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「小説すばる」2022年1月号(2022年だと!?)から、長篇『栞と嘘の季節』の連載が始まります。『本と鍵の季節』の続編です。図書室に舞い込んだ一枚の栞(しおり)が引き起こす、嘘といつわりのミステリです。どうぞよろしくお願いいたします。
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6月2日、KADOKAWAさんから新刊『黒牢城』が刊行されます。天正六年冬、荒木村重は織田信長に叛旗を翻し、大要害・有岡城に立て籠もる。織田勢に囲まれた有岡城という密室で、城内の人心を惑わす難事を解き明かせるのは、土牢の囚人・黒田官兵衛ただひとり。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。
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ミスタッチと誤変換が多すぎて、とうとう、警察が令嬢を持ってくる小説になってしまった。
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短篇、〈古典部〉だと嬉しいですがと仰って下さった編集部の方々に、時間軸的に次は長編なので難しいかもしれませんとお答えし、締切までに「三つの秘密、あるいは……」をお届けしたところ、たいへん驚かれました。だ、騙すつもりは……。
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「2022本格ミステリ・ベスト10」(原書房)において、拙著『黒牢城』(KADOKAWA)が第一位となりました。ありがとうございます。「よもや」の思いでいっぱいです。
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今日19日の讀賣新聞文化面「始まりの1冊」コーナーに、『氷菓』(角川文庫)について書きました。自作については基本的に訊かれたことだけ答えるようにしていますが、さすがに刊行から時が経ちましたから、今回は着想元、それを膨らましていった経緯などを書いています。ご一笑くださいませ。
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「コミカライズ、えげつないオリジナルシーンを入れて来たな……どうしてここまで……」→(原作を確認する)→「そう書いてたわ」
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本日、新刊『黒牢城(こくろうじょう)』がKADOKAWAから発売になりました。謀叛人・荒木村重と囚人・黒田官兵衛が織りなす戦乱の世の推理小説、お楽しみ頂ければ幸いです。kadokawa.co.jp/product/322101…
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「血塗れ(ちまみれ)」を「ちぬれ」と読むケースを散見する。これは遠からず多数派になりそう。「ちまみれ」はたいてい「血まみれ」と書くし、「まみれる」を「塗れる」と書くことも少ないだろうし……。
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料理をしない方への解説:うっかりレシピの上から順に調味料を計っていくと、先に大さじがしょうゆとみりんで濡れてしまうので、その大さじで砂糖を計量することが難しくなるのです。大さじを洗って拭く手順を挿入するか、洗い物が増えるのを承知で別のさじを使うことになります。
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「今回は短編執筆RTAをお届けします。ではまず、ネタ出しから始めていきます(そのまま天を睨んで4時間ぐらい動かない)」
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12/12「紙魚の手帖」に「倫敦スコーンの謎(仮)」が掲載されます。ロンドンで食べたから任せてと胸を張る生徒が焼いたスコーンは、しかし酷い失敗に終わった。レポートを課せられた小佐内は途方に暮れる。「わたしが見る限り、手順は完璧だったの」。推理が始まる…人間関係に波風を立てないために!
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新人賞か。私、書店で定時まで働いて、近所のゲームセンターでスト3.3rd遊んでから帰ったら、「ついさっき角川書店から電話来てたよ」って伝言もらったんですよね……。3rdやってなかったら自分で電話取れたかもしれないのに……。
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突然謀叛を起こした荒木村重と、その村重に囚われた黒田官兵衛。地上には戦雲がたなびき、地下では、二人の武士が心底を読み合う。修羅の世で生きるとはいかなることか。乱世の果てに、救いはあるか。戦国時代の小説にして推理小説『黒牢城』、お手に取って頂ければ幸いです。kadokawa.co.jp/product/322101…
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東京創元社さんから、『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』『秋期限定栗きんとん事件』、短篇集『巴里マカロンの謎』の、片山若子さん装画をあしらったクリアファイルが発売されました。手にすると、これが、大きいのだ! よかったら是非ともです。 tokyosogensha.shop/items/620e121d…
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何が起きているのかわかりませんが、『儚い羊たちの祝宴』(新潮文庫)の更なる重版が決まりました。ありがとうございます。
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東欧の独裁国家で大飢饉が発生して国際社会に支援を求めたけれど、事実上の鎖国下でまともなデータがないのでどの国も支援をためらう中、コメダ珈琲が率先して食糧支援に乗り出し、独裁政権が倒れた後で本当に致命的な人道的危機であったことが判明して、コメダがノーベル平和賞を受ける夢を見た。
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エッセイをご依頼いただいて、「牢屋の柱の太さは何センチか迷った」とか「表紙に書くのはArioka castleであるべきかArioka citadelであるべきか激論した」とかいう文章を書いていたが、いま昼食を食べて、「……もっと『嬉しかった』みたいなことを書いてほしいのでは……?」と気づいた。
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荒れた部活で三年間、超高校級の同年生とずっと練習してきて、やっと有望な選手が入ってきたと思ったら、自然に自分が押し出される。それでもめげず腐らず、出番に向けて準備は万端だし、出番がなくても応援に声を張り上げる。翻って考えて、私にそれが出来たとは思えないんですよね。
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30枚で書くつもりだった原稿が、このまま進めると280枚になることがわかった。
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Q:「同じ根」って何ですか?
A:エリス・ピーターズです。どちらも、ピーターズの修道士カドフェルシリーズがなければ書けなかった小説です。 twitter.com/tokyosogensha/…
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『悪魔の手毬唄』の話をしているのに「コリン・ファースが出るやつだよね」という返事がくるのでまさかコリン・ファース出演の映画版があるのかと思った。
よくよく聞き直したら「コリン・ファース」ではなく「おりん婆さん」だった。…そんな聞き違いがあり得るのか…だが現にあったのだ、ここに…。