伊豆の美術解剖学者(@kato_anatomy)さんの人気ツイート(リツイート順)

胸鎖乳突筋は、頭が上を向いた時には上向きに曲がる。顎と耳の間を埋める耳下腺表面を覆う分厚い筋膜と胸鎖乳突筋の筋膜が強固に繋がっているためだ。
上から見た鎖骨と肩甲骨
男性の乳頭の位置は、通常は第四肋間隙から第五肋骨上にある。乳輪の楕円軸は正面から見た時に外向きに下がっていることが多い。
膝の輪郭は内側を膨らませると見栄えします。
腕を曲げたときの三角形の空間。肘の頂点から引いた補助線は、肩〜手首間の二等分線。
美術解剖学を学ぶと、腕や脚、胴体の把握がAからBに変わる。内部構造を知ると隣の領域への接続部分が有機的になる。
拳を描く時に膨らみ(中手骨頭)の並びをチェックすると描きやすくなります。
筋肉の走行と付着部を勉強すると、輪郭や膨らみの意味を把握しながら描ける(造形できる)ようになります。
ヒトの鎖骨のカーブは、肩をすくめた時にも首を圧迫しないようになっている。
小学生でもわかる美術解剖学の教科書って、日本だと結構需要があるんじゃないかと思うんですが。という企画のサンプル。
実際の人体では、胸鎖乳突筋は上を向いた時にはカーブします。 胸鎖乳突筋の筋膜が、耳下腺を覆う分厚い筋膜につながっていて、引っ張られるためです。
肩を下ろす。すくめる。
四肢の輪郭の膨らんだ部分は互い違いに配列していることが多いので、ジグザグに辿ることができる。この膨隆部を拾うだけでもかなりの輪郭が拾える。こうしたスケッチ向けの見方は、人によって使用するランドマークが異なる。
解剖学を覚えて間もない頃は「解剖学的に正しい、正しくない」と極端な判断をしがちなんですが、解剖学が顕性(よく発現する)構造をまとめたものということに気がつくと、柔軟な判断や解釈ができるようになります。
胴体を横に曲げた時には、あばら骨の間隔も変わります。
伸ばした腕の軸は肘で曲げるのがポイントです。
20世紀美術解剖学の巨匠ゴットフリード・バメスは板書の名手であった。リアルタイムで描かれる人体像は、知識と経験がそのまま反映される。角度を自在に変えることができるのは、頭の中に立体的な像が想起できたからだろう。写真はBammes. Malerei - Grafik - Künstler-anatomie. 2000. より。
耳介は、観察不足におちいりやすいパーツの一つ。1:耳輪、2:三角窩、3:対輪、4:舟状窩、5:耳甲介、6:対珠、7:珠間切痕、8:耳垂、9:耳珠、10:外耳孔。
胴体や四肢の輪郭は、S字形に辿ると幅や奥行きの検討をつけやすくなる。