伊豆の美術解剖学者(@kato_anatomy)さんの人気ツイート(リツイート順)

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胴体の曲げ伸ばし。 クリエイターさんが構造を覚えられたかどうか確認するには、写真などに描き込んでみるのが一番手っ取り早い。
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似たようなイラストがたくさんある場合は、まずざっと全部を作って並べます。一つ一つ完成させていくのではなく最初に全部作るのは、制作時間を短縮させる効果があるのと、見比べることで形がチェックしやすくなるためです。
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今日、医大の授業で、複数人から「椎骨の共通の要素ってなんですか?」と質問を受けたので載せておきます。 頚椎〜腰椎、仙骨・尾骨はそれぞれで形や部位名称が違っていても、構成している要素は一緒です。
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美術解剖学を学んでも、いちいち骨や筋を描いてから人体像を作ったりしない。しかし、目が覚えているので、内部構造が収まらない形には「なにか変だな」という違和感が生じる。そうした箇所を直していくと形の歪みが少なくなっていく。
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美術解剖学を勉強してしばらくすると、硬くなったりぎこちなくなる。しばらくしてその段階を抜けると柔軟に捉えられるようになる。
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画面を回して描く方法と関連する体の構造的問題なのですが、手を胴体から遠ざける動作(伸展、外転)は、近づける動作(屈曲、内転)に比べて筋力と筋数が少なく、制御しにくいです。この苦手動作を少なくするのが描画訓練の目的の一つなのだなと、この方法で気づきました。ヘロヘロな線ですみません。
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『名画・名彫刻の美術解剖学』よりamazon.co.jp/dp/B098B1SLCM
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Colosoさん用の動画収録がひと通り完了。美大で美術解剖学を学んでみたかった方や、美大で学んだけれど在校時は重要性を感じなかった方にちょうどいい内容になっていると思います。
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大殿筋の下部を押さえ込んでいる白っぽい線維は「坐部端綱(Sitzhalfter)」。お尻の横方向の溝(殿溝)を作る。ドイツ系の解剖学書や模型に見られ、外形に影響する構造の一つだが、美術解剖学の本では見かけない。
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上肢の筋群。多くの筋を覚えるのが大変な場合は、筋群としてまとめると大幅に数が減らせる。筋群の分類は、機能や付着位置などによってまとめる事ができるが、美術では大まかなボリュームとしてまとめると分かりやすい。
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肘を直角に曲げて前腕を回旋させると、力こぶの形状が変化する。力こぶを作る上腕二頭筋は、肘を屈曲させて前腕を回外させた時に収縮が最大となる。筋力の少ない人でも、反対の手で力こぶをおさえると確認できる。
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Jun‘s Anatomyさんの模型
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美術解剖学は、解剖学を学ぶことによって、表現のスキルアップを図ることが主な目的となっているが、人体を含む生物の内部構造そのものが美しく、不思議に満ちている事を知る機会でもある。
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7月はボーンデジタルさんの講義が二種類。午前の部は動物の解剖学。『エレンベルガーの動物解剖学』や『スケッチで学ぶ動物+人比較解剖学』を参考にしながら動物の構造を理解していきます。ウマの肋骨18対など、違いを知るだけでも楽しいのではないかと思います。bit.ly/3ttH9lz
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瞳の模式図。上から通常、驚き、疲労。上まぶたが黒目にどれだけかかっているかで印象が異なる。締め切り前の原稿に落書き。