伊豆の美術解剖学者(@kato_anatomy)さんの人気ツイート(いいね順)

1251
Colosoさんの韓国版動画教材。4~6月のローンチを目指して製作中です。日本語版の動画教材はこちらからよろしくおねがいします→coloso.jp/illust_webtoon…
1252
肘関節の位置は、胸郭の下縁(ウエストのくびれたあたりの高さ)に近い。これは腕を振った姿勢の目安になるが、腕が水平より高く挙がっている場合(右端)は、鎖骨が上がるため、肩関節からウエストまでの距離の方が長くなる。
1253
上肢と下肢の屈筋(赤)と伸筋(青)の配置。上肢は前面が屈筋、後面が伸筋。下肢は前面が伸筋、後面が屈筋。この配置の違いは四足動物の姿勢を想像すると理解できる。
1254
美術解剖学を学ぶと、自分の作品を自分でチェックできる目が養える。表面から内部構造を透過させると、ボリュームや位置関係のチェックだけでなく、デフォルメの際のコントロールも行える。より正確にデフォルメするためにはオリジナルのフォルムを知っている必要がある。
1255
19世紀に出版されたリトグラフや銅版画の図譜には、カラー版とモノクロ版が用意されていることがある。版画技法や出版計画からくる仕様と考えられるが、視覚的効果の違いも興味深い。色彩があると筋と腱の境界が明瞭で、モノクロになると起伏が明瞭になる。
1256
まーこ先生@harima_mekkai の洗練された動作、見ていて楽しかった。けど、捉えるのが非常にむずかしい。またいつかやりたいと思います。
1257
8/19(水)20:00よりロフトプラスワンWESTさんで『加藤公太と巡る”美術解剖学” 〜人間が人間を表現すること〜』と題して配信させていただきます。「美術解剖学とは何か」を知ると、何も知らずに教科書を眺めるより、目的が明確になり、内容がスッと入ってくると思います。loft-prj.co.jp/schedule/west/…
1259
リシェ、バメス、エレンベルガーは美術解剖学の中では専門書に位置していて、日本にこれらのしっかりした本がなんで出ないのかと思って翻訳企画を出したが、実際にリリースに関わってみると本当に普及しにくい。専門家のアドバイスよりも、身近な人が使っている本の方が普及するというのを肌で感じる。
1260
重心。宇宙と地球の中心を結ぶ垂線。普段は意識せずとも捉えているが、人体像を表現するときには意識する必要が出てくる。特に彫刻などではチェックポイントになる。1枚目:片足重心、2枚目:前方への荷重、3枚目:後方への荷重、4枚目:側方への荷重。
1261
年齢別のおおよそのプロポーション。左から1歳(4頭身)、4歳(5頭身)、9歳(6頭身)、16歳(7頭身)、25歳(7.5頭身)。
1262
美術作品の制作は、主に視覚と言語と手を使う。それぞれ脳で処理する場所が異なるので、脳内ネットワークの構築に個人差がある。いわゆるヘタな人はこのネットワークが構築できていないか、構築する前に断念している。青:視覚、緑:言語、オレンジ:手の運動と感覚。
1263
noteにアップしている「ゼロから描く美術解剖学」シリーズ。出張や講習会で中断してますが、諸種の業務の合間に進めています。
1264
世界レベルはすごいなと改めて思う今日この頃。390ページ、A4変形、ハードカバーですが、翻訳されると日本の美術解剖学教育の水準を引き上げる事になると思います。
1265
「ゼロから描く美術解剖学」シリーズをスタートします。Twitterよりは不定期更新になるかと思いますが、よろしければぜひ。まずは全身骨格の第一回目。 1: 頭蓋骨を描く|伊豆の美術解剖学者 @kato_anatomy|note(ノート) note.mu/kato_anatomy/n…
1266
毎年解剖実習の最初のころに、学生さん達に解剖図の見方を教える。図が読み取れないと、目的の構造を探せないためである。形状、サイズ、位置、質感・色、手前・奥・隣の構造、全長の何等分にあるかなどなど。それらはいちいち教科書に書いてない。
1267
本日のボーンデジタルさんでの講習会は内臓。欧米の教科書ではあまり取り上げられていない知識だが、アーティストにとってさまざまな示唆に富む。
1268
美術解剖学を通じて人体が素晴らしいと思えたら、自分がその素晴らしい人体そのものだということに気付くだろう。自分はダメだと卑下するのは意識だ。意識を作る大脳は人体の中では新入りである。
1269
ピオ・クレメンティーノ美術館にあるラオコーン。発掘時にミケランジェロが駆けつけたというエピソードがあるが、これが土の中から出てきたら驚くだろう。後世の人にモチベーションを与えた作例。
1270
おしりうさぎの元ネタはこれです。Paul Richer先生の図。 twitter.com/Pitomi_Pick/st…
1271
解剖学で有名な互い違いの見方は、脊柱の前弯と後弯。立位のための緩やかな前後のカーブは、上肢や下肢にも見いだすことができる。
1272
前腕など筋が密集して理解しにくい場合は、筋の中央あたりを通過する仮想軸を描くと整理できる。描かれた仮想軸は、筋の主な収縮方向を示す。この方法は、古くはレオナルド・ダ・ヴィンチが採用している。
1273
ボルゲーゼ美術館にあるベルニーニ作『アポロンとダフネ』。非常に器用につくりこまれていて、ダフネの指先が神話にちなんで植物化している。指背から枝が生え、足指は爪から先が根になっている。こういった移行部の造形は解釈の余地がまだまだあると思う。
1274
そんな貴重なバメス先生の美術解剖学ですが、思ったほど普及していません!絶版の可能性もあるのでいつか買おうと思っている方、ぜひよろしくお願いします!電子版もあるのでポイントセールの時だと実質半額くらいになったりします。 amazon.co.jp/dp/B09HGL7X1X/
1275
以前GQ Japanさんで書かせていただいた記事がウェブで観られるようです。MarvelとかDC作品って美術解剖学とかなり親和性高いんですよね。スパイダーマンなんて筋肉模型みたいな体型、起伏に沿った模様、難易度高いポーズ多数で勉強になるなぁ、とか思って観てます。gqjapan.jp/culture/articl…