金星表面の貴重な実写画像。 分厚い硫酸の雲に覆われた地表の大気圧は地球の90倍以上、表面温度は500℃を超えることもある、まさに地獄のような惑星です。 このような想像を絶する環境のため、今から40年以上前のソビエト連邦による「ベネラ計画」が、金星に降り立った唯一の計画となっています。
こちらは探査機ジュノーが今年2月に撮影した、最新の木星実写画像です! 巨大な渦などの大気構造が超鮮明に写っています。 そして左側にある巨大な黒い部分は、最大の衛星ガニメデの影なんだそうです。 Credits: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS 情報元: nasa.gov/image-feature/…
銀河系中心の巨大ブラックホール「いて座A*」の周囲を、光速の30%の速度で公転する巨大なガスの塊が発見されました。 その公転軌道は太陽系における水星軌道と同程度ですが、水星の公転周期は88日なのに対し、新発見のガスの塊はわずか70分です。 それだけいて座A*の重力は、太陽と比べて強大です。
隕石に人工物をぶつけて地球を守る、SFのような未来技術に一歩前進です。 つい先ほどNASAは、小惑星に探査機を秒速6kmという速度で衝突させることに成功したと発表しました!
最強宇宙望遠鏡「ジェイムズウェッブ」が捉えた、天の川銀河のすぐ隣の銀河にある「タランチュラ星雲」の最新画像。 この星雲は最強の星形成領域で、画面中央には観測史上最重量候補の「R136a1」を含む超大質量の星々が大量にあります。 星雲中心部の巨大空洞はその星々の放射でできているそうです!
天の川銀河は、実はポテトチップスのように歪んだ形状をしています。 最近の観測からこれは現在も進行中である、別の銀河との衝突現象が原因である可能性が高まっています。 さらにこの衝突の影響で星が形成されやすくなった瞬間、太陽系や地球が誕生した可能性もあります! youtube.com/watch?v=uSkmbF…
こちらは探査機カッシーニが撮影した、土星の衛星「エンケラドス」の実写動画です。 氷の地表から巨大な間欠泉が噴き出ていますが、このことから内部に広大な海が存在すると考えられています。 さらに近年、間欠泉から有機物が検出されたりと、内部の海に住む生命の存在が一層期待されている天体です!
ジェイムズウェッブは木星も撮影しています。 twitter.com/uchuyabaich/st… 海王星の映像について、 Credit:NASA, ESA, CSA, and STScI, N. Bartmann Music: Stellardrone – Twilight 情報元:esawebb.org/videos/weic221…
次世代最強宇宙望遠鏡「ジェイムズウェッブ」が、海王星を撮影しました! そのリングや大気構造までもが超鮮明に映っています。 そして海王星の左上に輝くのは、海王星最大の衛星トリトンです。 45億㎞も彼方にある海王星系ですが、まるで現地で撮影したかのような臨場感。驚くべき望遠鏡の性能です。
ボイジャー1号が60億㎞彼方から撮影した、「地球」の姿。 画像真ん中から少し右の所に小さく輝く点が、人類が最も遠くから見た地球です。 このほんの小さな点の表面に、私たち人類を含む全ての生命と、全ての歴史が詰まっています。 Credit:NASA/JPL youtu.be/9O79KKFZ2Iw
近年、1日の長さが短くなっています。 このグラフは1962年からの1日の長さの記録ですが、2000年頃から短い水準で推移していました。 2020年からはその傾向が顕著で、今年6/29は「観測史上最も短い1日」でした。 地球の自転が加速している原因について、詳細は不明です。 youtube.com/watch?v=RkfKwu…
オーロラのメカニズムを示した動画。 太陽では時折爆発が起き、大量のガスが宇宙空間へと放たれます。 このガスは高温のため、電荷を持つプラズマという状態になっていて、地球に到達すると地球の磁力線に沿って南北極へと移動します。 このプラズマと地球大気の衝突で発光し、オーロラができます!
こちらは太陽の南極の実写動画です。 今年3月、太陽から約4800万㎞の位置まで最接近した探査機「ソーラーオービター」が撮影しました。 動画左側にある円は地球の大きさを示していますが、太陽の直径はその109倍です。 恒星という天体のスケールは桁違いですね。 youtube.com/watch?v=KIUzkG…
1996年時点と比べると、現在の冥王星の理解度は凄まじいものがあります。 上記ツイートについて詳細は以下の通りです。 動画credit: NASA/JHUAPL/SwRI 情報元: nasa.gov/feature/pluto-… twitter.com/uchuyabaich/st…
これは探査機ニューホライズンズが撮影した、「冥王星」の実写映像です。 凍った窒素で覆われた広大な平原の西側には、標高3500m級の険しい山々がそびえ立っています。 地平線に沿って希薄な大気の層が浮かび上がっています。 遠い宇宙に実在する本当に美しい光景です。
木星はその巨体と凄まじい重力により、地球の約8000倍の頻度で隕石が衝突しているそうです。 衝突によって発生した閃光が地球から観測できることも少なくありません。 そして2021年10月には木星表面で、「太陽系内で今世紀最大の天体衝突」が発生していました! youtube.com/watch?v=QlTCKi…
私たちの住む天の川銀河の円盤の上下には「フェルミバブル」と呼ばれる、高さ5万光年にもなる超巨大なガスの泡が存在します。 ガスの泡からは超高エネルギーのガンマ線が放たれていて、現在も高速で広がっていることから、かつて銀河中心の巨大ブラックホールが放出した可能性が高いとされています。
これは未来の地球から見える景色の想像図です。 約250万光年彼方にある「アンドロメダ銀河」は、約45億年後に私たちの住む天の川銀河と衝突し始めると考えられています。 そして約70億年後には2つの銀河が混ざり合い、より巨大な1つの「ミルコメダ銀河」が形成されるそうです!
木星の巨大な大赤斑の前を、衛星イオ(奥側)とエウロパ(手前側)が通過する映像。 探査機カッシーニが土星に向かう途中に撮影した、木星系の画像をもとに作成されました。 Credit:NASA/JPL-Caltech/SSI/CICLOPS/Kevin M. Gill
これは探査機ニューホライズンズが、地球から約50億㎞も彼方で直接撮影した「冥王星」の夜側の姿です。 冥王星大気を構成する粒子が、背後にある太陽から来る光のうち青い波長の光を散乱しやすいため、このように青く美しい環に包まれているように見えているそうです。 youtube.com/watch?v=CVKzaM…
2002年からの4年間の観測で得られた「いっかくじゅう座V838星」の実写動画が凄い… 最大で太陽の60万倍輝いたこの大爆発の原因は未だに不明だそう。 爆発後周囲に広がっているのは衝撃波ではなく、周囲の星間物質で反射した爆発の光が、時間差で地球に届くことで起こる「光エコー」という現象です。
これらはどちらも、「冥王星」の姿です。 左は1996年にハッブル宇宙望遠鏡が地球から撮影したもの。 右は2015年に探査機ニューホライズンズが冥王星で直接撮影したものです。 たった数十年間の天文学の進歩が半端ない… youtube.com/watch?v=CVKzaM…
過去最高画質の天の川の画像。 なんと1枚の画像で90億ピクセル、24.6GBの容量があります… この中に8400万個の恒星が写っているそうです! 以下の公式サイトでダウンロードできますが、あまりに重いので自己責任で。 eso.org/public/images/…
宇宙には音を伝える媒質が存在しないため音が伝わらないとされていますが、銀河団のような高密度でガスが存在する場所などでは、非常にマクロなスケールの音波が伝わることもあります。 Credit: NASA/CXC/SAO/K.Arcand, SYSTEM Sounds (M. Russo, A. Santaguida) 情報元:nasa.gov/mission_pages/…