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中高勉強せず、当然第一志望に落ち、他学部行って、一念発起して弁護士になって、40代になって法律以外の大学院に行きつつ、法学部以外で教えている身とすれば、10代の学習履歴なんて、足を引っ張るものでしかない。学びたいときが学び時。それは、一人一人違う。大きなお世話。
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昔は、学校行くと不登校について「今の子は弱い」とか言っちゃう校長がいたけど、最近はそういうことはなくなり、この前は中学生が「どうしてもつらかったら休んでいいよって先生は言ってくれるのに、親は絶対に休むなと言う。親がいいと言わなくても休める権利がほしい」と。親もアップデート必要。
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大学院生の親の勉強している姿を見て育っているはずの息子たちは「俺らの中で一番ママが勉強してるねー」で終了。何ら彼らの勉強時間には反映されず。触発される子は、おそらく元々勉強やる子。読書も同じ。現実は、そんなもん。
そもそも、自分が好きでやっていることの効果を子に求めるのか違うよね
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事件起こした子が最初に言ったとされる動機らしきものなんて、それが本当の動機かわからないよ。警察の誘導によるものも多い。家裁送致されて、色んな人の働きかけを経て、鑑別所の中でやっと言語化できる子も少なくない。そんな思考が整然としてたら事件なんて起こさないよ。
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ついでに言うと、家庭裁判所では、家庭裁判所調査官が、矯正教育のために、丁寧に何が彼を追い詰めたのか調べるけれど、検察官送致(大人の裁判を受けること)が最初から見込まれる場合、丁寧に調べないことが多い。そして、通常の刑事裁判では、矯正が目的ではないので動機の解明は必要とされない。
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毎年つぶやいている気もするけれど。第一志望の大学に落ちたとき、私の1年間の努力を知っている友人の「一生懸命にやったのなら、目の前にある道が一番いい道だよ」と言う言葉で、浪人せず、滑り止めの大学に行くことに決めた。そこで様々なことがあり、法学部じゃないのに司法試験を目指し→
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今がある。第一志望の大学に行っていたら、弁護士にはなっていなかったし、夫とも出会わなかっただろうし、息子たちにも会えなかった。その時は「失敗」と思えることでも、そうじゃないこともたくさんあると思う。だから、最後まで一生懸命頑張れ。あなたにとって一番いい道が待っているはず。
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学校問題で対策が必要と強く感じるのは、子どもを傷つけるようなことを繰り返す教員を、教員以外の職に配転することができず、1年で次の学校に異動することが続いていくこと。学校にとってはたった1年でも、それで人生に影響が出る子もいる。そういう人の存在が、学校への評価や信頼を下げてしまう。→
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「不適切教員」として1年間研修うける制度はあるけれど、これは驚くくらいひどい人向けのもの。中教審で教員研修の議論がされているけれど、一般の教員の研修と、「不適切教員」とまではいかなくても問題行動を繰り返す教員の研修や対応は、別のものとして後者の対応を考える必要があるのでは。
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某教育委員会が、適応指導教室とは別に、学校へ戻ることを目的としない、出席カウントをするフリースクール的な施設を作ると聞いた。本人が望めば勉強もできるし、他のことをしてもいい。しかも、子どもが一人で通いやすいような対策も検討中とのこと。こういうのが広がるといいな。
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子どもの支援者の立場なので、当然「この子はヤングケアラーになっていないか」という観点で考えるけれど、子どもにアプローチすることで根本解決する問題ではないよね。「子どもの貧困」も同じようなところがある。
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2歳差で3人育児をしていたけれど。産後は大変すぎて、知らない人に「無理です。助けてください」という力すらなかった。「孤立化→無力化→透明化」と進むいじめの段階化論があるけれど、同じようなもので、孤立化が進むと力が奪われ助けてといえない。だからこそ妊娠期からの切れ間ない支援が必要。
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そもそも、赤ちゃん訪問に来た初めての人に「大変なんです。助けてください」って言える人がすごいと思う。私は絶対に無理。赤ちゃん訪問でSOSを拾えると思ったら大間違いだと思う。余裕が少しでもある妊娠期に関係性を作ることが大事。
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赤ちゃん訪問でSOSを拾いたいなら、魅力的な支援策が必要。12時間寝ていていい、その間、家事と育児をしてくれるとか。私はこのままでは限界と思って、ふたご5ヶ月で仕事復帰した(=仕事に逃げた)けど、ふたご1歳までの記憶はほぼない。仕事より育児の方がどれだけ大変か。ワンオペはダメ。
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中2息子の塾の説明会。予約するときに「お子さんは来られますか?」と聞かれて、ん?と思い、説明会では私に書類が渡され(息子にすぐパス)、「お母さん、ご質問ありますか」「お母さん、どうされますか」と。「息子のことなので、彼が決めます」と言ったら息子に話しだした。塾に行くのは私じゃないよ
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こういうところでも、子どもが権利の主体と見られていないなと思う。中2にもなれば、自分で考えられるし、わからないことは聞ける。そして、本人が行きたいと思わなきゃ意味がない。受験の主役は子ども。親はお金も含めて支援したり、知識を補充したり、意見を伝えるだけの役割と思うんだけどな。
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日本で抗議の声をあげる意味を息子に問われ、声を上げなければ賛同とみなされても仕方ないこと、多くの人が抗議することで、国の対応が変わる可能性もあるし、ウクライナの人たちを孤立化させないことに繋がることなどを話す。関心をもって自分で考えて意見を言える大人になってほしい。
#NoWar twitter.com/nhk_news/statu…
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これまで、たくさんの子どもからの相談を受けてきて、今、一番難しいのは、心理的虐待と、虐待とまでは児童相談所としては認定しにくいけれど、明らかに親が子どもを支配し、自由や権利を侵害しているケース。子は生きづらさを感じ続け、大人や親になって自分の親が「毒親」だったと気付く。→
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自分と子どもの境界線がなく、子どもが自分とは違う一人の人間ということを知らず、自分の思う通りに利用する。
そういう親子を見てきているから、「こども家庭基本法」なんて名前は、絶対に受け入れられない。子どもは親とは違うひとりの人間。それが基盤になければ、子どもの権利は守りようがない。
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もしくは、親のおかしさに気付かないで、同じように子を支配し、ずっと生きづらさを抱えたままになる。児童相談所も心理的虐待では、子どもが「親と一緒にいたくない!」と言わない限り、命の危険はないからと一時保護を控えてしまうが、身体的虐待より悪影響は長く続くのではないかと思う。→
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学校での権利侵害は、最悪不登校や転校で守れるけど、家庭内での心理的な支配(教育虐待を含む)は、子どもが「虐待」と気付いてSOSをあげない限り、逃れられない。でも、子どもは自分の親しか知らず、気付けない。本当に深刻。子どもは親のものではない、という理解を広める子ども基本法が必要。
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4月から、18歳で成人になります。今は18歳の子が契約をしても、親権者等が取り消しできる権限がありますが、4月からそれもできなくなります。とにかく一人で判断して契約しないこと!甘い話には必ず裏があります。ぜひ、ご家庭内で契約するルールについて話合ってください。 twitter.com/nhk_news/statu…