スレッタの一人称で書かれているのは良いとして、このせいでまずスレッタの外見イメージが提示されない。一人称の場合は鏡に映った自分を描写したりするが、それも無い(アニメにそういう表現が無いので当然だが) ここでもう完全第三者視点のアニメと、スレッタの一人称視点の齟齬が出る。
スレッタの視点なので当然、モビルスーツという言葉も出てこない、単に『エアリアル』だが、この場合もエアリアルの中のスレッタの視点ではモビルスーツの外観も描けないし、何より、『それが当然』の世界に生きているスレッタの視点ではいちいちモビルスーツの説明も無い。
つまり、ガンダムのノベライズであるのにガンダムの描写が無い。その一方でエアリアルからの注意喚起のピープ音?に対してスレッタが『電子音』と描写しているのがあるが、スレッタはそれを『電子音』と言うだろうか? 彼女なら『エアリアルが呼んでる』と言わないか?
仮にこのノベライズをアニメより先に読むという場合。 スレッタの一人称は描きやすいのは事実だが、ガンダム、しかも独自設定がてんこ盛りの代物について、一人称で書いていくと色々説明すべきものが抜けるし、一方でそこでスレッタにちまちま説明させると、話が動かないし、不自然にもなる。
こうなると三人称で書いた方が実は楽、という見方も成り立ってくる。特にキャラクターの内面が複雑で回を追うごとにその心理が明らかになっていくタイプの話である場合は、それを踏まえて一人称を書かないと齟齬が出る。
まぁ細かい話に見えるかもしれないが、その辺も押さえて書くのが小説の『演出』でありそれができるのが『本職』の物書きである以上は、その辺、『自分が出来ていない』自覚を持ってもらって、学んでもらうしかない、という話になる。 おそらくその先生もその辺を狙ってやらせてる。 無知の知というか。
とりあえず一晩頭冷やして細部いじったやつ。 昨晩ツイートしていた『ガンダム 水星の魔女を、ノベライズすると仮定した第一話冒頭サンプル』です。 ちなみにミオリネと出会うところまでいってませんが、四枚を越えそうだったのでここで中断。
つか私も今、一件縦読み漫画の脚本やってるけど(準備段階)、制作工程からマネタイズの形までまるで従来の漫画と別物だし、既に問題点が業界のあちこちで噴出してると聞く。 当然、百年の歴史ある普通の漫画(もしくはアメコミ)を駆逐して成り替わるものだ、という主張は同意し難い。 twitter.com/yumemue/status…
承認欲求「のみ」で書いてる人がやりがちな気がするですね。 読者を楽しませるとか二の次で、「俺はこんな渋い話が書けるんだぜ!」と鬱展開のための鬱展開書くとか。 いやまぁ主人公が最後に死ぬ小説とか書いてる私が言うこっちゃないのかもだけど。 あれはある意味、主人公が運命に勝った話だし.... twitter.com/game_sennin/st…
先日、ゲームの歴史をつづった研究本(?)が、事実に反するとゲーム関係の人達に叩かれてるのを見たけども。 ラノベでも同じ事が起きそうな気はする…… 未だの草創期(1970年代くらいか?)から覚えている(出版の現場にいた)人間が存命のうちに、いろいろ記録しておかんと、という気はする。 twitter.com/toyritz/status…
バッドエンド信仰(バッドエンドこそ尊い的な考え)みたいなのの背後には『ハッピーエンドは幼稚』とかいう考えがある気がするんだよな....
コレが、変にこじらせて、『読者に媚びたくない』とか、『バカな読者に現実の非情さを突きつけられるオレスゲー』とかになるともう、その、まぁ、手遅れとまでは言わんが、かなり創作者としては苦労しそうというか。
バッドエンドは、正直、私の場合は『このテーマや世界観やキャラ配置だと、そうならざるを得ない』時に選択する選択肢であって、最初から志向するものじゃないって印象です。 まぁ最初からマクベスだのなんだのみたいなのが描きたいのなら、それはそれでだけど....あれも史実ベースらしいしからなぁ
『そうだ! 異世界ものなのだから異世界の言語や度量衡ゆ通貨を全てオリジナルで設定するぞ! こんなのまだ誰もやってないだろ!!』 さてそれが果たして読みやすいかどうか、面白いかどうか。 そして言語に関しては似たような発想で書かれた『指輪物語』という作品がですね(うろ覚えですが).......
以前、『一時期流行ったマルチエンド型恋愛ADVゲーム』をそのまんま模した『小説』を見た事がある。 序章だけ共通で、以降の章は全部、並列して別ヒロインとの恋愛を描くやつ。 恐らく作者の人は恋愛ADVGにインスパイアされて『新機軸!』として書いたのだと思うのだけど……
なんでマスクするのがいきなり『悪いこと』みたいな論調になってんだかなあと私も思う。 コロナは消えてないよ? インフルも。花粉だって飛んでるし。なにが「いけない」のやら。 twitter.com/sorano009/stat…
この話って、いわゆる『ラノベの新人賞であらすじを最後まで書かない人がいつまで経っても出てくる』事と地続きなんじゃ無いかと思ってます。 編集者は最初の読者ではあるけど、商業作品を作る上での共同製作者でもあるので、『そこは読んでのお楽しみさ』とか言われるとそら、イラっとするわな。 twitter.com/valuefp/status…
というか、ファンタジー世界物語の『オチ』をSFで『誤魔化すな』って事なんだろうけど、ね。〉『ファンタジーにSF持ち込むな』 実際、ウチのステプリ含めて実例は色々あるけど、最初にそういう落とし方した作品って、どのあたりなんだろうか。 まさかウチのステプリが最初って事はないだろうし。
ちょっと創作の話。 常々、小説と漫画脚本、漫画脚本とアニメ脚本、アニメ脚本とゲーム脚本、全部、厳密にいえば要求されるスキルが違うし書き方が微妙に違うんですよ――って話は何度かしてますが(そして大学の講義でもしてるんですが)。
私見ですが。 ドラマにおける山谷を作るために、事態を混迷させる『物語展開の障害物としての登場人物』=『敵』を置くのはドラマ作りの基本形の一つだけど、シン•ゴジラの場合、そもそもゴジラが障害そのもの、解決すべき問題だから、そういうのを人間で表現しなくても物語は成り立つのかなと。 twitter.com/ttee000800ttt/…
親戚の子がどうやら小説家だかシナリオライターだかイラストレーターだかになりたいって言ってるから話聞いてやって、みたいな連絡が親父から来ましたが。 まずその全然違う職業一緒くたにしてるのが伝言ゲームの結果の親父の創作か、本人の認識かによって私の態度も変わるかなとかそんな。
当たり前だけど『挿絵』仕事は描きたいもの、描けるものだけ描いてればいいってもんでもないからね。 昔、某専門学校が『ライトノベルイラスト学科』なんて色々アレなものの創設を検討していた時、創設理由の一つが、生徒の『イラストならキャラだけ描ければ良いんですよね』というものだったという... twitter.com/novelpengin/st…
……絵に限らず創作系はあまり効率よくないよなあ、承認欲求を満たすって意味では。一生勉強だし。 『小説を書きたい』ってんじゃなく『小説家になって先生と呼ばれたいが、別に小説は書くのも読むのも好きじゃない』って人が小説家になるのは……なれても『続ける』のは無理じゃないかな。 twitter.com/KANADOME_HAJIM…
二十五年ほどまえ。 授賞式の後でベテラン作家の某先生に『あんな大河ファンタジーロマン、伏線とかどんな風に張ってるんですか?』と尋ねた際。 『榊くん。伏線は張るものではなくて見いだすものよ』と言われたのを覚えてる。 twitter.com/izuiu/status/1…