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今なら陰部の毛は全部ツルツルに処理してる人がいても「そうなんだー」くらいだけど、江戸期だと遊女が遊廓から逃亡を図ろうとしたときの罰のひとつに陰毛を全部剃るってのがあったから、それくらい辱めだった過去があるの面白いよ陰毛の歴史。
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最近Twitter見てると春画の話題が多いんですけど、江戸期だってすんなり春画出せてたわけじゃないですからね。享保の改革では好色本の類は風俗上良くないから段々に改めて絶版にせよ、とか天保の改革でも好色本は取り締まりの対象で、手鎖されたり罰金支払った戯作者とか絵師さんいますからね‥
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【📢新刊のお知らせ】
性の捉え方が変化しつつあるこの時代、かつての日本の文化風習をどのように受け止め、考えればよいのだろう。
春画や江戸期の書物をジェンダーで読み替えながら、ときに笑い!ときに批評しながら!私たちの性を「今」考える一冊ができました!
▼詳細
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明治の女学生が自分のことを「僕」ということがあり、その言葉遣いに対する当時の批判が掲載されてる論文。明治期特有の女言葉にばかり着目してたから「僕」ということがあったことに驚いた。女子も漢語を学んだ影響のようだ。
『女学生の言葉遣いに対する社会的意識の変化』
kgwu.repo.nii.ac.jp/?action=reposi…
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夜這という行為が自由恋愛だったから良かったと評価した研究者もいましたが、明治期に娘だった周防部の古老の方々の取材で「結婚した時『やっと夜這いを心配せずに安心して眠れる』って思った」や「怖かったから生理と嘘をついて帰ってもらった」という証言もあり男女で感じ方が違ったのではと思う。
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女性から夜這いに行くパターンもあったし、夜這いの約束したカップルもいたようですが、突然凸するパターンでは、いきなり頭ペタペタ触られて目を開けると地域の知ってる男の子で、いきなり性的関係求められたってパターンはやっぱり怖いよな。
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大奥に使える奥女中同士の恋愛は、春画など見る人々の妄想とファンタジーの世界だと思っていたら、ものすごい史料の存在を知った。東京都日の出町の野口定一家文書の中に、「とら」(女中名は藤波)という女性が一緒に勤めていた「まつ」という女性からもらった恋文があった。気になる内容は、
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久しぶりに「とら」に会えて嬉しかったこと、お別れしてもまだ懐かしく毎日あなたのことを思って暮らしていること、「とら」からもらった肌襦袢を肌身離さず持ち、まるであなたと一緒に寝ているような心地でいること、この手紙を読んだ後は人に見られぬよう破いて捨てて欲しいことなど書かれていた。
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手紙には「恋しき御かたさまへ おとらさま」「焦がれし大ばかより まつより」とある。まつは、この秘めた恋心を伝えたかったが、他人にバレるとまずいと思い、破いて捨てるように手紙に書いたが、とらは破かずに保管していた。とらが、まつに対してどのように思っていたかは分からないが、
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その気持ちを破らずに保管していたことを考えると、なぜだか胸が熱くなる気持ちになる。
この詳しい内容は『恋する日本史』所収の「大奥女中の恋愛事情」という題で畑尚子氏が記載してくれています。こういう貴重な史料を読み、広く読者に伝えてくれることに心から感謝します。
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この時期になると『姫始め』という語を耳にすることがあります。
そもそも「姫」って何なん??
『日本書紀』から見られることばなの??
かつては『姫始め』という語が暦に記載されている時代もあったようです。
意外と知らない暦と性の話。
am-our.com/sex/95717/
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江戸期の月水に関する書物を可能な限り読み漁って来たのですが、「生理痛はない」「生理中のほうが元気」「便所で経血を排出できた」ことが読み取れる史料を一冊も見たことがありません。
よろしければ教えて下さい。 twitter.com/michiko_no8/st…