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24時間テレビの話題を耳にするたびに、生まれつき足の悪い母が「私はあんなに風に頑張れてないなって、後ろめたい気持ちになるんよね」と言ってたを思い出す。頑張っている人たちはもちろん素晴らしいけれど、頑張ってなくても同じように尊い存在なんだと思えるような社会がいいなってその度に思うの。
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補足しておくと、今回はコロナ禍で対面での食事と会話を無くすためにルールとして子どもに強いるしかできなかったり、指導としても喋ったら怒ることしかできなくて、子どもも大人もしんどいなかの解決策なので、ひとつの視点として捉えてもらえたらと思います。何を大切にするのかを考えていたいなと。
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セルフレジで子どもにやらせている場面、「子どもは大人に付属しているもので公共の場では大人がコントロールすべきもの」と見たら、遊ばせたり甘やかしているように感じてちゃんと管理しろよって思うのかもしれないな。けれど、逆に「子どもはひとりの人で大人が付き添っている」と思って見てみると→
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空気を読むことを優先してニコニコしなくてもいいような環境を周りがそれを作っていかなきゃいけない。「そんなことで」と言うことで、本人まで「そんなことで」思ってしまわないように。「ノリやん」「大人げないで」という言葉でさらに傷つけ、追い詰めてしまうことがないように。ちゃんと考えたい。
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大事にしたいのは「できるのにやらない」場合でもその人の怠慢のせいにせずにその手助けを受けていいということと、もっと言ったらなんの労力も手助けも必要なく支援に繋がる仕組みを作っていかなければいけないということ。
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「よくあるノリ」を受けて何も言えずに笑っている気の弱い職員が他にもいるだろう。その場でキレることが社会的な行動規範に反するのなら、その場から立ち去るという選択くらいは保障すべきではないか。僕は嘲笑してきた人たちに謝れとは言っていない。ただ逃げることも許されずイジられた側が一方的に
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会議に参加できなかったことについては謝罪するけれど、執拗な嘲笑を受けて気分を害したということを表明し身を守るためにその場から立ち去るという選択をしたことについては謝りませんと伝えた。「よくあるノリでしょう、あれくらい受け流せないとダメだよ」という旨のことを年上の会議責任者は悪びれ
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濃厚接触した可能性がある生徒が罹る可能性もあるわけで、直接命に関わることだから、不適切かもしれないけれどここで問題提起させてください。その自治体では9月から、濃厚接触者にあたる可能性のある人の特定を学校が代わりにして保健所に提出することになっているため、このような問題は繰り返し
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説教を受け謝罪を強要されることはあまりにも理不尽で不健全ではないか。そんなことを伝えたけれど「そういう反論ができるやつがなにを言っているんだ」と逆効果だった。笑って流せないと大人じゃなくて、はっきりと物申す姿を見せると傷つかない奴(傷つけていい奴)だと決めつけられる。結局その場で
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僕はさらに生意気な奴と烙印を押されて、傷ついたことすら間違いだったと言われたようだった。後に法人の長に相談する機会があったけれど「あなたが悪い」と相手にされなかった。
イジられたことで本気になると「ノリやん」と言って、本気になる方が悪いという空気を作ることがある。僕もそんなノリを
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もちろん価値観の問題だから、別に人を傷つけてもいいだろって思ってる人には「今の時代にそれ言ったら炎上しちゃいますよ」「時代にあった価値観を持ってた方がクールですよ」という言葉のほうがその行動を促しやすいかもしれないから、それはそれだと思う。ただ、本質としてそれは違うと思うなって。
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してしまった記憶がある。けれど、あれは間違いだ。傷ついたほうが悪いってどう考えてもおかしい。
その一件があってから、所属するチームでは「気分を害したら表明しよう」とみんなで周知した。そしてそれをその人の責任にしないために「表明できる環境を作る」「表明されたらその場で改める」ことが
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それが嫌なことなのだと表明できる環境は作っていなきゃいけない。表明した人を非難しないことはもちろんのこと、表明できるかどうかをその人の強さに委ねるのではなく誰もが自分が傷ついたことを疑うことなく、傷ついた自分が悪いのだと思わなくていいような環境を作っていかなきゃいけない。
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YouTubeとかゲームとか、子どもが夢中になりすぎて嫌だなと思ったりよくないんじゃないかと心配になったりした時に、「あえて禁止にはせずに、逆に義務にすると子どもの方から嫌がるようになる」というような方法を聞いて、それが子どもを優しく支配する成功体験となってしまわないかと懸念している。
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ることなく説き、もう一人の責任者は終始不機嫌そうにしていた。「それはイジメと同じですよ、子どもたちにも同じように言うんですか」と尋ねても生意気なやつだという顔をされるだけだった。直属の上司は僕を庇うどころか口答えをせずに謝れと繰り返した。嘲笑されてその場でキレたらよかったのか、
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例えば「お茶こぼした」って言ってきた子には、冷静に「そうか、なら拭けばいいと思うよ」と伝える。怒られるかもって身構えてるから、慌てなくて大丈夫だよって。溢したら拭けばいい、散らかしたら片付ければいい。それだけだよ。いま缶ビール床にぶちまけたから自分に言い聞かせてる。拭けばいいよ。
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ちなみに「は?したくないし!」と言う子ももちろんいますし、それも否定しないようにします。なににしても、その子の言葉を否定せずに、本当はこういう意味かな?というスタンスで自分の気持ちを(相手への攻撃的な言葉としてではなく)表現できるような支援ができたらなって思います。
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何度も言うけど、子育ての第一義的責任って「親がちゃんとやれよ」ではないよ。難しかったり困ることはあるけどそんな時は公助や共助が備えていて支えるから、まずは安心してそれぞれの家庭で子育てをしてみようねってことだからね。周りがするのは責めたり追いつめることではなく支援することだよ。