これは現代人類が唯一間近で観測した「超新星爆発の実写動画」です! 地球から16万光年離れたお隣の銀河で、1987年に発生しました。 一時は太陽の1億倍明るく輝き、地球でも肉眼で見えました。 爆発の衝撃波と衝突した周囲のガスが超高温に加熱させられ、このような明るいリング構造が生じています!
これらはどちらも、M74という銀河の同じ場所を捉えた写真です。 左はハッブル宇宙望遠鏡が可視光で、右は最新のジェイムズウェッブ宇宙望遠鏡が赤外線で撮影しています。 可視光も赤外線も電磁波で、波長が違うだけですが、ここまで異なる情報を得られるのは驚きです!
今年、地球から10億光年以上も彼方の銀河中心部で「たった数年以内に衝突しそうな超巨大ブラックホールのペア」が発見されました。 2つのブラックホールの質量の合計は、太陽の2億倍にもなります! 人類はかつてこの規模のブラックホール同士の衝突を見たことがありません。 youtube.com/watch?v=3lPqnw…
1㎤(角砂糖サイズ)で10億トンの重さを誇る、超々高密度な中性子星という天体同士が衝突すると、「キロノヴァ」と呼ばれる破壊的な爆発が起きます。 キロノヴァによって非常に重い元素が生成されるため、身近にある金やプラチナもこのキロノヴァで作られた可能性が高いです! youtube.com/watch?v=UkWrs5…
天の川銀河がいかに広すぎるかがわかる動画。 天文分野で頻出の距離の単位「光年(light-year)」はあまりに巨大で、1光年で約9.4兆kmと、人類はまだこれの400分の1までしか届いていません。 ですが1光年でも太陽系すら抜け出せず、天の川銀河の直径は10万光年。 人類が銀河を脱出するのは不可能です。
地球から70億光年彼方の宇宙で、「2500億個の恒星から成る天の川銀河全体の、さらに7000倍も明るく輝く超巨大ブラックホール」の存在が今年新たに報告されました! 太陽の26億倍重いこのブラックホールは、地球質量に相当する量の物質を毎秒飲むほどの異常なペースで成長を続けています。
天の川を固定した星空の動画。 地球が自転しているのがより実感できます!
NASAが公開した、超巨大ブラックホールが奏でるおぞましい「音」がこちらです。 地球から2億光年以上彼方にあるペルセウス座銀河団で録音されました。 実際の音はとてつもなく低く、人間が聞こえるように周波数を20京倍以上にまで上げているそうです。 youtube.com/watch?v=3pqZvw…
宇宙には音を伝える媒質が存在しないため音が伝わらないとされていますが、銀河団のような高密度でガスが存在する場所などでは、非常にマクロなスケールの音波が伝わることもあります。 Credit: NASA/CXC/SAO/K.Arcand, SYSTEM Sounds (M. Russo, A. Santaguida) 情報元:nasa.gov/mission_pages/…
過去最高画質の天の川の画像。 なんと1枚の画像で90億ピクセル、24.6GBの容量があります… この中に8400万個の恒星が写っているそうです! 以下の公式サイトでダウンロードできますが、あまりに重いので自己責任で。 eso.org/public/images/…
これらはどちらも、「冥王星」の姿です。 左は1996年にハッブル宇宙望遠鏡が地球から撮影したもの。 右は2015年に探査機ニューホライズンズが冥王星で直接撮影したものです。 たった数十年間の天文学の進歩が半端ない… youtube.com/watch?v=CVKzaM…
2002年からの4年間の観測で得られた「いっかくじゅう座V838星」の実写動画が凄い… 最大で太陽の60万倍輝いたこの大爆発の原因は未だに不明だそう。 爆発後周囲に広がっているのは衝撃波ではなく、周囲の星間物質で反射した爆発の光が、時間差で地球に届くことで起こる「光エコー」という現象です。
これは探査機ニューホライズンズが、地球から約50億㎞も彼方で直接撮影した「冥王星」の夜側の姿です。 冥王星大気を構成する粒子が、背後にある太陽から来る光のうち青い波長の光を散乱しやすいため、このように青く美しい環に包まれているように見えているそうです。 youtube.com/watch?v=CVKzaM…
木星の巨大な大赤斑の前を、衛星イオ(奥側)とエウロパ(手前側)が通過する映像。 探査機カッシーニが土星に向かう途中に撮影した、木星系の画像をもとに作成されました。 Credit:NASA/JPL-Caltech/SSI/CICLOPS/Kevin M. Gill
これは未来の地球から見える景色の想像図です。 約250万光年彼方にある「アンドロメダ銀河」は、約45億年後に私たちの住む天の川銀河と衝突し始めると考えられています。 そして約70億年後には2つの銀河が混ざり合い、より巨大な1つの「ミルコメダ銀河」が形成されるそうです!
私たちの住む天の川銀河の円盤の上下には「フェルミバブル」と呼ばれる、高さ5万光年にもなる超巨大なガスの泡が存在します。 ガスの泡からは超高エネルギーのガンマ線が放たれていて、現在も高速で広がっていることから、かつて銀河中心の巨大ブラックホールが放出した可能性が高いとされています。
木星はその巨体と凄まじい重力により、地球の約8000倍の頻度で隕石が衝突しているそうです。 衝突によって発生した閃光が地球から観測できることも少なくありません。 そして2021年10月には木星表面で、「太陽系内で今世紀最大の天体衝突」が発生していました! youtube.com/watch?v=QlTCKi…
これは探査機ニューホライズンズが撮影した、「冥王星」の実写映像です。 凍った窒素で覆われた広大な平原の西側には、標高3500m級の険しい山々がそびえ立っています。 地平線に沿って希薄な大気の層が浮かび上がっています。 遠い宇宙に実在する本当に美しい光景です。
1996年時点と比べると、現在の冥王星の理解度は凄まじいものがあります。 上記ツイートについて詳細は以下の通りです。 動画credit: NASA/JHUAPL/SwRI 情報元: nasa.gov/feature/pluto-… twitter.com/uchuyabaich/st…
こちらは太陽の南極の実写動画です。 今年3月、太陽から約4800万㎞の位置まで最接近した探査機「ソーラーオービター」が撮影しました。 動画左側にある円は地球の大きさを示していますが、太陽の直径はその109倍です。 恒星という天体のスケールは桁違いですね。 youtube.com/watch?v=KIUzkG…
オーロラのメカニズムを示した動画。 太陽では時折爆発が起き、大量のガスが宇宙空間へと放たれます。 このガスは高温のため、電荷を持つプラズマという状態になっていて、地球に到達すると地球の磁力線に沿って南北極へと移動します。 このプラズマと地球大気の衝突で発光し、オーロラができます!
近年、1日の長さが短くなっています。 このグラフは1962年からの1日の長さの記録ですが、2000年頃から短い水準で推移していました。 2020年からはその傾向が顕著で、今年6/29は「観測史上最も短い1日」でした。 地球の自転が加速している原因について、詳細は不明です。 youtube.com/watch?v=RkfKwu…
ボイジャー1号が60億㎞彼方から撮影した、「地球」の姿。 画像真ん中から少し右の所に小さく輝く点が、人類が最も遠くから見た地球です。 このほんの小さな点の表面に、私たち人類を含む全ての生命と、全ての歴史が詰まっています。 Credit:NASA/JPL youtu.be/9O79KKFZ2Iw
次世代最強宇宙望遠鏡「ジェイムズウェッブ」が、海王星を撮影しました! そのリングや大気構造までもが超鮮明に映っています。 そして海王星の左上に輝くのは、海王星最大の衛星トリトンです。 45億㎞も彼方にある海王星系ですが、まるで現地で撮影したかのような臨場感。驚くべき望遠鏡の性能です。