子宮頸がんやHPVワクチンについてはこちらのページもご参照ください。 ・ワクチンの有効性の詳細 ・安全性の研究結果 ・男性接種の意義 ・接種時の痛み ・いつ打てばいい? ・20歳以上の女性は接種する意味ある? ・検診だけではダメなの? など、全て書いてあります。 minpapi.jp
なお、生理痛がひどくて辛くて受診した際の産婦人科医に「別に病気じゃないよ」「痛み止めで我慢できる範囲でしょう」のようなことを言われたら、すぐに担当医か医療機関を変えましょう。もっとちゃんと対応してくれる先生はたくさんいるはずですから。
思春期の女性は、月経不順や月経痛、月経前症候群(PMS)などの月経随伴症状を抱えていることが少なくありません。 しかし、自身ではそれが異常であることに気付きにくく、親が「月経はそんなものだよ」「私も若い頃は我慢したからあなたも我慢しなさい」と言ってしまうと極端に治療から遠ざかります。
子宮頸がんはほぼ撲滅できうる疾患です。 一刻も早く、子宮頸がんで闘病生活を送ったり、辛い思いをしたり、妊娠・出産を諦めたりする女性をゼロにしたい。 知るという、がん予防。 子宮頸がんはHPVワクチンでほとんど予防可能です。定期検診を受け、不正出血時は早めの受診を。
話を聞くにも診察をするにも、その方が落ち着くまで待ってを繰り返したので終わるまでにだいぶ時間がかかりましたが、そんなことは全然気になりませんでした。 とにかく、その怯えた姿を見て、心の内で加害者に怒りを覚えたし、こうしたことが毎日起きていることを忘れてはならないと強く思いました↓
産婦人科医として現場で働いていると、 ・もっと早く来てくれれば楽になったし子宮内膜症予防もできたのに(ひどい月経痛+内膜症) ・妊娠初期検査で子宮頸がんの診断、辛い(HPVワクチン未接種の20代) ・性行為に必要な知識を学ぶ機会があれば..(緊急避妊を希望した学生) などを経験します。 ↓
10代の女性と保護者の方へ。 「骨の成長にとって思春期は大事」を知っておいて下さい。 激しいスポーツやダイエット(減量)の影響で無月経が長期間続いてしまうと、低エストロゲン状態のために骨が脆くなってしまうリスクが。加えて、将来の骨粗鬆症の発生リスクを高めてしまう恐れがあります。 ↓
妊婦へのコロナワクチンを危険だと主張する意見として 「カフェインやアルコール、市販薬など妊娠中に推奨されていない成分が多いのに、新しいワクチンが安全なわけない!」 というのを見かけますが、 「得られるメリットの大きさが違いすぎる」 んです。妊娠中の接種の安全性も蓄積されてますしね。
国際男性デー。 私は産婦人科医として普段から女性の健康や社会的課題について発信や活動をしていますが、常に思うのは「相手への思いやり」が大切だということ。 それがなければ、現実社会で変わるものも変わらない。 男性への感謝や思いやり、一言でもコメントしてもらえたら嬉しいです。
もちろん、きちんと検査の必要性を説明する必要があるし、内診や経腟超音波をするときの不快感や痛みに配慮する必要はあります。 患者さんの気持ちを聞く必要もある。 ただ、例えば子宮外妊娠だと「子宮内に胎児成分がない」ので中絶薬が全然効かない可能性は考えられ、破裂したら死に直結しうる。
対馬先生 「包括的性教育の指針として、国際セクシュアリティ教育ガイダンスがある。日本語訳も刊行されている。子どもが自分の身を守れないのは教育する側、政治側の問題でしょう。産婦人科医も社会も避妊や中絶をスティグマにするべきではなく、包括的性教育のチャンスとなるもののはず。」 ↓
子宮頸がん検診をしていると「初めての検査」の方も当然いらっしゃいます。 20歳だったり30歳だったり40歳だったり。 これまで受けなかった理由は様々でしょうが、医療者が「来るのが遅い」などと説教を垂れる意味はない。 大事なのは「よく来てくれましたね」の一言と最大限の配慮だけと思います。
科学的に確度が100vs1と扱われている2つのものを並べて両論併記、というのは、 ・圧倒的な知識&調査力不足 ・初めから両論併記が目的 のだいたいどちらかかなと思ってます。 メディアの役目だとか、言論の自由だとかとはかけ離れたもの。
薬の特徴や注意点、服薬のポイントを全然理解していないで服薬してる人もたくさんいます。 完璧な理解は難しいでしょうが、「全然知らないで飲んでいる」というのは危険。 そしてそういった相談者の多くがオンラインで処方してもらってる印象。 オンライン処方便利だけど、課題は多いと感じます。
「うちの子はまだセックスなんてしないからHPVワクチンは不要」 「未経験ならリスクないから接種不要」 こんな意見を耳にすることがありますが、 ・ご自身の初体験を自分で正確に予想できましたか? ・ご自身の初体験がいつかを親は知っていましたか? 誰にもわからないから、早めの接種が大切。
産婦人科医にとって、輸血はまさに命綱。 分娩時の多量出血。1分1秒の判断と処置がその後を左右します。 がん患者さんの手術中の多量出血。術中に輸血することも稀ではありません。 私も医師としてこれまで何度輸血に助けられたことか。 献血にご協力くださる全ての方へ心から感謝しています。
女性のメンタルヘルスについてぜひ知っておいてほしいこと。 ・男性に比べ女性のうつ発症の頻度は約2倍 ・女性におけるホルモン変化(生涯を通じた変化、月経周期、妊娠/出産など)の影響が大きいと推測されている ・英国政府の試算では周産期うつ一件あたり約一千万円の社会的経済損失に
種部先生 「産婦人科医にとって少子化はダイレクトに困る課題。しかしそれは専門家としてジェンダー平等にしっかり取り組んでこなかったツケだろう。男女間の経済格差を根底として日本女性は無償労働時間が多く、これにより睡眠が削られ世界一短い。また、日本人は夫婦でも"計画外妊娠"が多い。」 ↓
すごいな。。本当にすごい。 受けることを決意した女性も、頑張った胎児も、術者を含めた医療者も、医療機器も。 こういう医療の進歩が、新たな命を支えていく。 世界で初めて、胎児の脳の血管奇形であるガレン静脈奇形に対する手術が子宮内で行われ、成功した。 ahajournals.org/doi/suppl/10.1…
あくまでも記事から分かる範囲でですが、現時点では賞賛できる施策とは思えません。 本気で少子化をどうにかしたいと考えるのであれば、「子どもを産みたい時に誰もが産めて、金銭的苦慮なく育児ができる」社会を目指していただきたい。 オーサーコメントしました。 news.yahoo.co.jp/articles/5199e…
梅毒、本当にすごいペースです。 特に、20代から50代の男性、20代の女性が多いとのこと。 臨時の検査会場は会場を変えて今月あわせて7日間。定員は1日40人で事前予約制。匿名で検査を受けることができ、費用は無料で、結果は検査から30分ほどでわかる。 news.yahoo.co.jp/articles/69208…
研究用アンケート調査のお願いです。 働く女性の月経と就労環境について、聖路加SPHの学生さんより。 jp.surveymonkey.com/r/GG8YDTJ 産婦人科ではなく主に公衆衛生の視点で、私は本研究に関わってないのですが、大事なトピックのためご協力いただけると幸いです。。! ↓
思わぬ反響に驚いていますが、それぞれの出産にそれぞれの大変さがありますので、それを忘れないようにしたいものですね。 普段から女性の健康問題や社会課題、産婦人科医療、フェムテックなどの情報発信をしています。 ご関心がありましたらフォロー頂けると嬉しいです。
産婦人科医としては「家庭内の性的DV」だろうと思われる、女性からの悲痛な訴えを聞くことがあります。 セックスを強要される、酔っ払うと暴力的にされる、など。それで4人目を妊娠し絶望に暮れているという方も。 現実を見てほしい。自身の身を守るために。 news.yahoo.co.jp/articles/c7af0…
第7波でコロナ感染妊婦が増加する中、周産期医療体制の維持は目下の課題。 コロナ感染=帝王切開、ということに納得できない妊婦さんもいるでしょう。 しかし産科医も好んで手術をしているわけではありません。医療体制維持のための判断です。 オーサーコメント書きました。 news.yahoo.co.jp/articles/1d213…