全てネットでチケットを予約するので改札口がないのです。先日、一人当たりのGDPで韓国に抜かれた日本ですが、いつの間にか日本はデジタル社会でも韓国に相当抜かれています。
あいちトリエンナーレ展に対し、文化庁は一度有識者会議で採択した補助金を有識者会議に諮らずに不交付にした。しかも議事録はないという。同庁に言わせると採択と補助金は別だとのこと。有識者で採択しても文化庁が補助金を出さないなどあってはならない。そこに政治的な意思が入りかねないからだ。
菅総理、李下に冠を正さずですよ。総務大臣の力を利用して長男を関連の企業に入社させたと疑われています。また、JR東日本に昵懇なあなたは実弟の自己破産後、JR東日本の子会社の役員に入社させたとも疑われています。これは自助でも公助でもありませんね。身内に甘い政官業の馴れ合い共助でしょうか。
政府は原爆の被曝者と米国のどちらを向いているのかが明らかになった。核保有国が核兵器禁止条約に賛成するはずはない。せめて会議には参加して被曝者の声を伝えたいとの望みも聞く耳を持たない政府は、今でも米国の核の傘にいるから安全だという神話を信じているのだろうか。自分の頭で考えて欲しい。
ソウルで開かれた世界の十数人の財界人の勉強会に呼ばれて、北朝鮮問題など議論してきた。李洪九元韓国首相やヒュン外務副大臣も参加した。日韓の違いが明白になった。安倍首相は対話は無駄で制裁を強化せよ。韓国は制裁を強化するのはあくまでも対話路線に北朝鮮を戻すため。対話以外に解決はない。
茂木大臣が地元有権者に自民党支部からと線香や衆院手帳を無償配布した。名前が書いてないから違法でないと言うが、地元有権者は自民党支部長が誰であるか分かるはずで、衆院手帳からも類推できる。党支部を使えば何でも有権者に配れるとなれば公職選挙法はザル法となる。蟻の一穴を許してはならない。
沖縄で火災を起こして墜落して炎上した米軍ヘリは、前回のオスプレイ墜落と同じに「不時着」と軽微を装っている。そして同型ヘリの運用を原因究明と安全確認のため運用を停止したと発表した。しかし停止期間は僅か4日間。4日で再開するのに運用停止と誇らしげに言うな。選挙目当ての発表は止めよ。
五輪の組織委員会を時代に逆行して公開から非公開にする際、女性委員はみんな反対したと言う。それが森会長の女性蔑視発言の遠因となったのだろう。その森会長の後任を決める検討委員会も非公開と言う。何をか言わんやで、まともでない決め方でまともな方が選ばれるとは到底思えない。
前川喜平さんが東京新聞のコラムに、安倍、菅両政権に対する大変に厳しい記事を書かれている。真にその通りだが、思うことを実現するためには行動が求められる。前川さんにはその旗を大きく振っていただきたい。多くの国民はそれを期待しているのである。