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大抵の志望者が作品一本も書き上げられずに専門学校なり文芸学科なり去っていく事実を思えば、短編であれ長編であれ書き上げた事実だけでも誇って良いし、才能があるか無いかと言われればあるんだろうし。
ただ.....
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専門学校で教えてた時代からずっと言ってますが、とにかく『まずはなんでも良いから一本書いて、完成させる』を目標にしてください。小説家志望でも脚本家志望でも。
その最初の一本の完成度はどうでもよろしい。
悪かったら悪いでそれは『直すべき部分の洗い出しに役立った』と考えてください。
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故大迫純一先生が、よく体験入学の場で言ってたことに、『ワープロは志望者を勘違いさせる。なんせ、素人が適当にあいうえお書き殴っただけで活字としてプロの文章と見た目に違いがわからないものが出力される。へのへのもへじ描いたら鳥山明の絵で出力される機械みたいなもんだぞ』ってのがあって。 twitter.com/wychee_h/statu…
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実際にやられた話だけど。
『ラノベ作家は作品を本として出版までこぎつけないと一円にもなりませんから、先に別人が組んだプロットを渡されてそれに従い書く事の多いアニメ等のライターさんよりも、プロットを素早く、何種類も組むのは、慣れていますし、早いです』
とインタビューで語った際に。
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『ラノベ作家はアニメのライターより早いです』とざっくり諸々斬り落とされて実際の雑誌には書かれちゃって。
確かに「嘘」は盛られてないんだけど、こう切り取ると、私がライターさんを馬鹿にしてるようにしか見えないのだよな。
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私に落ち度があったとすれば、『餅は餅屋』『他人の組んだプロットに従って書くのはそれはそれで、技術がいる』という話を、当時の私は『当たり前』だと思って語るのが抜け落ちた事であるかもしれないとも。
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基本、正しい話だとは思うけど補足。
対比だの何だののキャラ設定に関しては、個々のキャラだけで考えてると上手く回らないから、最初に最低限三人は設定して、主人公、対立者、協力者、の分類でどう配置するのかは同時に考えておくと便利。
お話の回し方がコレではっきりするので。 twitter.com/novelpengin/st…
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まあ今の若い世代の読み手には『ラノベ』=『なろう』って人も多いみたいだし、『なろうにあらずばラノベにあらず』とか言っちゃう書き手の存在まで聞いた事あるが。
その区分の是非はさておき、いわゆる『懐かしのラノベ』に関しては、もうラノベと別の呼称考えた方がいいのではとも思ったり。
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以前何度か言ってますが、講義で言及したのでこっちでも。
物語の構造分析について。
一番手っ取り早いのは、自分が見た(読んだ)作品について、あらすじを書き出す事。それを次により少ない文字数単語数に縮小し枝葉を削ぎ落とす事。
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いいかい学生さん。ラノベを、ラノベをいつでも読めるくらいになりなよ。それが、人間、えらすぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいくらいってことなんだ。
..........え。最近のラノベって八百円とかすんの!?
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以前私が冗談半分でやった『メリーさん』シリーズもSF階段になったりするんだろうか?
『あたしメリーさん。今、木星外縁軌道にいるの……』
『あたしメリーさん。今、土星の軌道に……』
『遠ざかってね?』
『あたしメリーさん。うっかりフライバイしてしまったの……』
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昨日の生徒さんの質問。
文字数制限のある中で、短編を書いた場合、どうしても想定できる(思いついた)シーンの幾つかを削らねばならず、スカスカ、あるいは物足りないものに感じてしまう、どうしたらいいですか、というもの。
こういう質問が出てくるのは個人的に良い傾向だと思う。
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ぶっちゃけ、某編集部の編集長が、新人さんに『写経』させてた事があるそうだけど(編集長から聞いた)、まぁそれを『俺様の作品でござい』と世に出すのがまずいだけで、練習としてはオーソドックスではあるなと。
絵でも文でも。
私も菊地秀行先生とか神坂一先生とかの文章、習作で真似てたものな。 twitter.com/yohsuken/statu…
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本当によく聞く話だけど……
案外御本人に直に頼むとノリノリで引き受けてくれたりする事もあるのに、その辺、絶対に試さないんだよな、こういう案件依頼する人達。 twitter.com/misoka09/statu…
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最近は小説でも漫画でもゲームでも、キャラ設定に『既存のキャラでは何に似てるか書いておくこと』とか『既存の参考キャラを書き添えて』『出来れば画像も貼り付けろ』とか要請される場面が増えたけど。
あれ、そういう設定や原作投げられる絵師さん側は不愉快だったりせんの?と思う時はある。
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どうせだから、軽く、換骨奪胎的なプロットの立て方とか実践しましょうか。(先日大芸大でやった講義とほぼ同じですが、ほぼ一方的な私の垂れ流しです。講義の時には生徒さんに意見をもらったり、考えるのを促しながら進めます)
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アニメーターの低賃金の話が出てるけど。
生活に余裕をもって様々な体験を積んで無いと、小説家や脚本家、漫画家だって書けるものの幅が狭まる。
実際、過去の教え子の中には驚く程に頓珍漢な事を書く子も居たけど、その子が悪いのではなく、知らないなら書きようがない、発想が至らないって事も多い。
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登場人物が多い小説ってのは、私がよく言う考え方で言えば、『物語を語る上で機能を果たすキャラが多い』って事で、細分化され多岐にわたるその機能を制御し切れるから、『すごい』と評価されるんであって、にぎやかしみたいにただ沢山キャラ出すだけで評価されるなんてこたないですよ。 twitter.com/game_sennin/st…
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バッドエンドにすると何か格調高く見えてしまうのは、基本、子供向けがハッピーエンドがほとんどで、挫折とかを知った大人は、バッドエンドにも納得できてしまう(リアリティを感じる)から.....ハッピーエンドが子供向け、バッドエンドはら大人向けに見えるって事なのかも、とか。
ただし、
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コレも先日の登場キャラ数の話と同じで、『バッドエンドだから大人向けで格調高い』訳じゃないんですよ。
そこを勘違いしたらあかん。
主人公に感情移入している読者にとってバッドエンドはそれまでの面白さを台無しにしかねない終わり方だからこそ、それで『面白かった』あるいは
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『あの終わり方が自然で当然』と思ってもらう為には、ハッピーエンドより、構成の難易度高い。
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確か故・大迫純一師だったと思うけど、異様に筆が早いので(文庫一冊三日で初稿上げたり)、コツを尋ねたら『書くのを止めない事だよ』とかしれっとおっしゃって『聞いても役に立たねえ!!』と頭抱えたのを覚えてる。
ただ、私なりに『書くのを止めないとはどういう事か?』と考えて、技法化はした。 twitter.com/game_sennin/st…
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あまり悲しい感じの話ばかりしていてもアレなので、プロット、あるいは企画書を書く際のコツについて軽く。
自分の覚書としてではなくて、編集者やクライアントに見せるものとして考える場合、既存の企画書サンプルを真似て『そんな事書かないでも分かるやろ』という項目も埋めていくことをお勧め。
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創作にかける『情熱』とかもね……
昔、自主製作映画撮ってた時に、やたら『情熱』を口にして無茶苦茶な自分の脚本押し通そうとした人がいてさ……『理屈じゃないんだ、情熱なんだ!』って言うのは簡単なんだけど、それに周りを付き合わせる場合は、納得させるだけの説明が要るだろと。 twitter.com/game_sennin/st…
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このお話はよく分かる。(一部私の話と矛盾するように見えるが)
どこまで技術を固めても、物語の『部品』を選ぶ際の取捨選択基準は感性に因る部分を排除できない。
一定量以上の本を読め、物語を書け、というのはこの感性を経験という水やりで育てる行為な訳で。 twitter.com/saigareiji/sta…